今さらではあるが、今回の鹿児島遠征の目的は観光ではなくお見舞い…が主たる目的だった
以前にもちらっと触れたが、以前お付き合いした人から余命宣告を受けたというメッセから
元々、出会った時には既に病人、しかも既に3回の余命宣告を受けている事は聞かされていた
また~?でもまだ死なんやろ?
などと笑いでごまかしてはいたが、それからSkypeやメッセで週1や2の頻度で連絡し合ううちに、今度はマジかも…と
そして、まだ元気なうちに1度会っておきたい、でないと一生後悔するかも…と思い切って決行
実際にひと目見て、これはウソじゃないな
そう遠い話じゃないな…と
クルマの運転はもう出来なくなり、チャリでさえもう平衡感覚が無くなったと
杖もついて足元がおぼつかない
顔色は逆光とはいえ土気色
喋る言葉もチカラが無く、聞き取れないことも
正直な話、想像を超えていた
2年半ぶりに会うまでの変わり様に、覚悟はしていたものの多少の狼狽でついつい言葉を探してしまった
…が、ここはいつもの軽口で、
えらくキツそうやん、いつお迎えが来てもおかしくないね~
…みたいなジャブを
他人が聞いてると、何を言うんやこの女?!だと思うが、いつもの挨拶代わりみたいなものである…私たちにとっては
そこはお互いの信頼関係
既にDr.からは、入院して裏口から出るか若しくは娑婆で好きなように余命を過ごすか?…と
勿論、後者を選んだ彼は足元に関しては元気な時からは全く想像もつかない状態だったが、相変わらずのポジティブさで、引越ししたいやら、仕事を引き受けただの、心配して飛んで来た私が拍子抜けするような様子だった
気力があればまだ大丈夫かな…と理解するしかないだろうが、こまめに生存確認をしておこうと改めて思った
その日がやって来ないことを、そしてその日がずっとずっと先でありますように