
最近はすっかりハロウィンが日本でも広まっている。
私が子供の時は、日本てはハロウィンの「ハ」の字もなかったし、耳にすることもなかった。
若い頃には、知り合いの女性とハロウィンの時期に話すと、「海外では今はハロウィンの季節なんだよね」なんて言ってたこともあったが、私の反応としては「ふーん、でもここは日本だし、何から何まで海外に合わせなくてもいいのでは…」なんて心の中では思ってたりしたし、ハロウィンにはさほど関心もなかった。
たまに、外国から入ってきた映画の中に外国のお祭りとしてハロウィンが出てくることはあって、海外ではハロウィンが盛んな国もあるんだな…くらいの反応しか自分の中にはなかった。
だが、近年のハロウィンはどうだ。
ここ数年、日本でもやたらハロウィンの存在感が増してきており、何年か前には渋谷でのハロウィン騒ぎ無法地帯で、社会問題になったのは記憶に新しい。
そもそもハロウィンというのはスコットランドやアイルランドなどのケルト人から発生したものらしく、意味合いとしては日本でいえば「お盆」に似たものだったとか。
海外のイベントとしては私の中にも認識はあったが、日本では1970年代にキデイランド原宿店が広めようとしてイベントを行ったようだ。
それは販売促進のためでもあったろう。でも私の認識としては、ごく一部の人たちだけが盛り上がってるだけみたいな印象だった。
だが、今のように一気に浸透するようになったのは、1997年に東京ティズニーランドが行ったハロウィンの仮装イベントが火付け役になったらしい。
東京ディズニーランドの影響力が大きかったように思える。
今では日本でのハロウィンといえば、仮装イベントというイメージがあることでも、そう思う。
ハロウィンにちなんだ売上アップを狙った業界も、うまく利用したのだろう。
本来のお盆的なイメージなと、どこかに吹き飛んでいる感じ。
イベントで売上アップを狙うという意味では、クリスマスもそうだしバレンタインデーもそうだろう。
今や経済効果という意味では、ハロウィンはクリスマスやバレンタインデーに次ぐ存在らしい。いつのまにかそれほどの経済効果がみこめるお祭りみたいなものだろう。
玩具業界、お菓子業界、ファッション業界、その他様々な業界がビジネスチャンスとして利用してるのだろう。もうかりまっか~(笑)?
ハロウィンの浸透の歴史は、日本ではまだ浅い。
あまりに急激に広まったため、ハロウィンの本来の意味や意義はあまりよく知られないまま、単なるビジネスチャンスとして広められた感は否めない。
ビジネスチャンスに利用するため、本来の意味あいなどそっちのけで、様々な業界が金儲けのために、仮装イベントのお祭りとして定着させようと、人を煽りまくった部分はあると思う。
ハロウィンをどう楽しむか、ハロウィンは本来一体どんなものなのか、基準やルールもないまま、統制がとれないまま、よくわからないまま、ただ集まって仮装して大騒ぎするだけのイベントになってきてしまっていないだろうか。
その結果、時には無法地帯をつくりだしてしまうことに繋がっていないだろうか。
先日の韓国でのハロウィン騒ぎでは、統制がとれないまま、大量の人が集まりすぎて、何をどうすればいいかわからずに大混乱に陥り、多数の死傷者がでてしまう大事件があった。痛ましい限り。
また、前述の通り数年前の渋谷では、ハロウィンで渋谷がとれないまま、無法地帯と化し、大騒ぎになった日本のケースもある。
ハロウィンの楽しみ方がよくわからないまま、単にビジネスチャンス業界からの煽りに乗せられ、その結果ハロウィンというイベントは墓穴を掘ってしまってるようにも見える。
少なくても日本では、なまじこのイベントの浸透度の歴史が浅いばかりに、イベントそのものがまだ成熟していないのかもしれない。
それはつまり、楽しみ方も成熟してないのかもしれない。
そんな時期にあまりに煽るのは禁物なのではないか…。
こんな状態のまま毎年進んでいくと、ハロウィンというイベントそのものが自らの首をしめる結果になってしまわないか。
ハロウィンは、このまま無法者的に進まず、もっと統制のとれたものにしていかないと危険かもしれない。すでにそういう傾向はでてるのだから。
楽しみ方に一定のルールや整備は必要な時期に来ているのでは。
ハロウィンというイベントの今後の進展や浸透や、周りからの理解のためにも。
ハロウィンの起源は、極西ヨ-ロッパのケルト民族の習俗だったらしいですが、、、、、
それがいつの間にか、極東アジアの日本や韓国にまで広がったのは、面白いことですね。
たぶんアメリカ経由だと思いますが?
しかし、欧米でも、当初のハロウィンの行事は、
子供が、カボチャのオバケのお面をかぶって、お菓子などの『おねだり』をする程度の素朴なものだったらしいです。
それが、だんだんエスカレートして、グロテスクな扮装が度を越したものになり、しまいには悪ふざけをするような
ことにもなったらしい?、、、
まぁ、、ぼくは、ハロウィンもいいとは思いますが、
やはり節度は、わきまえて欲しいと思います。
なんでも、留学生が言った言葉を、発音が悪かったのか、白人が聞き間違えて、脅迫されたと勘違いして、殺してしまったらしいです。
留学生の行動は、ハロウィンの時期に有りがちな行動だったようなのですが、その事件でハロウィンは私の中に刷り込まれた覚えがあります。
韓国でハロウィンがいつ頃から広まったのかは私は知りませんが、もとはケルト人発祥のイベントなので、日本でも韓国でもハロウィンは誤解されてるのかも知れませんね。
なんにせよ、ハロウィンには何かの統制やルールがないと、ただの無法地帯イベントになってしまう気はしてます。
私自身は特に賛成でもなきゃ反対でもないのですが。