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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

虫コミックスに、こんな高値がつくようになるとは!

2007年09月08日 | 漫画・アニメ、そして特撮

小中学生の頃、私は漫画の単行本をやたら集めていた。

レコード収集が趣味になるまでは、もっぱら漫画の単行本集めが趣味だった。
小学校の時のクラスメートで、当時すでに300冊くらいの単行本を持ってる奴がいて、私は彼におおいに刺激受けたもんだった。

ちなみに、漫画単行本を集めるようになるまでは、切手収集が趣味だった。
どうやら私には、子供の頃から「収集癖」があったようだ。

まあ、それはさておき。

ある日そのクラスメートの家に遊びに行った時に、その漫画単行本の数の多さに圧倒された。まるで漫画図書館のように思えたもんだ。
手元にこれだけ漫画単行本があったら、毎日飽きないだろうな・・・と思った。
ならば!
「ようし、僕も漫画単行本を集めよう!」と決意を持ってしまったわけだ。
完全に影響された。


それ以来、ちょっとお金がたまるとすぐに単行本を買った。新品だけだとお金が足りないので、古本屋で安売りコーナーに置かれてる漫画単行本が私の主なターゲットだった。
漫画の単行本は、色んな出版社から色々なネーミングで発行されていた。

当時一番メジャーに感じたのは、秋田書店発行の「サンデーコミックス」。
なにしろ作品の種類が多かった。
どこの本屋に行っても、サンデーコミックスの単行本は多数置かれていた。
サンデーコミックスは、他社の漫画単行本を圧倒していたように思う。

その他には、朝日ソノラマの「サン・コミックス」。少年ジャンプの「ジャンプ・コミックス」。
少年キングの「ヒット・コミックス」。少年チャンピオンの「チャンピオン・コミックス」。
講談社の「KC」。小学館の「ゴールデン・コミックス」。
もちろん、他にもあったはずだ。
で、異彩を放っていたのが、「虫コミックス」だった。


どこが「異彩」だったかというと、カバーの裏にも「オマケ」みたいなものが掲載されていたからだ。
後にも先にも、本のカバー裏に「オマケ」が掲載されている本なんて見たことが無い。
そのアイディアは虫コミックスだけだった。購入者にとっては、「ちょっぴり嬉しいオマケ」だった。


ただ、残念な点もあった。それは、虫コミの晩年は、紙質が悪くなってしまったことだった。
「矢車剣之介」あたりは、紙質が落ちている頃に出た本で、最初の頃の「パーマン」などと比べると、その紙質の低下はよくわかった。藁半紙よりはちょっとマシ・・・そんな感じの紙質になってしまっていたのだ。
子供心に「運営が苦しいのかな」などと大人びたことを感じたものだったが、その不安は的中してしまった。
その後、虫コミは本屋から姿を消していったからだ。


私が持ってる虫コミックスの漫画は、「オバケのQ太郎」「パーマン」「背番号ゼロ」「スポーツマン金太郎」「矢車剣之介」「怪球Xあらわる」などだったと思う。パーマンなどは、全巻そろっており、初版だ。
他にもあるかもしれない。
今思えば、「魔法使いサニー(サリーの前身)」あたりは持っていたかったかなあ。


時は流れ、今や古い漫画にプレミア値段がつくようになった。
高値がつく作品としては、手塚治虫の初期作品、水木しげるの貸本漫画、などは定番。
なんでも、虫コミックスにも高値がついているという。
虫コミックスのどの漫画作品に高値が?ということではなく、虫コミックスそのものに高値がついているという。


現役で虫コミを買ってた私としては、びっくりだ。
まさか、当時、将来虫コミックスに高値がつくなんて、まったく予想もしていなかった。
だって、普通に本屋で売っていたからね。
こうなることを予想してたら、もっともっと虫コミックスを集めていたのに(笑)。

まったく、何が将来高値になるか、わからないものだ。
なんでもかんでも保存しておいたら家の中のスペースがなくなってしまうが、何でもかんでも捨てればいいってものでもない。
ちなみに、自分が買ったソノシートなどは親にいつの間にか捨てられてしまったが、幸い漫画単行本だけは親に捨てられることなく、今も我が家の本棚に残っている。


益子かつみ先生の「怪球Xあらわる」、寺田ヒロオ先生の「背番号ゼロ」「スポーツマン金太郎」あたり、また読み返してみようかな。
のどかなんだよねえ、これらの漫画って。
今読むと刺激は少ないかもしれないが、その分、殺伐ともしていない。





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2 コメント

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Unknown (snowman)
2021-05-17 22:16:24
だんぞうさん、こんばんは。
私は虫コミックスを購入したことはありませんでしたが、秋田書店の月刊マンガ雑誌『冒険王』は好きで読んでおりました。
また、小学館の学年誌も『幼稚園』から『小学6年生』まで読み続けたものです。
残念ながらお風呂の焚き付けに燃やされてしまい、もうほとんどが残っていない有り様です。
いやはや…。(´;ω;`)
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Unknown (だんぞう)
2021-05-18 09:31:47
虫コミックスは私が小学校の頃には普通に本屋でたくさん売られていました。
将来価値がつくなんて、夢にも思ってませんでした。
虫コミックスはなぜ価値がつくようになったんだろう・・・と思うこともあります。


冒険王・・読んでました。
毎号ではなかったですが。
当時は少年月刊誌の黄金時代だったと思います。
特に付録が豪華でした。

小学館の学年別月刊誌は毎号買ってもらってました。
毎月発売日が楽しみだったものでした。

あれらを保存しておいたら、今頃ある程度の価値はついたんでしょうね。
我が家では知らない間に母親に捨てられていました・・。
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