社長様、新たな取り引き先が決まった際、大いに張りきりまして これまでの人生において考えたこともないクセに、ありもしない「品質管理」に対する自身のご主張を工場内 各所へと掲示になられました。
よぉ~し!仕事取ったるでぇ~!と、ばかりに、鼻息荒く作文したものを読み返すこともなくプリントし、わたくしに工場内への掲示を命ぜられましたポスターの紹介でございます。
(原文に近い形での紹介ですが、誤字脱字を修正して掲載致します。
あまりにひどく、個人の特定が可能なレベルなんすよね~
)
『品質管理体制』
1、品質管理体制
高度な製品作りは当然、
「品質」
「コスト」
「納期」
への対応に尽力します。
社員各々が、
「創意工夫」
「改善」
を行ない、お客様の満足度を上げる為に品質システムを向上していきます。
2、品質の方針
1.当社の品質システムを有効活用し、品質を確実に確保する。
2.お客様の満足度を上げる為、お客様のニーズに合った「満足」を生み出す。
3.「開拓精神」
「技術研鑽」
「創意工夫」
によってグローバルな会社へと変貌を遂げる。
4.定めた品質方針の達成に向けて努力する。
とでもなりましょうか。
以下は、わたくしが社長様の上司であった場合の勝手なる論評となります。
(まずは読み直しをさせて、原文にある誤字脱字の修正及び意味不明な文面の書き直しを命じますけどね…
)
1、品質管理体制
タイトル及び項目において2度に渡って
『品質管理体制』
と謳いました割りには、
「高度な製品作り」に始まり、
「品質」「コスト」「納期」
(ただのQCDですね…)
社員各々の「相違工夫」「改善」
更には「品質システムの向上」
の記述で終わります。
さて、元々ありもしない品質管理体制は、この文章の何処に隠されているのでしょうか?
強いて上げるとすれば…
社員各々が
「創意工夫」「改善」
を行なうところを以ってして、
社長様の会社の『品質システム』である!と、したいのでしょうか?
工場内で従業員が行っていた品質に関わる作業というと、間違わないようにしましょう。
って話だけですかねぇ~、常識的に判るだろ!
みたいな~
(ちなみに、品質システムと云う言葉は、品質に関わるシステムの総称のようですから、この言葉のみでは品質をどうするシステムなのかは、判然としない訳ですね。)
この社員各々に間違うなよ!と、任せてしまうだけの体制を「システム」と呼んでいいのかどうかの判定は別として、改めて従業員任せと云う丸投げ体質を曝け出し、管理する体制は全く存在しないことを明らかにしつつ…
会社としては一貫性のない「品質システム」にすべてを委ねたまま、第1項の「品質管理体制」は終わりとなります。
2、品質方針
1.再び「品質システム」が登場しますが、品質を「確実に確保」とはありもしないシステムを確かにしたいと云う願望の現れに過ぎないようです…
個人任せと定義している時点で、確実に確保は出来ない事だけは明らかで、何百年前の品質手法を学ばれて今に至ったのか想像がつきません…
(そんな昔にシステムはねぇよ…
)
2.社長様はご存知ありませんが、正直なところ…頭が弱い社長様がお客様から求められていたのは安いコストのみです。
いつも見積りがテキト~で、作業を後からいくら追加しても金額が変わりませんので、そこを見越して仕事を依頼してまいります。
「高度な製品作り」を求められたことなど一度もありませんが?…
そこんとこを気付いてますかねぇ…
3.さて「グローバル」の意味を県外とでも、ご理解なさっていらっしゃるのでしょうか…
昨今 流行りの言葉をウッカリ使ってしまったようですが、ここまでくると品質方針とはドンドンかけ離れていき 社長様の欲望を公にしているだけとなり、書けば書くほど恥晒し
な結果となってまいります。
4.定められてもいない「品質方針」、これをどのようにして達成するつもりなのか?
到達点の無いモノは、達成することは不可能です。
結局のところ、従業員たちに
「創意工夫」「改善」
する気遣いを強要し、会社には迷惑をかけないように…との、内容となってしまっているように感じます。
(まぁ~ある意味 社長様の真骨頂でございますね。そのように見れば違和感は全くございません。)
何か不具合が発生した場合の朝礼では、
「我が社の品質体制は、壁に掲示してある通りです。品質体制に沿って作業して、不良品を作らないようにして下さい。」
となり、格別問題点の指摘もないままに終わりとなりますので、再び同じ不具合を繰り返す 力強い組織となっていくのです。
それと、やたら「創意工夫」が登場するなぁと思いましたらば…
何の事は無い、ターゲット企業のホームページの社訓に載ってましたわ…
ダッセ~
プチ脱線
社長様が、工場内の作業が立て込んできた場合に発する、朝礼での決まり文句は、
「手離れを良くして、回転率を上げて下さい。」
で、ございます。
(と、ふんぞり返りながら話すのみ
)
さて…?「手離れを良くしろ」とは?どおやるの?…
これまた具体策の無い、無理に読めば普段の手抜きを止めて懸命に働けってこと?と、なりますか。
ん~馬鹿のひとつ覚え?って、これのことかしらん
とかく何事も深慮なさらず、他人任せに終始する社長様なのでございます。
(まぁ閃き人間なので、考えることができないのかな~?)
脱線復旧
この品質管理体制下においては、誰も何も管理をしていない事だけは明白であります。
(管理の定義を書き出すと長くなるので省きます…)
わたくしのこれまでの経験では、品質を管理する責任者が居ない状態では、一貫性のある安定した品質を継続して生産することは、不可能であると感じています。
出来ていた場合、宝くじ並みの奇跡です!長続きは致しません。
品質に安定性のない会社は信頼を得ることは適いません。
しかし幸いなことに、社内に意気揚々と貼り出されましたる このポスターは、さして お客様の興味を引かず…
目に触れることも無く…
ただただ社員からの嘲笑を受けるだけ…
安いコピー用紙にプリントしたもんで早々に黄ばんでしまい、ただの薄汚れた壁紙と化したのでありました。
残念…
さて…グダグダと書き連ねて参りましたが、明日からは社長様の経営者人生におきましては最大の出来事であった、税務署との闘いを書かせて頂きます。
(逃げてばかりいたのだから
闘いじゃないかもね…
)
社長様の栄枯盛衰の様子をもちまして、本ブログも終焉を迎えたいと思います。
よぉ~し!仕事取ったるでぇ~!と、ばかりに、鼻息荒く作文したものを読み返すこともなくプリントし、わたくしに工場内への掲示を命ぜられましたポスターの紹介でございます。
(原文に近い形での紹介ですが、誤字脱字を修正して掲載致します。
あまりにひどく、個人の特定が可能なレベルなんすよね~

『品質管理体制』
1、品質管理体制
高度な製品作りは当然、
「品質」
「コスト」
「納期」
への対応に尽力します。
社員各々が、
「創意工夫」
「改善」
を行ない、お客様の満足度を上げる為に品質システムを向上していきます。
2、品質の方針
1.当社の品質システムを有効活用し、品質を確実に確保する。
2.お客様の満足度を上げる為、お客様のニーズに合った「満足」を生み出す。
3.「開拓精神」
「技術研鑽」
「創意工夫」
によってグローバルな会社へと変貌を遂げる。
4.定めた品質方針の達成に向けて努力する。
とでもなりましょうか。
以下は、わたくしが社長様の上司であった場合の勝手なる論評となります。
(まずは読み直しをさせて、原文にある誤字脱字の修正及び意味不明な文面の書き直しを命じますけどね…

1、品質管理体制
タイトル及び項目において2度に渡って
『品質管理体制』
と謳いました割りには、
「高度な製品作り」に始まり、
「品質」「コスト」「納期」
(ただのQCDですね…)
社員各々の「相違工夫」「改善」
更には「品質システムの向上」
の記述で終わります。
さて、元々ありもしない品質管理体制は、この文章の何処に隠されているのでしょうか?
強いて上げるとすれば…

社員各々が
「創意工夫」「改善」
を行なうところを以ってして、
社長様の会社の『品質システム』である!と、したいのでしょうか?
工場内で従業員が行っていた品質に関わる作業というと、間違わないようにしましょう。
って話だけですかねぇ~、常識的に判るだろ!


(ちなみに、品質システムと云う言葉は、品質に関わるシステムの総称のようですから、この言葉のみでは品質をどうするシステムなのかは、判然としない訳ですね。)
この社員各々に間違うなよ!と、任せてしまうだけの体制を「システム」と呼んでいいのかどうかの判定は別として、改めて従業員任せと云う丸投げ体質を曝け出し、管理する体制は全く存在しないことを明らかにしつつ…
会社としては一貫性のない「品質システム」にすべてを委ねたまま、第1項の「品質管理体制」は終わりとなります。
2、品質方針
1.再び「品質システム」が登場しますが、品質を「確実に確保」とはありもしないシステムを確かにしたいと云う願望の現れに過ぎないようです…
個人任せと定義している時点で、確実に確保は出来ない事だけは明らかで、何百年前の品質手法を学ばれて今に至ったのか想像がつきません…
(そんな昔にシステムはねぇよ…

2.社長様はご存知ありませんが、正直なところ…頭が弱い社長様がお客様から求められていたのは安いコストのみです。
いつも見積りがテキト~で、作業を後からいくら追加しても金額が変わりませんので、そこを見越して仕事を依頼してまいります。
「高度な製品作り」を求められたことなど一度もありませんが?…
そこんとこを気付いてますかねぇ…
3.さて「グローバル」の意味を県外とでも、ご理解なさっていらっしゃるのでしょうか…
昨今 流行りの言葉をウッカリ使ってしまったようですが、ここまでくると品質方針とはドンドンかけ離れていき 社長様の欲望を公にしているだけとなり、書けば書くほど恥晒し

4.定められてもいない「品質方針」、これをどのようにして達成するつもりなのか?
到達点の無いモノは、達成することは不可能です。
結局のところ、従業員たちに
「創意工夫」「改善」
する気遣いを強要し、会社には迷惑をかけないように…との、内容となってしまっているように感じます。
(まぁ~ある意味 社長様の真骨頂でございますね。そのように見れば違和感は全くございません。)
何か不具合が発生した場合の朝礼では、
「我が社の品質体制は、壁に掲示してある通りです。品質体制に沿って作業して、不良品を作らないようにして下さい。」
となり、格別問題点の指摘もないままに終わりとなりますので、再び同じ不具合を繰り返す 力強い組織となっていくのです。
それと、やたら「創意工夫」が登場するなぁと思いましたらば…
何の事は無い、ターゲット企業のホームページの社訓に載ってましたわ…

ダッセ~

プチ脱線
社長様が、工場内の作業が立て込んできた場合に発する、朝礼での決まり文句は、
「手離れを良くして、回転率を上げて下さい。」
で、ございます。
(と、ふんぞり返りながら話すのみ

さて…?「手離れを良くしろ」とは?どおやるの?…
これまた具体策の無い、無理に読めば普段の手抜きを止めて懸命に働けってこと?と、なりますか。
ん~馬鹿のひとつ覚え?って、これのことかしらん

とかく何事も深慮なさらず、他人任せに終始する社長様なのでございます。
(まぁ閃き人間なので、考えることができないのかな~?)
脱線復旧
この品質管理体制下においては、誰も何も管理をしていない事だけは明白であります。
(管理の定義を書き出すと長くなるので省きます…)
わたくしのこれまでの経験では、品質を管理する責任者が居ない状態では、一貫性のある安定した品質を継続して生産することは、不可能であると感じています。
出来ていた場合、宝くじ並みの奇跡です!長続きは致しません。
品質に安定性のない会社は信頼を得ることは適いません。
しかし幸いなことに、社内に意気揚々と貼り出されましたる このポスターは、さして お客様の興味を引かず…
目に触れることも無く…
ただただ社員からの嘲笑を受けるだけ…
安いコピー用紙にプリントしたもんで早々に黄ばんでしまい、ただの薄汚れた壁紙と化したのでありました。
残念…
さて…グダグダと書き連ねて参りましたが、明日からは社長様の経営者人生におきましては最大の出来事であった、税務署との闘いを書かせて頂きます。
(逃げてばかりいたのだから


社長様の栄枯盛衰の様子をもちまして、本ブログも終焉を迎えたいと思います。
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