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私が子供時代によく行ってた店、駄菓子屋。
このブログでは、駄菓子屋のことはこれまでに何度か取り上げてきているのだが、今回また取り上げてみたい。
駄菓子屋は、昔は町の数カ所に点在してたが、今ではめったに見なくなった。
私の知ってる駄菓子屋という店は、たいがいおじいちゃんやおばあちゃんが店をやっていた。
お店は古臭い木造の建物で、店の経営者であるおじいちゃんやおばあちゃんの自宅を兼ねていた。
経営してたのがご老人が多かったので、年月の経過と共に、経営者が亡くなられ、自然に駄菓子屋はなくなっていった・・・私はそう思っていた。
だが、ネットなどで調べると、今でも駄菓子屋は全くないというわけではないようではある。
昔みたいに、色んな町にある・・というわけではないにしろ。
私が通ってた駄菓子屋では、駄菓子を売ってたのはもちろんだが、それ以外に「駄玩具」なども売っていた。
現在、スーパーなどの一角で、駄菓子が売られていることがあるが、駄玩具までは売られていない。
私に言わせれば、駄菓子と駄玩具の両方を売っててこそ駄菓子屋だと思う。
駄菓子の単価が安かったように、駄菓子屋で売られていた駄玩具もまた単価は安かった。
どういう駄玩具が売られていたかというと、紙飛行機、パチンコ、ブーメラン、銀玉鉄砲、しゃぼん玉、妖怪けむり、そしてプロノートなどなど。もちろん私がすぐには思いだせないだけで、他にもあったはずだ。
妖怪けむりは以前このブログで取り上げたことがあった。
今回は「プロノート」を取り上げてみたい。
値段相場はもう忘れてしまったが、当時の値段でせいぜい10円かそれぐらいの値段だったのではないか。
お小遣いの少ない子供でも、気楽に買える駄玩具のひとつだった。
プロノート・・・という名前を聴くと、プロフェッショナルが使用する専門的なノートみたいなものを想像してしまうかもしれないが、実物は決してそうではない。
だいいち、子供が駄菓子屋で買えるような玩具が、プロ仕様のノートであるはずがない。
私が通ってた駄菓子屋では、プロノートは紐かなにかで何冊も束ねられ、それが柱の中ほどに釘かなにかに吊るされて売られていたように思う。
サイズは当時の漫画月刊誌に付く別冊付録と同じぐらいのサイズで、ハガキ一枚くらいの大きさではなかったか。
表紙は大学ノートなどと違って、漫画が描かれていた。
だが、描かれている漫画は、決して原作者が描いたような本格的な画ではなく、あきらかに別人が描いたような、少しチープな絵が表紙になっていた。
偽物の匂いがぷんぷんするような絵であった。
それは、絵の出来をみればわかった。
絵の内容は、既成のキャラの場合もあれば、謎のオリジナルキャラの場合もあった。
既成キャラでは、鉄人28号、巨人の星、謎の時代劇、などなど。
当時の人気キャラの偽物が描かれていたので、今もし「プロノート」があったら、鬼滅の刃や、進撃の巨人、ワンピースなどの偽物キャラが描かれているかもしれない。
もっとも今同じことをやったら、著作権に引っかかってしまうのかもしれないが。
で、そういう偽物キャラが描かれた表紙を開くと、そこには黒っぽいカーボンにシートが付着しており、そのシートに爪か何かで絵を描けるようになっていた。
絵を描いたシートは簡単にカーボンからめくれるようになっており、シートをめくると、今描いた絵はすぐに消えてしまう。
描いた絵が存在してるのは、そのシートがカーボンにくっついている間だけ。
なので、描く絵は「残しておく絵」ではなく、すぐに消せるいたずら絵みたいな絵に限られたと思う。
残しておくなら、そのシートはずっとカーボンに貼りついた状態のままにしておくしかなかった。
だが、仮にそうしたとしても、描いた絵は自然に消えていってしまいそうではあった。
そう、子供が手軽にいたずら書きをするのにちょうどいいノートであった。
シートをカーボンからはがせば、シートはまっさらな状態に戻るから、何度も何度もシートに絵を描くことができる代物だった。
言葉で例えると「マジックノート」みたいなものかもしれない。
ただし、シートは1枚しかないので、絵が描けるのは、あくまでも1ページ分のみであった。
そう、「ノート」とは言っても、ページ数はたった1枚分だけだったのだ。
描いた絵は決して残しておけるような本格的な絵ではなく、あくまでも気楽な落書き程度の絵で、スペースも小さいし、あまり細かい絵は描けなかった。
仮にそういう絵が描けたとしても、すぐに消えてしまうので、もったいなくて本格的には描く気にはならなかったであろう。
でも、何度でも使えるというのは魅力だったのかもしれない。
そう、何度も使える落書きスペース・・そんな感じだった。
この説明で分かってもらえるだろうか。
プロノート・・・という名称だと、現物を知らない人は、なにやら高級なイメージを持ってしまうかもしれないが、実際はかなりチープなものではあった。
絵が描けるスペースが、小さなシート1枚分しかなかったし、あまり細かい絵は描けないし、すぐに消えてしまうし、表紙もチープだし・・・で。
私は、これを何度か買った覚えがあったのだが、何度も買ったということは、すぐになくしてしまったのか、あるいは親に捨てられていたか、表紙が違う別バージョンがあると買いたくなってしまっていたのか、その理由は今となってはわからない。
ただ、買っても、すぐに飽きてしまったのだけは覚えている。
その割には何度も買ったのは・・・チープとはいえ表紙に惹かれていたのかもしれない。
買うたびに、「原作者に表紙を描いてもらえばいいのに」とか「この鉄人、どう見ても偽物だよなあ」「誰がこの表紙を描いてるんだろう」ぐらいのことは思っていたとは思う。
でも、いくら表紙の絵がチープでも、その漫画やアニメのキャラのグッズのひとつには見えていて、お気に入りのキャラのグッズが単純に欲しかったのだと思う。
原作者が描いたような「ちゃんとした絵の表紙」だと、高くなってしまうような気もしたし。メンコではたまにそういうのもあったけれどね。
つまり、安い値段で、好きなキャラのキャラクターグッズが欲しかった・・・それにつきるのだと思う。
このプロノート、今はどうなんだろう。
今でも売られているのだろうか。今でも作られているのだろうか。
・・・さすがにもう作られていないような気もするが・・。
もしこの現物を見たら、まずは表紙のチープな絵を見ても、ネガティブには思わずに、その「偽物感」プンプンのチープな絵を楽しむことが第1歩だとは思う。
偽物感プンプンの絵も、慣れてしまえば可愛くなるさ、きっと(笑)?
その表紙を楽しめるかどうかは、この駄玩具のキモだったように思う。
実際、そのチープな絵には、妙な楽しさはあったから。
私など、今もしこんな偽物感プンプンの表紙のプロノートを見たら、そのチープぶりに思わずニヤニヤしてしまうだろう。
そこに愛はあるんか?
あるんや! あかんか?
ともあれ、子供たちが、安い値段でお気に入りのキャラのグッズを欲しがる気持ちは、昔も今も変わらないのではないかとは思う。
ちなみに、このプロノートがどんな会社で作られていたのか、そして表紙の絵は誰が描いていたのか・・それは今となっては私にはわからない。
その会社、今もあるんだろうか・・。
銀玉鉄砲、爆竹、けむり玉、かんしゃく玉、ゴムで飛ばすスチロール板大戦機、コマ…色々売っていました。竹ひごとニューム管で作る飛行機やゲイラカイトもあった気がします。
小学校の近所にも、文房具屋と駄菓子屋兼プラモデル屋みたいな店が大抵あり、子供達の社交場でした。懐かしいです。
駄物と聞くとプラモデルでもありました。妖怪や宇宙人、扇風機やミニコンポなんて「誰が買うんだ?」的アイテムがありました。ぼくはガンダムのプラモデルを行列して買った世代ですが、ガンダムっぽい偽物も雨後の筍のようにありまして、それらも駄物だったかもしれません。
でも駄物ゆえの面白さがありますから、愛すべきものだったと思います。
このようなグッズは、当時の月刊漫画誌の付録にあって、ボクも遊んだ記憶が
あります。
カーボン状の黒い部分に粘着性があって、先の尖ったモノで描くと
白色ビニールのシートとくっついた部分が、黒い線として描ける構造でした。
一筆書きの落書きのような絵しか描けませんでしたが、
ちょっとしたメモにも使えました。
>「プロノート」の表紙のチープな絵…
ありましたねぇ、チープな絵。プロノートじゃないけど、
駄菓子屋のメンコや、うつし絵(シールの一種)の絵に、当時の人気漫画のキャラの
絵が使われていたけど、この絵がヘタで子供ごころに、
あきれたものです。(却って購買意欲を失った)
現代だと中国製の駄玩具に、ドラえもんモドキ、サンリオのキティモドキ、
ガンダムモドキの商品がありますが、大人の目線で見てみると
なかなか味があってオモシロイ。
著作権逃れと言うより、デザイナーの前衛芸術的な主張が込められているようで、
ミョーな偽物感に味がある、フェイクの魅力ってヤツでしょうか。
以前このブログでも取り上げたこともあるくらい、私にほ馴染み深い駄玩具のひとつでした。
けむり…というよりは、おがくずのような、妙なものが指から発生しましたっけ、
爆竹やカンシャク玉も買いました。
大きな音がでるのが楽しかったんですよね。
ちょっとした忍者気分にもなれたもんでした。
学校の近くには、文房具と玩具屋が合体したような店があり、よく買物をしました。
プラモデルとか、かるたとか、ボードゲームとか。
ただ、駄菓子屋は兼ねてはなかったかな。
駄菓子や駄玩具は、もっぱら専門店である駄菓子屋で買ってました。
プラモデルは、安いものもあれば、高価なものもあり、サンダーバードのプラモデルなんか高価で買えませんでした。欲しかったなあ。
ガンダムに負けないくらい、サンダーバードは人気がありました。
なぜか、サンダーバードの偽物は、ありませんでした。あったら、多分買ってました。
私の記憶からは抜け落ちてるようです。
でも、駄菓子屋では何回も買いました。
何回も買ったのは、遊んでもすぐにあきてしまったからかも。
ただ、新しい表紙のプロノートを見かけると、買ってました。
表紙につられてたんだと思います。
描ける絵は、そうそう、一筆書きみたいな絵しか描けなかったです。
あまり、細かい絵を描くのはムリでした。
メンコには、チープな絵が多かったですが、中には原作の絵を使った、ちゃんとしたものもありました。
プロノートには、原作の絵を使ったものはなかったように思います。
中には、かなりへたくそな絵もありましたよね。
今それを見たら、きっと笑ってしまうと思います、
でも、あのチープさが私は何とも言えず楽しかったです。
某国には確かに日本アニメのキャラを真似したグッズがありますね。
日本アニメのキャラだけでなく、ディズニーキャラの偽物もあったりします。
呆れながらも、クスッと笑ってしまうことがあります。
でも、著作権的にはアウトですなあ。
かなりの金銭的な問題がからむほど、マズイと思います。
小松原一男がボックスアートを描いたプラモデルは何度も重版?され、ぼくも買いました。国際救助隊はジェフ・トレーシーの私財で動いているので、何者の束縛もイデオロギーも関係なく、人命救助のためなら何処にでも駆けつける…書いているだけで胸が熱くなります。
イマイが倒産したのはサンダーバードシリーズがあまりにも売れて、プラモデルの金型を増やしたから…と本で読みました。
ガンダムのプラモデルがヒットした時に、旧イマイの社員は「増し型」を絶対してはならない。そう周囲を説得したそうです。ぼくの想像を超える大ヒットだったのでしょう。
搭乗シーンには憧れました。
あの搭乗シーンを、このブログで取り上げたこともありました。
円谷プロにも影響を与えたのは、わかりますね、
小松原さんの絵は、当時の少年たちの想像力をかなり刺激しました。
彼のデザインしたパッケージ欲しさにプラモデルを買った人は多かったはずです。
私も憧れました。
イマイを大きくしたのがサンダーバードなら、イマイを窮地に陥らせたのもサンダーバードでしたか。
つくづくサンダーバード、恐るべし!