時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「夏休み」が教えてくれるもの

2019年08月19日 | 日々の、あれこれ

 

 

8月も下旬にさしかかると、学生たちは「長かった夏休み」の終わりをそろそろ実感する時期。

1か月前には「長~い夏休み」と思えた夏休みに入る直前だったり、入ったばかりだったりで、あれこれ夏休みをどう過ごすかワクワクしていたのに、その1か月後の8月下旬には、「長~い」はずだった夏休みの終わりを感じ始める。

学校や地域によっては、8月下旬にはもう新学期が始まる場合もあるだろう。

早いものだ。

 

10代の頃は、比較的「時間の流れ」は緩やかに感じていたはずなのだが、その中にあっても、「夏休み」の経過には、時の流れの早さを感じたのを覚えている。

7月中はそうでもないのだが、8月に入ると、どんどん夏休みが減っていくのを感じた。

特に甲子園で高校野球が始まると、時の流れは加速し、夏休みの残数はカウントダウンが始まってる気もした。

 

人間、年齢を重ねると、時の流れを早く感じるようになる・・とはよく言われる。

私自身もそう感じている。

20歳を過ぎたあたりから、時の流れはゆっくり少しづつ加速していった気がした。

でも、時の流れの早さや無常感を一番最初に感じたのは、子供時代でも夏休みがそうだった。

そういう意味では、夏休みは、時の流れの早さを学習する時期でもあるのかもしれない。

夏休みには、そんな学習効果もあったのかもしれない。

学校や先生は、そんなことは教えなかったけれど。

 

いずれ、20歳を過ぎれば、時の流れは少しづつ加速していくように思える人は多いはず。

それに備えて、時の流れの早さというものを、夏休みは子供に教えていた気はする。

時の流れというものに免疫をつける学習効果で。知識というより、体感で。

 

そういう意味では、子供にとっては、夏休みは「時の流れ」の先生であり、授業でもあった気がしてならない。

そう、「夏休み」という名の先生。

 

「ほら、この通り、時間の流れは早いものなんだよ。今のうちに、それを少しづつ学んでおきなさい。いずれ、大人になれば、時の流れはどんどん早くなっていくのだから」

夏休み先生は、そう言っていたのかもしれない。

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鮎川愛)
2019-08-20 13:03:50
小学生から高校生まで「夏休み」は、本当に長く感じられましたね。


「こんなに遊んでも、まだまだ1ヶ月以上も連休なんだ」と、本当に嬉しかったです。


真夏の定番『甲子園高校野球大会』が開催されると、いよいよ真夏も真っ盛りという喜び楽しみも感じられました。

しかし、その大会も決勝戦を迎えて終了すると、途端に「夏の終わり」も感じて一気に淋しさが溢れてきました。


大人になった今でも、甲子園高校野球大会の開催・終了を区分として、「真夏の始まりと終わり」を感じるのは同じですね。


少年少女時代は、「夏休み」こそ象徴的ですね。

春・秋・冬にも、もちろん少年少女時代の思い出は、たくさんあるはずです。


しかし、何故か夏・夏休みこそ、「子供時代の象徴」のように感じられるのです。

夏休み先生は、「子供たちの味方」なのかもしれませんね(笑)
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Unknown (だんぞう)
2019-08-20 13:57:45
夏休みに入って、7月中は「まだまだ余裕」でした。
8月に入ると、長い夏休みも確実に消化されていってることを少しづつ感じはじめました。
高校野球が始まると、時期はお盆にさしかかり。
高校野球は盛り上がるのですが、夏の盛り上がりという意味ではピークですが、お盆の頃になると海にはクラゲが目立ち始めます。
そうなると、海水浴は要注意。

夏の海水浴は、7月下旬から、8月上旬あたりが一番いいのでしょう。

やがて高校野球が終わると、もう夏休みは「出がらし」のように思えました。

たまっている宿題も気になるし・・・で。

8月下旬は、もう完全に「夏のたそがれ」という感じでした。

たった1ヶ月前には、あんなに長く感じた夏休みが、もう終わる・・・なんだか1ヶ月前が懐かしくも思えたもんでした。

ちなみに私は、冬休みの大晦日までも大好きでした。
年があけてしまうと、あっという間に冬休みは終わってしまう気がしましたが(笑)。
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Unknown (捨丸)
2019-08-26 18:03:25
私が夏休みの終わりを感じてたのは、キリギリスの鳴く声でしょうか。
当時住んでいた家には庭があり、お盆が過ぎた頃からキリギリスが鳴いていました。
子供心に「あ〜あ、あと2週間で夏休みも終わり・・・」なんてちょっと寂しくなったりしてました。

親の方針で日記と自由研究以外の宿題を終わらせてないと、じいちゃんとばあちゃんの住む母方の里へ連れて行ってもらえないというペナルティが待っていたため、夏休みはじめの1週間は、家から一歩も出ないで机の上にへばりついてました。

おかげで8月は遊びメインで過ごす事ができ、磯野家の長男坊のように夏休みの最終日に親を煩わせることもありませんでした(笑)

あ、そう言えば東京にお住まいのだんぞうさんは夏休みの宿題帳「夏休みの友」ってご存知ですか?
私は全国共通のものだと思っていたのですが、どうやらそうではないようです。

この「夏休みの友」に当時の友だちが言った一言が未だに忘れられません。
「なにが夏休みの友だよ!お前なんか友だちじゃないもん!」
ははっ確かに「友」というより「供」か「伴」って感じではありましたね(笑)
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Unknown (だんぞう)
2019-08-26 19:03:40
私の住んでたエリアでは、キリギリスではなく、コオロギでした。
コオロギの鳴き声が聞こえるようになると、秋の訪れを感じたもんです。

捨丸さんのご両親は、良いペナルティーを考えたもんですね。
その縛りなら、子供は夏休みの終盤に宿題であせることもないですもんね。
子供にとっても、良い縛りだったのでは。

夏休みの友?
すみません、知らないです。
あまり友達になりたくない存在かも(笑)。
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