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電車の中にいたり、駅のホームにいて、人身事故のアナウンスが流れる時、よく思うことがある。
それは・・
走っている電車の線路に飛び込んで自殺すると、とうぜん体はバラバラになるだろう。
すると、その場所に、自殺した人の臓器、体のパーツなどが散乱することになるはず。
となると・・誰かがそれを片付けなければならない。
大概は、駅員だったりするだろう。
私自身、自分の乗る予定だった電車に誰かが飛び込んだ直後の現場(飛び散った臓器などを見たわけではないが・・だいいち、見たくないし・・)にいたり、あるいは遺体にシートがかぶされて運ばれていく光景を見たことはある。
そういうのを見るたび・・
電車に轢かれてバラバラになった遺体を片付ける駅員は・・本当に大変だなあと思う。
なにやら同情もしてしまう。
そういう仕事、決して誰もがやりたがる仕事ではないはず。
むしろ、その逆であろう。
かといって、そのまま放置しておけるはずもなく。
だいいち、放置していたらその後の電車の運行にも影響が出るし。
葬儀などの問題もある。
そんな現場に居合わせた時・・・こんなこと言っては不謹慎かもしれないが、駅員にならないでよかったと思うことがある。
自分がもし駅員だったら・・やはりやらねばならないだろうから。
私は駅員になったことはないので、電車に轢かれてバラバラになった遺体を片付けたことはない。
そういう作業をしている時の駅員の心境って、どんなものだろう・・。
バラバラになった遺体の光景が、夢に出てきたりしないだろうか。それでうなされたりしないだろうか。
いや・・それ以前に・・・そういう作業をした日、スムーズに寝れるだろうか。
その光景が目に焼きつき、寝れなくなったりしないだろうか。
まあ、遺体の片付け・・といえば、警察関係、病院関係もそうなのであろうが・・。
世の中にはそういう仕事も確実に存在し、しかも、なくてはならない仕事でもあるだろう。
そういう仕事を行う人もいなくてはならない。
だから、そういう仕事や、そういう仕事をする人は、いつの世も必要であろう。
ならば・・自分がそれをできるだろうか。
いや、きっと、そういう業務も含まれる仕事についていたら、否応なく私もらざるをえないだろう。
どうしてもそれができないのなら・・そういう仕事につかない・・という方法しかない。
誰だって、そういう仕事は好んでやりたいはずもないと思う。
だから、そういう仕事をやる人に、もっと感謝しないといけないのだろうと思う。
もしも私が自殺したくなったとして。電車に飛び込む方法を選んだとして。
その後、バラバラになった自分の体を、駅員などがかき集めて処理するかと思うと・・・
ちょっと耐えられない。
たとえその時自分がもうこの世に存在していなくても。
電車に飛び込んで自殺することを考えてる人・・・・その辺のことも、考えてみてほしい。
もしも自分が駅員の立場だったら、どう思うだろうか。
ちょうど1ヶ月前、最寄り駅で、人身事故が起きました(携帯電話お知らせ機能にて判明)。
それも私が、その最寄り駅に、すぐ近くにいるときです。
道理で、消防車や警察車両が多数集結していました。
その駅は、地下構内にあるため、事故現場は見られませんでしたが、私は、直ぐ様、改札口がある地下まで降りていきました。
そこで約1時間は経った頃、6名の消防官がブルーシートが掛けられた担架を運んできました。
ブルーシート越しからでも、すでに五体満足な体を運んでいないことは、すぐにわかりました。
担架を運ぶ消防官が地上に出るため、階段を登るときも、すでに息がある人を運ぶときのような、「患者」への気遣いは全くありませんでした。
明らかに「物体を運ぶ」ような動作でした。
人身事故発生時、先ず鉄道運転士が目撃しなければなりませんね。
そして、現場付近にいた乗客や、その駅駅員も…。
数多の悲惨な事故・事件現場に立ち会う消防官や警察官は、精神やられないのでしょうか?
もちろん鉄道員である彼らにも、そういう精神治療は必要です。
鉄道に詳しい友人によれば、「人身事故処理以降、うつ病になってしまい、やむなく退職した鉄道員もいる」ということです。
ブルーシートをかぶせられた担架が運ばれていく光景は、私も見たことがあります。
あのブルーシートの中身は、どうなってるんだろう・・・そう思うと、駅員さんたちに同情してしまいました。
バラバラになった遺体、臓器・・そういうのが、あのブルーシートの中にあるんだろうなと思うと特に・・。
私がそういうのを片づける立場だったら、トラウマになると思います。
物を運んでいると思わないと、とてもやれないと思います。
>、「人身事故処理以降、うつ病になってしまい、やむなく退職した鉄道員もいる」ということです。
やはり・・・そうでしょうね・・・。
言葉がありません。
鉄道職員の皆さん、いつも本当にご苦労さまです。
こういう仕事も業務の一環なんですものね・・。