今月に入ってすぐに、社団法人日本脳卒中協会から第8回脳卒中体験記の冊子(平成18年4月30日発行)が送られてきた。昨年、自らの還暦を記念して「痺れと闘いながら言葉の甦りを実感する私」と題して書き綴った体験記が佳作を戴いたからだ。昨年度は「痺れ」に焦点を当てて書いてみた。7回、8回と続き物になった訳である。
自分なりの体験で、バイリンガルという事実が日英共に言葉の甦りに大きく影響したと思った事に今回は触れたのである。そして、奇しくも本日6月9日の朝日新聞の朝刊に「発見『英語脳スイッチ』」という記事を見つけた。新聞の記事によると、翻訳せずに英語でそのまま考えるという事は、大脳奥にある尾状核という場所の内の左側が活発に働くのだそうだ。京大の教授は「尾状核は英語脳・日本語脳を切り替えるスイッチ役ではないか。ここが十分に成熟してから語学を学べば、使い分けがうまくできるようになるかも知れない」と言っている。また、東大の言語脳科学の助教授は「尾状核を含む場所は言語機能と関係することが最近分かってきている」と話している。
自画自賛が得意な私は、勿論「私って凄い!」という事になるわけだ! 倒れた後に、スラスラ口から出て来た英語に興味を持って、数ヶ月後には、埋蔵されている日本語を掘り起こしたんだから。
実を言うと、私の執筆はどちらかというと、脳外科医とかリハビリ療法士とかいったその道の専門家の方々に読んで戴いて、私という患者というか体験者が日頃、感じている事をよく知ってもらい、研究のお手伝いがほん僅かでも出来たら、現代医学の発展に協力という事になるのではないかな、と思っているのである。
日本脳卒中協会理事長が「バイリンガルと失語という学問的に重要な問題に示唆を与えてくれた」と批評して下さったり、広尾日赤医療センターで私の担当医だった知る人ぞ知る脳外科医が「患者ならではのあなたの表現を講演で使わせてもらいます」と光栄ある言葉を戴いて、私は「目的、少し、達成!」と小躍り(出来ないか?!)するという訳だ。
自分なりの体験で、バイリンガルという事実が日英共に言葉の甦りに大きく影響したと思った事に今回は触れたのである。そして、奇しくも本日6月9日の朝日新聞の朝刊に「発見『英語脳スイッチ』」という記事を見つけた。新聞の記事によると、翻訳せずに英語でそのまま考えるという事は、大脳奥にある尾状核という場所の内の左側が活発に働くのだそうだ。京大の教授は「尾状核は英語脳・日本語脳を切り替えるスイッチ役ではないか。ここが十分に成熟してから語学を学べば、使い分けがうまくできるようになるかも知れない」と言っている。また、東大の言語脳科学の助教授は「尾状核を含む場所は言語機能と関係することが最近分かってきている」と話している。
自画自賛が得意な私は、勿論「私って凄い!」という事になるわけだ! 倒れた後に、スラスラ口から出て来た英語に興味を持って、数ヶ月後には、埋蔵されている日本語を掘り起こしたんだから。
実を言うと、私の執筆はどちらかというと、脳外科医とかリハビリ療法士とかいったその道の専門家の方々に読んで戴いて、私という患者というか体験者が日頃、感じている事をよく知ってもらい、研究のお手伝いがほん僅かでも出来たら、現代医学の発展に協力という事になるのではないかな、と思っているのである。
日本脳卒中協会理事長が「バイリンガルと失語という学問的に重要な問題に示唆を与えてくれた」と批評して下さったり、広尾日赤医療センターで私の担当医だった知る人ぞ知る脳外科医が「患者ならではのあなたの表現を講演で使わせてもらいます」と光栄ある言葉を戴いて、私は「目的、少し、達成!」と小躍り(出来ないか?!)するという訳だ。