人はとかく子供のころを美化する傾向がある。
懐かしいというのと、あの頃のほうがよかったと考えるのは別モノ。
だが、今では無くなってしまったけれど、昔はあった・・そういうものは多い。
中には「これは残してほしかった」というものは確実にある。
私が中学に通ってた頃の、学校からの帰り道(行きとは別ルートだった)の途中には、天然のわき水があった。
思い切り小さかった頃は、そのわき水を私は飲んでたように思う。
だが、ある日、その場所で友と遊んでいた時、その友は、こともあろうにそのわき水に向かって立ち小便をしてしまった。
わざわざその場所を選んで出さなくてもよさそうなものだが、私が目を離してるすきに、そこで出してしまった。
それを見て以来、私はそのわき水は飲まなくなった。
都心でも貴重な天然のわき水だったろうに・・。
でも、救いはその後もしばらくそのわき水は存在し続けてくれていた。
私はそこでは飲みこそしなくなったが、都心でも天然のわき水があるということは、幼心に嬉しいことだった。
だが・・・
学校を卒業して、私は引っ越してしまった。
引っ越してまた数年してから、また元の家に戻ったのだが、何かの拍子に久々にそのわき水があった所に行ってみたところ・・・。
通り抜けができたその道は壁で隔てられて、通り抜けできなくなっていた。
それだけではない。
わき水があったあたりに、目新しい建物が建っていた・・。
わき水があった場所は、昔はちょっとした崖になっていて、土などがむき出しになってたはずなのだが・・・コンクリートの通路が作られ、わき水があった場所は姿を消していた。
建物の下敷きになったようだった。
つまり・・埋められてしまった・・ということなのだろう・・。
こういうわき水は、地震が来た時には重宝すると思うのだが・・。
地震で断水になるというのは、よくあることだからね。
そんな時、天然のわき水のありがたみはしみじみ感じるはずなのに。
地震対策を考えるのなら、こういう存在は残しておくべきではなかったか。
区画整理や再開発の名のもとに、残しておいたほうがいいものまで、無くしてしまっている。
残しておいたほうがいいものというのは、ちゃんとよく考えて、残しておいてほしいと思う。
これって、かつてあったわき水を、単に懐かしがってる・・というわけではないのだ。
懐かしいというのと、あの頃のほうがよかったと考えるのは別モノ。
だが、今では無くなってしまったけれど、昔はあった・・そういうものは多い。
中には「これは残してほしかった」というものは確実にある。
私が中学に通ってた頃の、学校からの帰り道(行きとは別ルートだった)の途中には、天然のわき水があった。
思い切り小さかった頃は、そのわき水を私は飲んでたように思う。
だが、ある日、その場所で友と遊んでいた時、その友は、こともあろうにそのわき水に向かって立ち小便をしてしまった。
わざわざその場所を選んで出さなくてもよさそうなものだが、私が目を離してるすきに、そこで出してしまった。
それを見て以来、私はそのわき水は飲まなくなった。
都心でも貴重な天然のわき水だったろうに・・。
でも、救いはその後もしばらくそのわき水は存在し続けてくれていた。
私はそこでは飲みこそしなくなったが、都心でも天然のわき水があるということは、幼心に嬉しいことだった。
だが・・・
学校を卒業して、私は引っ越してしまった。
引っ越してまた数年してから、また元の家に戻ったのだが、何かの拍子に久々にそのわき水があった所に行ってみたところ・・・。
通り抜けができたその道は壁で隔てられて、通り抜けできなくなっていた。
それだけではない。
わき水があったあたりに、目新しい建物が建っていた・・。
わき水があった場所は、昔はちょっとした崖になっていて、土などがむき出しになってたはずなのだが・・・コンクリートの通路が作られ、わき水があった場所は姿を消していた。
建物の下敷きになったようだった。
つまり・・埋められてしまった・・ということなのだろう・・。
こういうわき水は、地震が来た時には重宝すると思うのだが・・。
地震で断水になるというのは、よくあることだからね。
そんな時、天然のわき水のありがたみはしみじみ感じるはずなのに。
地震対策を考えるのなら、こういう存在は残しておくべきではなかったか。
区画整理や再開発の名のもとに、残しておいたほうがいいものまで、無くしてしまっている。
残しておいたほうがいいものというのは、ちゃんとよく考えて、残しておいてほしいと思う。
これって、かつてあったわき水を、単に懐かしがってる・・というわけではないのだ。