元々私は、NHKの朝のテレビ小説を見る習慣はなかった。
だが、「ゲゲゲの女房」にハマって以来、朝のテレビ小説をなんとなく見る習慣ができてしまっている。
つくづく、習慣ってのは、いかんともしがたい(笑)。
「ゲゲゲの女房」の途中からと、「てっぱん」、そして「おひさま」と見続けている。
こんなんだったら、「ゲゲゲの女房」も、最初から最後までリアルタイムで全話見ておくんだった・・。
今放送されてる「おひさま」。当初はあまり興味がなかったのだが、番組序盤で安曇野の美しい田園風景に魅せられ、それであのドラマに「捕まった」ような気がしている。
ともかく、自然風景がいい。
上高地には行ったことがあるが、安曇野にはまだ行ったことがない。
番組で出てくる安曇野の風景は実に素晴らしく、特に清流の美しさには目をみはるものがある。
最近、旅といえるほどの旅に出れなくなっているので、こういう風景を見ると、旅心がうずいてくる・・・。
ところで、「ゲゲゲ」「てっぱん」「おひさま」と見てて思うのだが、NHK朝のテレビ小説って、本当に「悪人」が出てこないね~。
家族を中心に描かれるのがこのシリーズなのかもしれないが、その家族も実に仲が良く、親子関係も、嫁と姑関係も、夫婦関係も、どれも絵に描いたように理想的。
特に、男の子の父親に対する従順さには、「この子には反抗期ってものはないのだろうか」なんて思ったりもする。
なので、あまりリアリティを感じない時も・・ある。
もう少し毒があったり、ダークな部分もあってもいいかなあ。
こんなきれいごとだけで、やっていけるのかなあ・・・でもまあ、ドラマだからな(笑)。
あまりに理想的関係すぎて、美化しすぎ・・というか、きれいごとで覆われているように感じることがある私は、ひねているのかなあ・・なんて思ったりするのであった。
あ、でも、そういう印象を持つからこそ、陽子の初恋の男性が戦後久々に陽子に再会したシーンで、陽子たちの家族を見て、自分の過酷な戦争体験から「日本人は忘れすぎだ!」というセリフを吐いたシーンは、ピリッとしてて良かったかな。
とにもかくにも、この番組は、・・・やはり安曇野の風景が素晴らしい。
その点で、私はこのドラマを見ている感じだ。