2010年2月5日。
私のお気に入りのお店の中の1店が営業最終日を迎えた。
最終日とあって、店には早い時間から客がおしかけ、早い段階で席が全て埋まってしまい、超・超満員。
皆で、この店の閉店を惜しんだ。
その店は、ジャンルでいうと、いわゆる「フォーク居酒屋」だ。
その日を最後に、閉店してしまったのだ。
残念でならない。
その店では色んな人に出会った。
ライブもやらせてもらった。
普通に飲みに行って、酔っ払って、普段は歌わない曲をカバーしてみたり、人前で歌ったことのない自作曲を「様子見」で何曲も披露したりもした。
中には、結局その店で歌ったきり・・の自作曲は、実はけっこうある。
忘年会もやった。
仲間内でよく集まりもした。
いくつかイベントを提案したりもした。
昭和歌謡デーは好評だったし、アニメソングデーもそれなりに盛り上がった。
いつか「童謡・唱歌デー」なども提案しようと思ってたのに、それはもうかなわないことになってしまった。
また、その店主催のイベントにも、いくつか参加させてもらった。
この店のいいところは、なによりも「リラックスできる」点にあった。
フォーク酒場は、今はあちこちにある。
お客さんのパフォーマンスレベルの高い店もあれば、常連で固まってる店もあれば、音響の良い店、敷居の低い店もある。
それぞれの店にそれぞれの特徴があるし、良い点もそれぞれ。
この店は、靴を脱いで入ってゆけるので、それだけでも解放感があるのだが、店内の雰囲気は、まるで田舎の友達の家に遊びに行って飲んでるようなリラックス感があった。
あのリラックス感は、何物にも代えがたいものがあった。
リラックスできるという点では、一番だったのではないだろうか。
また、カウンター席が充実してるというのも強みだった。
カウンター席が充実してると、一人でも入ってゆきやすいのだ。
女性でも一人で入って気やすく、居やすい店だった。
それは、あの気取らない、田舎風の雰囲気も大きかったろう。
他の店でもそうであるように、この店にも多数の常連さんがいた。
これまでこの店に集ってた常連さんたちは、この店が無くなったら、どうなるのだろう・・と私は思っていた。
一応、私も常連のはしくれであるつもりだったからね。
この店が無くなっても、単に歌える居酒屋ならほかにいくらでもある。
ここに集っていた常連さんは今後はあちこちの店に「散り散り」になるしかないのかな・・と思っていた。
でも、実はこの店の近く(歩いて数分)に、同じような種類の店が最近できていた・・ということが分かった。
今後は、皆、そちらに流れそうだ。
しかも、その店、音響が良いという。
とりあえず、この店に集まってた人は、集まる場所・歌う場所を失うことはなさそうだ。
その意味では、皆、一安心であろう。
でも。
田舎の友達の家で飲んでるようなリラックス感のあった、この店が無くなるのは寂しい。
この店は、お客さんをけっこう掴んでいた店だと思う。
何かのイベントがあるわけじゃないのに、すごく混んでる日もけっこう見てきたからね。
なのに閉店せざるを得ない・・というのは、今のこの不景気な時代での商売の難しさなのだろう。
以前、ひょんなことから平日にひょっこりこの店に行ったことがあるが、客は3~4人しかいないこともあった。
でも、今のご時世、平日は多くの店がそういう状態なのではないだろうか。
毎日毎日超満員・・・そんな店は、中々ないと思う。
それなりに客を掴んでいたこの店ですら閉店になってしまうのなら、今後この店舗に入る店は、余計しんどいのではないだろうか。
この不景気の時代。
おそらく、どのお店も、維持させるのに苦労してることだろう。
自分のお気に入りのお店や、馴染みの店には、ただただ頑張ってほしい。
私の自作曲に「あの店エレジー」という曲がある。
それは、私が20代~30代の頃に常連として通っていた店が閉店してしまった時に、その寂しさを歌にした曲だった。
今、「あの店エレジー」を作った時と同じような思いで、いる。
今は・・・さようなら、フォーク居酒屋としての「亜古木」。
くつろげた、あの空間。
とりあえず、ひとまず。
で・・
これまで、どうもありがとう。
今後は、別の形で。
覚えてる範囲で、現在の時点で、この店でしか歌ったことのない私の自作曲のタイトルを記しておきたい。
1、リボン
2、あの町を流れた 信濃川
3、白神の森
4、今はこんなに夜だけど
5、鐘の音、響いた。
6、愛しの人よ
7、あの頃の愚かさゆえに
8、セピア色の答
9、静かな夜
10、仮面の瞳
11、僕と君の同窓会
12、時海(スローバージョン)
13、こんな雪の降る夜は
14、やっと会えたね
また、以下のようなカバー曲を弾き語りで歌えたのも、あの雰囲気があったからこそかもしれない。
たとえば・・
・青い鳥(タイガース)
・虹色の湖(中村晃子)
・恋の季節(ピンキー&キラーズ)
・いい湯だな(ドリフ)
・小さなスナック(パープルシャドウズ)
・希望(岸洋子)
・真っ赤な太陽(美空ひばり)
・望郷の旅(森本太郎とスーパースター)
・月の砂漠(唱歌)
・ゆうやけこやけ(童謡)
・多数のアニメソングメドレー
きっと、まだある・・。
♪ドアを開ければ 流れるメロディ
焼酎 ウィスキー 日本酒 ビール
ドアを開ければ 馴染みのあの顔
dadadada~~~
あの店エレジー
by だんぞう
私のお気に入りのお店の中の1店が営業最終日を迎えた。
最終日とあって、店には早い時間から客がおしかけ、早い段階で席が全て埋まってしまい、超・超満員。
皆で、この店の閉店を惜しんだ。
その店は、ジャンルでいうと、いわゆる「フォーク居酒屋」だ。
その日を最後に、閉店してしまったのだ。
残念でならない。
その店では色んな人に出会った。
ライブもやらせてもらった。
普通に飲みに行って、酔っ払って、普段は歌わない曲をカバーしてみたり、人前で歌ったことのない自作曲を「様子見」で何曲も披露したりもした。
中には、結局その店で歌ったきり・・の自作曲は、実はけっこうある。
忘年会もやった。
仲間内でよく集まりもした。
いくつかイベントを提案したりもした。
昭和歌謡デーは好評だったし、アニメソングデーもそれなりに盛り上がった。
いつか「童謡・唱歌デー」なども提案しようと思ってたのに、それはもうかなわないことになってしまった。
また、その店主催のイベントにも、いくつか参加させてもらった。
この店のいいところは、なによりも「リラックスできる」点にあった。
フォーク酒場は、今はあちこちにある。
お客さんのパフォーマンスレベルの高い店もあれば、常連で固まってる店もあれば、音響の良い店、敷居の低い店もある。
それぞれの店にそれぞれの特徴があるし、良い点もそれぞれ。
この店は、靴を脱いで入ってゆけるので、それだけでも解放感があるのだが、店内の雰囲気は、まるで田舎の友達の家に遊びに行って飲んでるようなリラックス感があった。
あのリラックス感は、何物にも代えがたいものがあった。
リラックスできるという点では、一番だったのではないだろうか。
また、カウンター席が充実してるというのも強みだった。
カウンター席が充実してると、一人でも入ってゆきやすいのだ。
女性でも一人で入って気やすく、居やすい店だった。
それは、あの気取らない、田舎風の雰囲気も大きかったろう。
他の店でもそうであるように、この店にも多数の常連さんがいた。
これまでこの店に集ってた常連さんたちは、この店が無くなったら、どうなるのだろう・・と私は思っていた。
一応、私も常連のはしくれであるつもりだったからね。
この店が無くなっても、単に歌える居酒屋ならほかにいくらでもある。
ここに集っていた常連さんは今後はあちこちの店に「散り散り」になるしかないのかな・・と思っていた。
でも、実はこの店の近く(歩いて数分)に、同じような種類の店が最近できていた・・ということが分かった。
今後は、皆、そちらに流れそうだ。
しかも、その店、音響が良いという。
とりあえず、この店に集まってた人は、集まる場所・歌う場所を失うことはなさそうだ。
その意味では、皆、一安心であろう。
でも。
田舎の友達の家で飲んでるようなリラックス感のあった、この店が無くなるのは寂しい。
この店は、お客さんをけっこう掴んでいた店だと思う。
何かのイベントがあるわけじゃないのに、すごく混んでる日もけっこう見てきたからね。
なのに閉店せざるを得ない・・というのは、今のこの不景気な時代での商売の難しさなのだろう。
以前、ひょんなことから平日にひょっこりこの店に行ったことがあるが、客は3~4人しかいないこともあった。
でも、今のご時世、平日は多くの店がそういう状態なのではないだろうか。
毎日毎日超満員・・・そんな店は、中々ないと思う。
それなりに客を掴んでいたこの店ですら閉店になってしまうのなら、今後この店舗に入る店は、余計しんどいのではないだろうか。
この不景気の時代。
おそらく、どのお店も、維持させるのに苦労してることだろう。
自分のお気に入りのお店や、馴染みの店には、ただただ頑張ってほしい。
私の自作曲に「あの店エレジー」という曲がある。
それは、私が20代~30代の頃に常連として通っていた店が閉店してしまった時に、その寂しさを歌にした曲だった。
今、「あの店エレジー」を作った時と同じような思いで、いる。
今は・・・さようなら、フォーク居酒屋としての「亜古木」。
くつろげた、あの空間。
とりあえず、ひとまず。
で・・
これまで、どうもありがとう。
今後は、別の形で。
覚えてる範囲で、現在の時点で、この店でしか歌ったことのない私の自作曲のタイトルを記しておきたい。
1、リボン
2、あの町を流れた 信濃川
3、白神の森
4、今はこんなに夜だけど
5、鐘の音、響いた。
6、愛しの人よ
7、あの頃の愚かさゆえに
8、セピア色の答
9、静かな夜
10、仮面の瞳
11、僕と君の同窓会
12、時海(スローバージョン)
13、こんな雪の降る夜は
14、やっと会えたね
また、以下のようなカバー曲を弾き語りで歌えたのも、あの雰囲気があったからこそかもしれない。
たとえば・・
・青い鳥(タイガース)
・虹色の湖(中村晃子)
・恋の季節(ピンキー&キラーズ)
・いい湯だな(ドリフ)
・小さなスナック(パープルシャドウズ)
・希望(岸洋子)
・真っ赤な太陽(美空ひばり)
・望郷の旅(森本太郎とスーパースター)
・月の砂漠(唱歌)
・ゆうやけこやけ(童謡)
・多数のアニメソングメドレー
きっと、まだある・・。
♪ドアを開ければ 流れるメロディ
焼酎 ウィスキー 日本酒 ビール
ドアを開ければ 馴染みのあの顔
dadadada~~~
あの店エレジー
by だんぞう