これは今年編んだカーディガン。ボタン付けが大変だったけど、まぁまぁ思い通りの物が出来た。毛糸代のみ¥1600くらいで上がったかな。
編み物を始めたのは一昨年。テニスのお友達と話している時に、彼女が編み物が出来る事を知り、「教えて~!」と言ったのがきっかけだった。また、たまたまその年、母が還暦を迎えるので、赤いちゃんちゃんこ的なベストでも編んであげたらよかろうか、て考えもあったからだった。しかし、これから習うというのに、いきなり人にプレゼントするものを作ろうなどと、目標をかなり高い所に持っていくあたり、実に私らしい。
もちろん最初はマフラーから始めたけどもね。編み方もわからないじゃ、しょうがないのでね。3本くらい編んで、メリヤス編みは制覇!と自負したところでいよいよベストに挑んだ。まー、しかし大変だったつーの。いや、大変だったのは先生の方ね。毛糸選びから編み棒の購入にはじまり、記号や編み方、要領にいたるまで、お友達がつきっきりで指導するはめに・・・。しかも彼女は仕事もあるのに、時間を作ってくれて、教えてくださったのである。
実は私、絵を描くことは器用に出来るが、この手の作業がビックリするくらい不器用。昔、母があやとりを教えてくれた時に、糸を指にからませ身動きが取れなくなった私を見て「だめだこりゃ」と言ってる記憶も生々しく残っているくらいだ。
そんなのを教えるんだから、相当なご苦労をされたことであろうと思われるが、彼女が根気よく、優しく見守りつつ教えてくれたおかげで、ベストはBESTな状態で完成したのだった。母もとても喜んでくれた。ベスト自体より、あやとりも出来ない私が編み物が出来た事を喜んだのかもしれないけど。
素晴らしい編み物の師のおかげで、その後は私も一人で本を見て編めるようになった。1シーズンに数点、楽しく編んでいる。