時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

どんな男も、台無しになる光景

2009年05月26日 | 日々の、あれこれ
どんなにカッコイイ男であろうと、どんなに偉い男であろうと、ズボンのジッパーが開いていたら、ぶちこわしになる。
ベッカムだろうが、ブラピだろうが、マイケル・ジャクソンであろうが、花形満であろうが、おかまいなし・・なのだ。問答無用!


ズボンのジッパー・・・いわゆる「社会の窓」である。

服装をバチッと決め、ヘアースタイルも決め、さっそうと町を歩いたり電車に乗っていても、社会の窓が開いてたら、それは・・バチッと決めていればいるほど、恥ずかしくなる。

また、これって、迂闊に指摘しづらいから困ったもんなのだ。
他人にはもちろん、上司にももちろん。
親しい同輩、後輩、友人くらいにしか指摘できない。

また、指摘してあげるにしても、他の人に悟られないようにして教えてあげないといけないケースが多い。

あくまでも、社会の窓が開いてたという事実に、本人自身が気がついて、人目を忍んで窓を閉じ、その後何事もなかったかのようにふるまえる・・っていうのがベスト。

困るのは、電車で座ってて、目の前に立ったオヤジの社会の窓が開いてる場合である。
むは~、これは困る。
第一、イヤだ。


位置的に、座ってる人の目は、立ってるオヤジの社会の窓の真ん前である。
見たかぁない。
でも、目の正面に、オヤジの社会の窓があって、窓が開いてるとなると、窓の内部も見えてしまうではないか。
や、やめてくれ~。
なんだ、そのパンツは!?
だから、見たくないんだってば~。

早く、窓が開いてることに気づいてくれ。
そのパンツを見せないでくれ。
トランクスならまだしも、白いパッツパツのブリーフだったら・・。

それが、満員電車の中だと、もっと最悪。
何かの「揺れ」で、その社会の窓をおっ広げたズボンが、座ってる私の目にアップで迫ってくることになる。
うぎゃあ・・!
なんだ、そのパンツは!?
だから、見たくないんだってば~。


目の前に、見ず知らずのオヤジのパンツがあり、しかもそれがアップで迫ってくるだなんて・・・地獄だ。
生まれてきて、すみません。


と言いつつ・・実は私も、社会の窓を閉め忘れて外出したことは・・何度かある。

男なら、誰でもそういう経験・・一度か二度はしてるんじゃないのかな??

あれって、気づいた時って・・・ショックなんだよね~。

それまで、社会の窓を開けたまま、外を歩いていたのか・・と思うと、すでに「祭りのあと」・・じゃなかった「後の祭り」であるにも関わらず、今更のようにメチャクチャ恥ずかしい。
もう・・遅いのにね。
だって、もう、すでに「見せた後」なんだもの。
体が、心が、恥ずかしさでポ~~ッとしてくる。
そんな時は、自己嫌悪の極み・・・なのだ。
自分がイヤになるし、これは自分ではない・・と思いたくもなる(?)。
何かの間違いだ・・と。

うなだれてしまうわ、力が抜けるわ、家を出なければよかった・・と後悔するわ。


その日、家を出て、そのことに気づくまでの自分をリセットしたくなる。
なかったことにしたくなる。
その間、知ってる人に会わなかったか?
よもや、片思いの女性に会わなかっただろうな?
誰か、変な目で自分を見てる奴はいなかっただろうか?
ライバルがいるのなら、そのライバルに見られなかっただろうな?
近所のオシャベリおばさんに会わなかっただろうな?

・・などと、それまでの自分をフラッシュバックしてみる。

でも・・やはり、今更あがいても、「後の祭り」は「後の祭り」。
「祭りだワッショイ」とはならない。



以前、有名な某脚本家が、女性に会った時にまず相手のどこを見るか?という質問を受けたことがあった。
その時の彼の返答は、
「相手を見ずに、まずは自分の社会の窓を見る」ということだった。
むろん、その女性を前にして、自分の社会の窓が開いていないかどうかをチェックしてるわけだ。

なんか、分かる。
どんな気取ったポーズとったり、粋なセリフ言ったり、相手に自分の印象を良く見せようとしても、肝心の(?)社会の窓が開いてたんじゃ、すべてムダだ。
台無しなのだ。
気取れば気取っていたほど、カッコワルいだけだ。


何を言うにしても、どうふるまうにしても、まずは社会の窓が閉じていることこそが基本なのだ。
まずは、そこからなのだ。

そういや、女性でもジーパンなどをはく人には、この危惧は当てはまるね。
ジーパンにも、ファスナーが前にあるものね。

だが、幸か不幸か、ジーパン姿の女性の社会の窓が開いてるのは・・見たことがない。
ジーパンをはく女性で、社会の窓をあけっぱなしで外出したことがある人って、いるのだろうか。

まあ、そういう体験があったとしても「ありました」とは中々言ってくれないだろうけど(笑)。


もし、そういう女性に出会ったとしたら・・男性以上に指摘しにくいやね。
下手したら、恨まれそうですらあるもの。


さあ、この日記を読んでしまったアナタ。
今からでも遅くはない(?)、ズボンの「社会の窓」がちゃんと閉まっているか、もう一度確認しておきましょう。


・・え?


・・開いてた?


・・・ご、ご愁傷様です。

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