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純風満蘭 富貴蘭・風蘭ブログ 着生蘭よもやま話

鋸錦

また、「鋸錦(のこぎりにしき)」を入手しました


いままで入手したのは青っぽい中透けと幽霊っぽい覆輪


やっとシマシマの木をゲットできました


「うん、うん、上柄」


さて、なぜ「鋸錦」を集めているのかといえば、


そう、既知の富貴蘭(フウラン)と同じものがないかを知りたいだけなのです

千葉の豆葉大好きのAさんが、ある人に「鋸錦って金兜と何が違うのか」と質問されて「『千葉には柄物は無いよ』と答えちゃったよ」と私に伝えてくれました。

というぐらいマイナー品種です


千葉県産の日本富貴蘭会登録品種は4品種。縞の品種は「天津錦(あまつにしき、千葉県安房郡天津小湊町:現鴨川市」があります。
最近、世に知られている未登録品種では白拍子があります。(花の同会登録品種は上総の舞、東天紅、八房」の3品種

千葉にはフウランが自生していて、縞の品種もあるのです

他の可能性もあるのですが...


ただ、栽培歴の浅い私には鋸錦の特徴を調査するのは大変そう

黄縞の品種は羅因の光、富士錦、富士峰、宝錦、金兜...。ひとつひとつ、品種の違いを確認してみます。

「金兜」の可能性は除外しました。軸色が明らかに違います。

金兜の軸↑

鋸錦は薄い泥軸・青根、付けは月型、花は白色...


幽霊も青も生まれやすく、この木の幽霊は植え替えた時に欠きました


手元に来てニヤニヤしていたら、ラベル「鋸山」なる木が荷台に...

もちろん


解明ます。


1240200鋸錦(のこぎりにしき)(千葉・鋸山産)【風蘭】【月型付け、泥軸、青根、白花】千葉県安房郡鋸南町と富津市との境に位置する山「鋸山」で採取されたという品種。黄縞。緑草園(船橋)から平成21(2009)年頃に入手したという。2023年11月5日、新富貴蘭研究会(H氏)。

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コメント一覧

純風満蘭
蘭の国から さん

こんばんは
こちらこそ🙇

「『鋸錦』という木はない、知らない」と言われる度にモヤモヤしていたのですが、スッキリしました。ご教授いただき、ありがとうございます😭

また、恥ずかしながら都羽二重と朝日殿は栽培したことはありません。気に入った株に出会えてないのです。朝日殿はぜひ栽培してみたい品種です。ちなみに富士峰を先日入手して比較しましたが違いました。
勉強不足はご容赦ください。

千葉県で鋸錦を栽培している人は少なく、この木は頼み込んで交換会に出品してもらいました。

貴重な木を分けてもらったことに感謝して育てていきます。

コメントいただきありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。
蘭の国から
お久しぶりです。鋸錦は栽培したことはありませんが、宮崎さんとこに遊びに行く度に見てました。私の受けた印象は、都羽二重と朝日殿の特徴を合わせたような斑色だったと記憶しています。既存の品種に紛らわしいものはないと思いますよ。大切に後世に受け継いで行ってください。
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