布団に入って、うとうとしてきて今にも眠りに落ちようとする時に、もっとも嫌なのは蚊であろう。
まどろんできてる時に、蚊のあの嫌な羽音が耳に近づいてきた時の嫌悪感ったら、ない。
せっかくうとうとして気持ちよく眠りに落ちようとしてたのに、あの耳元の蚊の羽音は、すべてをぶちこわす。
うとうとしてた意識が、一気に覚醒し(?)、戦闘モードに入らざるをえなくなることがある。
こうなったら多少刺されてもいいから、このまま眠りに落ちようと思って、蚊の羽音を無視しようとしても、今度は蚊のあの感触を耳元や顔のあたりに感じてしまうと、「やっぱりこのままじゃ眠れない!!」と思って、仕方なく立ちあがり、電気をつける。
で、蚊を探す。
だが、そんな時に限って、すぐには見つけられないことも多い。
このへん、まるで嫌がらせされてるようでもある。
蚊は小さいし、布団の柄などにまぎれてしまうと、見わけがつきにくい。
しばらく探しても見つからない時に、「どっか遠くにいったかも。そのまま遠くでおとなしくしててくれ」と思って再び布団に入ると、また耳元であのブ~~~~~ンという羽音が近づいてきたりする。
やはり、これはどう考えても嫌がらせではないか。
で、また立ちあがり、「今度こそ」とばかりに電気をつける。
するとまた中々見つからない。
こんなことが何度も続くうちに、さっき来た「眠気」はどこへやら。
こうなったら、蚊を叩きつぶすまで眠れない。
そう思い覚悟を決め、蚊をつぶすまで電気をつけっぱなしにして、ひたすら蚊を探し続ける。
目はどんどん冴えてきてしまう。
で・・悪戦苦闘数十分、やっと蚊を見つけて、叩きつぶした後の安堵感は、何物にも代えがたい。
「これでやっと寝れる・・・」、そう思って。
だが・・・
たまに・・
これだけじゃ済まないこともある。
それは
せっかく蚊を退治して、電気を消し布団に入って、安堵感と共に眠りに落ちようとした時に、再び・・・
プ~~~~~ン
という羽音が耳元に近づいてきた時。
嫌がらせ、ここに極まれり。
「まだいたのか!」
「一匹じゃなかったのか・・」
「もういいかげんにしておくれ(泣)」
そう思うと、少し絶望的な気持ちになったりするのだ。
家に蚊取り線香でもあればよかったのに・・・とも思ったりするが、あいにく時間帯は夜中。今更起きて、服を着替えて、買いにいくわけにもいかない・・。
そんなことを考えると、蚊取り線香や蚊取りマットなどを買い置きしておけばよかった・・・と後悔する。
ともかく、眠りに落ちようとする時に耳元に近づいてくる蚊の羽音ほど嫌なものは・・ない。
眠りに落ちる際の究極の嫌がらせでしかない。
あんな小さくて、両手ではさんでしまえばすぐにつぶしてしまえる存在のくせに、とんでもない病原菌を運んでくる蚊もいるからなあ。
蚊なんて、なんのために生まれてきたんだろう(笑)。
どんな存在価値があるんだろう。
この世に必要な生命なのだろうか?
あいつがもし人間なら、こんな嫌な奴は中々いない。
私はゴキブリに生まれなくてつくづくよかったと思うことがあるが、蚊に生まれなくてもつくづくよかった。
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