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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

大盛況!ケメ・トリビュート・ライブ (ライブ・レポート、その1)

2008年01月08日 | 音楽活動
2008年1月6日。
ケメこと佐藤公彦トリビュートライブ「~小さな音楽会~」が無事に終了しました。

おかげさまで、大盛況でした。
開催前、「閑散としたら、どうしよう・・」という私の不安は見事に吹っ飛びました。
満席で、主催者の私はずっと立ちっぱなし。
でも、こういう立ちっぱなしなら大歓迎です。嬉しい「立たされ坊主」・・ならぬ「立たされオヤ~ジ」でした。
時代屋のライブじゃ、こうはいきませんもん(笑)。あらためてケメの根強い人気とそのパワーを実感しました。

ケメって、70年代にあんなに人気があったのに、これまでトリビュートライブみたいなものがなかったのが、考えてみればちょっと不思議でもありました。
音楽活動をやめてしまったケメの楽曲を生でまとめて聴くのは、こういうライブ企画でもないと、なかなか無いですものね。
皆、ケメの曲を生でまとめて聴きたがっていたのですね。潜在的にそういう要望はあった・・・そういうことなのだと思います。

これまでネットでHNしか知らなかったたくさんの人にリアルで一気にお会いすることができて、楽しかったです。

ケメはぞの全盛期、そのファンは大半が女性でした。
今回ライブに来てくださったお客さんも、大半が女性ファンでした。
このへんは、ケメのライブそのまま・・の傾向でした。
ただ、中には男性ファンも何人も来て下さっていて。同じ男性ファン同士として嬉しかったです。

ライブでは、予想外のサプライズ演出もありました。
な、なんと!!
ケメ君本人から、この会場の皆さんあてに肉声のメッセージテープが届いていたのです。そう、ファン一人一人の心に語りかけるような感じで。
そのコメントがまた、切々としたメッセージで、今の心情もよく出ていて。
昔ながらの、ちょっと細くて、やや高めの声でした。ナイーブさは相変わらずの印象。
で、その音源を皆がシ~~~ンとして聴き入るのです。
このあたりで、涙腺を刺激された方はきっと多かったはず。うるうるきてしまった人は多いはず。


ところが!
サプライズはこれで終わりではありませんでした。
メッセージの後には、更なる仰天プレゼントが待ってました。
それは・・・テープの中で、メッセージの後にケメの新曲が弾き語りで歌われていたのです!多少の音のカブセはあったようですが、雰囲気的にはアコースティックな弾き語りに近い感じでした。
「冬将軍」という曲でした。

出だしのメロディラインが特徴的な、優しい旋律を持った曲でした。
良い曲でした。

こういう曲が今、ケメの家の中で生まれ、そして・・・現状としてはケメの家の中で埋もれていってるのです。
ライブ活動をやめてしまったケメ君ですが、曲作りは今も継続されているんですね。
ライブ活動終了から、何年という年月が過ぎていきました。
おそらくその間、たくさんの曲がケメ君の家の中で生まれているはず。
もし、ニューアルバム制作・・ってなことになれば、たくさんの曲の中から厳選された曲がアルバムに揃うはず。
きっとそれは名作になるのでは・・と思えてなりません。



1月6日のライブで、我々時代屋が歌ったメニューは、以下の通りです。

1、今日の僕、明日の君
2、恋摘み唄
3、青春の終わり(with 金谷あつしさん)
4、日々是決戦
5、やさしく歌って(with あべとしひこさん)

その他、オープニングで、あべさんと時代屋で「祈り」。
最後のあべさん&金谷さんのステージでは、「たった一人の友達」を、あべさん&金谷さん&だんぞうの3人で演奏しました。

「青春のおわり」という曲に関しては、ライブ前日の深夜に、突如、この曲をライブにまぜようとひらめきました。
もともと大好きな曲で、数年前に某所での弾き語りライブでこの曲を歌ったことがある私なので、馴染みの曲でした。
厳密にいえばケメの作った曲ではありません。
でも、ケメがピピ&コットというバンドに居た時代の、バンドレパートリーでした。
作詞作曲は、あの吉田拓郎さん。隠れた名曲なのです。
で、そのピピ&コットのリーダーだったのが、金谷さん本人。
つまり私は元々大好きだったその曲の当事者と一緒にその曲を演奏したことになります。


出演者に関しても書いておきましょう。
「まき&GO」さん。
まきまき~さんとGOさんのユニットでした。
ケメを彷彿とさせる可愛い格好(オーバーオール?)で、スタンディングで一生懸命に歌うまきまき~さんには、往年のケメ君の幻影がだぶって見え、キュートでした。そう、ケメって、スタンディングだったんですよね~。遠い目。
サポートギターのGOさんのプレイは的確でした。いいコンビだなあと思いました。今回のライブの「キュート」さ代表格。

「フォーク野郎」さん。
ケメの曲って、実はこんなにカッチョ良かったんだなあ!と再認識。
演奏はパワフルで、切れもあり、うなるようなハーモニカ。で、男っぽいシャウト・ボーカル。見事でした。骨のあるパフォーマンス。そしてポリシーのある選曲。そして、メドレーというひねりも、心憎いばかり。
今回のライブの「かっこよさ」代表格でした。

「ガーネット」さん。
ため息が出てしまうような、素晴らしさ。聞き惚れました。いつまでも聴いていたい・・そんな気になりました。さすがプロ!って感じのステージ。ライブに来れなかった人が、正直気の毒になりました。
今回のライブをCDにしてもらいたいくらいの出来でした。ギターの音色。原曲のアレンジのツボを押さえながらも独自のコードワーク。優しいハーモニー。そして絶品のボーカル。あらためてケメの曲の素晴らしさを再認識。完成品。

「あべさん&金谷さん」。
まさか「捨ててはいけないよ、大切なものを」のような難曲を披露するとは予想してなかった人は多いのでは?
ギタリストあべさんの幅の広さを感じると共に、金谷さん本人の「捨ててはいけないよ」が聞けるチャンスは、そうそうあるもんじゃないでしょう。
時には時代屋と。時にはフォーク野郎さんと。そして、時には金谷さんと。あべさんは今日も大活躍でした。でも本人はもっとやりたがっていました。リハでは実は私と「あの太陽、もっと幸あれ」を練習してましたが、本番ではカットになってしまい少し残念。でも、今回のライブの「顔」でした。
また、金谷さんは、ファンのためにとんでもない隠し演出をしてくださっていました。それがケメからのメッセージ。ファンが一番喜ぶ演出をして下さいました。大感謝。

「佐藤公彦」さん。
音声での登場でした。もう、これについては、言葉になりません・・。ケメ、ありがとう。

来て下さった皆さん、出演者の皆さん、お店のスタッフの皆さん、そして、会場には来れなくても、遠方から思いを飛ばしてくださったファンの皆さん。
お疲れさまでした。そして、どうもありがとうございました。

ケメ・トリビュート・ライブは大盛況のうちに終わりました。
ホッとしました。やってよかったです。















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