やめてください

今日、いつものように河原にテニスに行った。

コートの近くに、ダンボールに入れられた子猫が捨てられていた。推定生後２ヶ月ほど。ガリガリに痩せてはいるけど、眼のパッチリした可愛い子猫だった。

箱の中には少しのドライフードと、お水用ぽい容器が入れてあった。子猫は、覗きこんだ私たちの顔を見て「たつけてくだたい」と言わんばかりに、必死に鳴いた。けど、どうしてもやれなかった。うちにも捨て子出身の猫がいるの、三匹もいて、あんたも面倒みてやるのは無理なの、ごめんね、あんたのおかーしゃんにはなってやれないんよ、ごめんねネコちゃん…と心の中で言った。

こんな暑い日に、ダンボールに入れられて日なたに捨てられて、今日無くなってしまうかもしれない命。せめてもと、テニス仲間と日陰に箱を移動してあげた。それくらいしかできなかった。

明日もテニスに行く。どうなっているか考えただけでも胸が痛い。

私のこのブログを見ている人がどれくらいか判らない。でも一人でも二人でも見てくれた人に言いたい。どんなものの命でも大切にしてください。ありきたりな言葉だけど、命の重さは同じです。人だって猫だって。簡単に考えないで。お願い。もうこんな可哀想な命を見るのはイヤだよ。