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清里や軽井沢のような「避暑地」と呼ばれる場所を訪れると、ついつい思い出して口ずさんでしまう歌がある。
例えば、村田和人さんの「Summer Vacation」がそうだ。
村田和人さんの音楽は、山下達郎さんの音楽が好きな人なら、違和感なく受け入れられるだろう。
そして、好きになれると思う。
実際、彼自身、初のアルバムを制作するとき、達郎さんにプロデュースしてもらうことを熱望したようだし、達郎さんも彼の曲に惚れ込んだらしい。
また、後に達郎さんのツアーに、村田さんがコーラスで参加したことでも、それは分かる。
私が、村田さんのこの曲「Summer Vacation」を聴いたのは、この曲が発表されたばかりのころだった。
最初に聴いた時は、あまりにもストレートというか、いかにも過ぎる「避暑地ソング」・・そんな印象を持ったものだった。
ここまでストレートに避暑地ソングの王道を行く感じでソングライティングされると、自分がこの曲を好きだとというのは、少し照れくさい気がしてた。
だから、この曲をあまり人に勧めたことはない。
でも・・・実は、本当は大好きだった(笑)。
実際、軽井沢や清里に行くと、いつもついついこの曲を口ずさんでいたものだった。
密かに(笑)。
実は私は、この曲に限らず、村田さんのファン。
といっても、ファーストとセカンドしか聴いてないのだが、その2枚のアルバムは、ウォークマンに入れて毎日聴いてた時期がある。
学校の行きも帰りも、この2枚のアルバムばかり聴いてたものだ。
それほどお気に入りだった。
この「Summer Vacation」は、村田さんと竹内まりやさんのデュエットソング。
聴いてると、ほのぼのしてくる。
避暑地で出会った大学生、もしくは20代の社会人の男女の歌・・って感じ。
「アドレスさえ 聞けなかった 悔やんでるよ」
という歌詞が、なんとも微笑ましく、その「ありがちな」状況に共感してしまった(笑)。
「あるよなあ、そういうこと」と思って。
歌詞は前述のように「いかにも」という感じの避暑地ソングしてるし、二人のボーカルは実に聴きやすく心地よい。
そして、メロディが覚えやすく、親しみやすい。
一発で覚えてしまえる曲。
素敵で、チャーミングな1曲。
こういう曲を聴いてると、この歌の主人公たちと同じ世代の時期が自分にもあったことが懐かしくなる。
今回私は久々に清里に行ったわけだが、当然のことながら(笑)、この歌のような状況は今の私には無い。
でも、清里で、のんびりと風に吹かれて、別荘のベランダで、辺りのとうもろこし畑を見て、ゆるやかな時間の中にいると、この曲がどこからともなくやってきて、頭の中をまわり始めた。
で、それはリフレインされていった。
なので、もしかしたら、この写真に写っているとうもろこし畑や木、向こうの山が、私が口ずさむ「Summer Vacation」を聴いて、この歌を覚えてくれたかもしれない(???)。
♪ テニスコートの出会い~~ 木陰のささやき~~
村田和人さんの「Summer Vacation」。
間違いなく、避暑地ソングの名曲の一つ。
青春してる歌です。
J-ポップではなく、当時「ニューミュージック」と呼ばれてた形容が、よく似合う感じのポップソング。