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子供たちは、夏休み、真っただ中!
そのせいか、平日の昼間に町を歩いていると、たくさんの子供たちを見かける。
皆、夏休みを満喫してるのかな~。
私が子供時代、夏休みというと、よく虫とりアミを持ってあちこちをうろついていたように思う。
でも、今の都心じゃ、虫とりアミを持った少年はほとんど見かけない。
私が子供のころも、都心では虫はそれほどいなかったが、今の都心は昔以上に虫の数が減ってるのではないだろうか。
少なくても、子供がつかまえたくなるような虫は。ゴキブリなんかは捕まえたくないものね(笑)。
虫・・といえば。
私の子供時代、夏休みの頃って、文房具屋さんの前に行くと、いつも昆虫採集セットが売られていた。
たいがい、箱に入っていた。
中には注射器、薬品、ピンセット、ムシメガネなどが入っていた。
欲しいな・・とは思ったけど、私は入手したことはない。
仮に入手したとしても、都心ではつかまえられる昆虫の数は限られたことだろう。
当時の私の家の裏手には空き地があって、雑草や数本の木などがあった。
そういう環境だったので、当時の私が捕まえられる昆虫としては、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハ、バッタ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、頑張ってヒグラシ、カナブン、カマキリ、アリ、コオロギ、・・などがいた(関係ないけど、最近シジミ蝶って見かけないなあ)。
都心ってことを考えれば、これだけでも十分な気はする。
昆虫採集セットは、夏の文房具屋のスター商品だった。
でも今は、ああいう昆虫採集セットは見かけない。
少なくても、注射器、薬品の入ったセットは見かけない。
なぜかな・・と思ったら、あの注射器や薬品が問題視されるようになったかららしい。
また、実際に、注射針による事故もあったそうな。
そんな経過から、注射器や薬の入った「昆虫採集セット」は姿を消していったようだ。
まあ、なんとなく分かる気もするが、一方で残念な気もする。
あの注射器や薬品には、どこかスリリング・・というか、あぶない魅力があったからね。
薬品は決して体にいいものではないはず。虫を殺す薬品だったり、防腐剤だったりしただろうからね。
そういうものを子供に売るのは危険・・・そう考える親がいたとしても、まあ不思議ではない。
今ではそういうものの販売は難しいだろう。
そういえば、子供の時は平気で昆虫を手でつかんだりできたもんだが、大人になるにつれて、昆虫を指で触れなくなった。
というか、指で昆虫をつかみたくなくなった。
子供の時は、毛虫も平気で指で触れたし、カマキリの首の近くを持って誰かに近づけたりするイタズラ仕草もしたっけ。もちろん、実際に相手にくっつけたりはしなかったけど。
チョウを持つと、指に粉がいっぱい付いたっけ。
モンシロやモンキはよく見かけた。シジミもいた。
アゲハはゴージャスだった。
蛾だけは触りたくなかった。触ったら指がかぶれそうな気がした。
バッタやコオロギは不思議と指で持つとおとなしかった。
でも、隙を見せると、すぐにピョンとはねて逃げてしまった。
カマキリを持つと、目が合った。
あいつはこちらの出方をうかがっていたに違いない。
カナブンは指で持つと、死んだフリをしてる気がした。
カブトやクワガタは天然ものは都心にはいないので、買うしかなかった。
カブトやクワガタを持つのは楽しかった。飼育日記も書いたっけ。
カブトが空を飛ぶ姿は、重量感たっぷりで。あんな重い体で、よく飛べるもんだと思った。
でも今は・・・虫はあまり指で持ちたくない。
カブトやクワガタくらいなら今も持てるとは思うが、それ以外は・・少なくてもすぐに指を洗えるような状況じゃないと、触りたくは無い。
今考えると、毛虫なんか、よく指で持てたもんだと思う。
毛虫の感触も覚えている。
すごいぞ、チャイルドだんぞう!(笑)
毛虫なんか、今じゃ絶対に指で触りたくはないもの。
大人になるにつれ、昆虫を指で持てなくなった・・実はそんな人はけっこういるみたいだ。
これを読んでくださってる皆さんは、どうであろうか。
大人になるにつれ昆虫を指で持てなくなった人でも、子供の時に注射器や薬品の入った昆虫採集セットを夏にゲットし、昆虫標本を作った人はいるんじゃないかなあ。
昆虫採集セットは、学者になったような気にさせてくれる雰囲気で溢れていた。
今、昆虫採集セットがあるのかどうかは分からない。
あったとしても、注射器や薬品は入っていないだろう。
でも、あの注射器と薬品の危なさ(?)が昆虫採集セットの目玉だった。
なので、注射器と薬品が入っていない昆虫採集セットは、私にとってはちと物足りない・・。
花火セットと昆虫採集セットは、文房具屋の「夏の華」だった。
正月が近づくと、カルタが文房具屋の「暮れの華」であったように。
そういうところにも、日本の季節感はあったんだね。
貴方は今も・・・虫を指でつかんでいますか?
注射器や薬品の入った昆虫採集セットが、子供のころの夏、気になったりしませんでしたか?
子供の時は昆虫はどちらかというと好きだったような気がするし、興味もあった。
でも今は・・虫は・・本当はあまり好きではなくなってしまった・・。
例えば、自分の乗った電車の車両に虫が入ってきて飛び回ったりすると、イヤだもの。
それに・・・虫って、肌につくと、かゆくなるんだよね・・。
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