日曜日の朝に毎週放送されていたアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」を、私は割と見ていた。
2020年の春に最終回を迎えてしまったけれど。
当初は、メインキャラの原作との微妙な違いにとまどい、元々水木しげる先生の大ファンであった私としては少し距離を感じていた。
また、メインキャラ以外のオリジナルキャラの水木先生の絵柄との違いにもとまどっていた。
なので、なじむのに多少時間はかかった。このアニメ作品の存在に気付いた当初は、見たり見なかったりしてた。
でも、結局は見続けるようになっていった。
やはり私は「ゲゲゲの鬼太郎」という作品そのものが好きだからだ。
2020年春まで本放送されていた「鬼太郎」のどこに当初とまどいを覚えたかというと、まずは鬼太郎の目の形だった。
本来の鬼太郎の目は、基本的に楕円形だった。原作ではそうだったし、昔放送されたアニメ版の鬼太郎もそうだったと思う。
それが今回の鬼太郎では、楕円形の目の下部が変更されていた。上は楕円形のままだが、下部が直線っぽくなっていた。
つまり楕円形の下部が切り取られたような形。
なぜ普通に楕円形にしなかったのだろう・・と思った。
あと、猫娘の大幅な変更。
原作の猫娘は子供という感じだったが、今回の猫娘はやせて背が高く、目の形は完全に昨今のアニメ特有の目に変更されていた。キラキラ目であった。そして全体的に大人っぽい・・・というか、等身が高く、人間でいえば高校生ぐらいの年代に見える感じだった。
目玉オヤジと子泣きと砂かけはさすがに変えようがなかったのか、原作のキャラに近かった。
ネズミ男も原作のルックスに近かったが、目の形は鬼太郎同様に楕円形の目の下部が切り取られた(?)ような形だった。
どうも、楕円形の目の今回のような処理は、この「鬼太郎」アニメにはこだわりがあったようだ。
あと、このアニメに出てきていたオリジナルキャラは、キャラデザインそのものが完全に水木ワールドから外れていたようなルックスが多く、昨今のアニメ特有のキャラになっていた。
見てると、鬼太郎たちメインキャラが出てこないシーンでは、「鬼太郎」を見ている感じがしなかったりすることもあった。
下手したら、ゲストキャラがメインになり、鬼太郎の存在感が希薄に感じる展開もあった。
オリジナルキャラ中心に話が展開し、鬼太郎はちょこっと出てきて、時には諦観者的というか、単なる助っ人みたいな時もあり、むしろ鬼太郎がゲストキャラみたいに見える回もあった。
オリジナルの鬼太郎を愛し続けてきた立場としては、当初そのへんもとまどいの嵐だった。
とはいえ、なんとなく見続けていると、オリジナルキャラの相関関係や、全体的なストーリーの縦軸にはなっている部分は感じたので、見続ければ慣れるかな・・・と思って、見るようにはなっていった。
鬼道衆の存在などは、個人的には面白いと思った。確かオリジナルにはなかった要素だと思うが、慣れれば、この設定をからめたのは悪くないと思うようになった。味方ではないが、敵でもない存在として。
番組の途中で挟まれてたアイキャッチでは、本来の水木原作の絵柄を挟んでいたが、これは原作の鬼太郎ファンへの配慮なのかな?とも思えた。
また、短いサイクルで変更されたエンディングテーマ。
さすがにオープニングテーマは、あまりにも浸透してるし、鬼太郎の代名詞的なテーマソングでもあるので、変えにくかったのだろう。
伝統的な「ゲッゲッゲゲゲのゲー」で始まる、あの曲だ。
だが、エンディングテーマは自由に変えていた感じだった。
中では私はスターダストレビューの「うしみつジャンボリー」という曲は、お気に入りだった。
もっと続けて聴いていたかったのに、短いサイクルで違うエンディングテーマに変えられてしまい、少し残念だったかな。
この2020年春まで放送されていたアニメ「鬼太郎」は、けっこう長く放送が続いていたと思う。
昨今、短いサイクルで放映が終わってしまうアニメが多い中で、長く放送が続いていたというのは、それだけ人気があったということなのだろう。
オリジナルの鬼太郎を知らない子供たちに、鬼太郎の存在を知ってもらえるのは個人的に嬉しいことではある。
できれば、これで鬼太郎に興味を持ったなら、オリジナルの原作版も読んでもらいたいものではある。
今回のアニメ版と原作コミックでは、絵柄的にけっこう違いがあったが、新しいファンにも少しでも原作版の味わいも感じてもらいたいものだ。
古くからの鬼太郎ファンとしては。
だから、少年マガジンの「墓場の鬼太郎」は、最後に読んでいました。
それでもアニメ化された時は、毎週見てたな。
21世紀の「鬼太郎」も見たことが、ある。
だんぞうさんが、感じる違和感はワカる。
鬼太郎が今っぽいし、猫娘が萌えキャラなんだよね。
都会の中で戦う鬼太郎が、ミョーな感じがしました。
これは、鬼太郎を取り巻く社会環境が、昭和の頃と変わってしまったのが、
違和感の原因じゃないかと。
水木作品は当初「恐怖」系作品とされてましたが、私は水木作品は怖さは感じてませんでした。
妖怪ファンタジー、、、そんな感じで捉えてました。
そうそう、21世紀の鬼太郎は、垢抜けた鬼太郎、萌え系の猫娘、今風の女の子、今風アニメ系のゲストキャラでした。
なので、慣れるのには当初苦労しました。
そうですね、鬼太郎を取り巻く環境は、昭和の鬼太郎と21世紀の鬼太郎では、すっかり変わってますね。
現役であり続けるためには、環境の違いに合わせていかないといけないのかもですね。
細かい点をよく見ておられますね。
ゲゲゲの鬼太郎も、テレビアニメが永く続きますと、原作の画法とは
少し、違いが出てくるかも知れませんね。
しかし、『ゲゲゲの鬼太郎』の愛好者は、世代の幅が広いと思いますよ。
『ウルトラマン・ウルトラセブン世代』というのは、ある程度、推測できますし、
『少年ジェット原放送・世代』となると、【お年がわかり】ます。(失礼)
ところで、ぼくは水木先生の『妖怪カ-ド』を愛蔵しています。
ぼくの宝物のひとつです。(笑)
●どころで、ご存知かどうか知りませんが、
最近のコロナ肺炎流行に関して、
水木しげる先生が、描かれた妖怪『アマビエ』が話題になってるそうですね。
インターネットや新聞にも掲載されています。
何でも江戸時代に出現した妖怪らしいですが、髪の毛が長く、嘴のある顔の人魚みたいな怪神で、
『私の姿を描けば、疫病からまぬがれる』と、のたまわったそうです。
ま、今の世相にふさわしいですね。
目の形というのは、けっこう目立つ部分だと思いますから、なおさら。
確かに鬼太郎の愛好者は、幅が広い世代にいますね。そういう意味では、鬼太郎は国民的キャラなんだと思います。
私はウルトラマンやセブンの直撃世代です。
少年ジェットはさすがにリアルタイムでは見れませんでしたが、ある時復刻版テープが安売りされていたのを見つけて買ってましたので、内容もサワリ程度はある程度は知ってます。
また、主題歌は元々知ってました。
再放送を見たのか、あるいは何かのバラエティー番組で取り上げられたのを見たのかもしれません。
妖怪カード、保存しておくと、価値が出るかもですね。
アマビエ!
今は、アマビエにすがりたい心境です。
しかし既に最終回を迎えていたとは…(笑)
ずいぶん昔にも、水木しげる先生御存命中にも、『ゲゲゲの鬼太郎』アニメーション放送していましたよね。
その当時と絵柄や内容が全く違うので、ためらい気味だった事は事実です。
そして主人公たちの中で唯一「人間である少女・夢子ちゃん」が新版では登場していない(涙)
尤も原作漫画にも登場しないキャラクターのようですから、仕方ないかもしれませんが…。
鬼太郎が夢子ちゃんを妖怪から守る場面が、とっても印象的だったんですけどね…。
鬼太郎よりも、夢子ちゃんが観たくて、アニメ観ていましたからね(笑)
決していなくなることのない不滅のキャラですね。
たぶんまた復活することがあると思います。
夢子ですか。
確かに以前のアニメ鬼太郎にメイン級で出てました。
鬼太郎たちと仲のよい、人間の女の子でしたよね。今回の鬼太郎では、夢子にかわる「人間の女の子」がでてました。
いつしか、鬼太郎に協力する「人間の女の子」を出すというのがパターンになってるようです。