北京五輪の閉会式。
実は、楽しみにしてた。
ある情報を知ってたからだ。
その情報とは、閉会式にジミー・ペイジとデビッド・ベッカムが出る!という情報だった。
次回の五輪はイギリスだからね。
個人的に、ペイジが出てくるのが楽しみだった。
彼が出てくるからには、なにか演奏するはず。
演奏するとなると、もちろんレッド・ツェッペリンの曲だろう。
何を演奏するかな・・と思った。
「天国への階段」はああいう場所には似合わない。
「コミュニケーション・ブレイクダウン」であるわけがない。
「ブラックドッグ」?「ロックンロール」?
いや、ちょっと違うなあ。
天候のことを考えると「レインソング」でもないだろう。
「貴方を愛し続けて」・・・テンポ的にそれもないだろう。
「移民の歌」「ハートブレイカー」・・わずかに可能性はあるかもしれない。
いや!
ああいう場ではやはり、あの曲しかないだろう。
邦題も五輪向け(笑)。
そう、演奏したのは「胸いっぱいの愛を」だった。
やっぱ、これしかないよね。ああいう場では。
予想通りだった。
中国の曲は力が入っていたし、迫力があった。
そんな中で出てきた「胸いっぱいの愛を」は、やはりカッコよかった!
「カッコいい!」と思うと同時に、すごくうれしくなった。
中国の曲には、ああいう曲調の曲はないもんね。(おっと、中国の音楽も良かったよ~)
中国の曲はおおがかりだったけど、カッコよさではやはりロックだなあ。
そう、やはり、ロックはカッコいいよ。
レッド・ツェッペリンの曲は、カッコいいよ!
甘くて壮大なバラードや今風のR&Bの曲ではなくて、ツェッペリンの曲が、全世界の人が見てるあの場面で流れること自体が嬉しいよ。
しかも、あの曲、とびきりの名曲だし。
それまでのあの閉会式の空気を、ペイジが出てきて1曲あの曲を弾いただけで、一変させた気がした。
まあ、それはツェッペリンへの個人的な思い入れもあるけどね。
ともあれ、おかげで、カッコいいイメージでイギリスを演出したと思う。
ネームバリューという意味なら、ペイジもいいが、その他にも、今も健在なスターではポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、エリック・クラプトンも、ワールドワイドな知名度を誇る。
ということは、ロンドンで五輪をやる時は、演出の一環としてポールやミックやクラプトンあたりの誰かがが出てくるのかな(笑)。
ペイジは、ずいぶん前にライブ映像を見た時、ヨレヨレなのにガッカリしたことがある。
「おいおい、これがあの・・ジミー・ペイジかよ・・」なんて落胆した経験がある。その時は、悲しくてしかたなかった。「これは、ペイジじゃない、きっと偽物だ」と思いたかったものだ。
ライブエイドだったか、それとも他の映像だったかは忘れたけど。
その経験が頭にあったので、今回の五輪でコケなきゃいいけど・・・なんて、肉親のような心配を私はしていた。
でも、大丈夫だった。ホッとした。
リフ自体はそれほど難しいフレーズじゃないので問題なく弾けるだろうけど、ソロを昔みたいにカッコよく弾けるかな・・という心配は、無用に終わった。
よかった~~。
さすがに、容姿に年齢は感じたけどね(笑)。
でも、口をタコのようにして弾く姿は、「おお!!ペイジだなあ!」と思った。
・・まさか、あれって、口パクならぬ「音パク」じゃないよね(笑)?
まあ、いいや。ジミー・ペイジの元気そうな晴れ姿を見れて、幸せなのです。
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