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紅白歌合戦をここ数年見ていると、毎回必ず1曲「すごい・・・!!」と唸ってしまう曲が登場している。
もともとその歌を知っていたのに、改めて生で歌われると、けっこう感動してしまう曲がある。
しかも、あの大舞台だ。紅白の視聴率は昔に比べると落ちてきてるかもしれないが、それでも長い伝統がある歌番組で、幅広い年代で多くの国民が見る「歌番組」としては、やはり注目度という意味で特別な番組ではあり続けていると思う。
私は・・・ここ数年の紅白を見て、今後こんなシンガーによってこんな歌が紅白に出て、シニアの世代だけでなく、若い世代の人にも知ってもらいたい・・そんな曲を思い浮かべることがある。
紅白のあの大舞台に、こんなシンガーが出てきて、こんな曲を歌ったら・・・と思うと、わくわくしてくる。見ている幅広い世代が、どんな感想を持つだろう。
特に、ギター1本か2本でも表現できるフォークシンガーの方が、余計な装飾音がないぶんだけ、余計に歌そのもの力が引き立つ気がする。
少なくても、弾き語りか、それに近い小編成の方がいい。
ちょっとあげてみたい。
もっとも、シンガー当人にとっては迷惑かもしれないが・・・。
とりあえず、一回でも出たことがあるシンガーは外す。
もちろん、亡くなった方も・・。そういう意味では高田渡さんやジョー山中さんなどの名前をあげられないのが残念でならない・・。
敬省略で、失礼。
岡林信康 「チューリップのアップリケ」
遠藤賢司 「夢よ叫べ」
佐渡山豊 「ドゥチュイムニイ」
友部正人 「一本道」
あがた森魚 「赤色エレジー」
古井戸 「ポスターカラー」(「花言葉」でもいいかも)
井上陽水 「人生が二度あれば」(オファーする側としたら「少年時代」を歌ってほしがるかもしれないし、私の個人的な趣味では「帰れない二人」だが、歌自体のインパクトはこちらのほうがあると思うので。「傘がない」でもいいかもしれない)
浜田省吾 「路地裏の少年」
もちろん、他にもあるが、とりあえずすぐに思い浮かんだ曲と、そのシンガーの名前をあげてみた。
上にあげた楽曲は、どれも弾き語りかそれに近い編成でも真価を発揮し、しかも聴き手にズシンと重い印象を与える曲だと思う。
とりわけ、これらの曲をこれまで聴いたことがない人が聴いたら、かなりインパクトのある曲だと思える。
もっとも、どれも有名な曲なので、聴いたことがある人は多いとは思うが。
上記のシンガーたちにとってみれば、紅白に出るということはちょっと場違いだったり、居づらいことかもしれないし、ある意味冗談っぽく感じてしまうかもしれない。
だが、上記の「歌の力」は、初めて聴く人にとってはけっこう衝撃だろうと思える。
どの曲も強いインパクトがあるはずだ。
曲自体は、それぞれのシンガーにとっては代表曲の一つであることは間違いないので、それなりに世間に知られていたとしても、普通の音楽番組よりもはるかに視聴者が多い国民的番組に出ることで、あらためてその曲の力、そのシンガーの存在が、より幅広い世代にあらためて伝わるような気がする。
日本にはこんなにスゴイ曲があるのだ・・・という意味で。
たとえば数年前に美輪明宏さんが「ヨイトマケの唄」を紅白で歌った時のように。
「ヨイトマケの唄」は有名な曲だし、元々私も知っていたが、あらためて紅白のような大舞台で生で歌われた時、他の曲を吹き飛ばすような力を感じたものだった。
秋川雅史さんの「千の風になって」や、中島みゆきさんの「麦の唄」などもそうだった。
みゆきさんの「麦の唄」は元々NHKの朝の連ドラの主題歌だったので、広く知られていた。
だが、秋川さんの「千の風」は、紅白が大ブレイクのきっかけになったと言っても過言ではないと思う。
また、美輪さんの「ヨイトマケ」は、再ブレイクにつながったと思う。
紅白に「そういう枠」があるのだとしたら、前述のフォークシンガーたちの曲なんか、その枠にピッタリだと思うのだが。
問題は・・・仮にそういうオファーが行って、シンガーがそのオファーを受けるかどうかではあるのだが・・・。
紅白のスタッフがそういう人選を思いつくかどうかも未知数だが、シンガーがそのオファーを受けるかどうかは、もっと未知数ではある・・。
個人的には、前述のような「力のある歌」「心に響く歌」を、一度でいいから紅白のような国民的な舞台で、あらためて広く伝えてみてほしい・・・そんな思いはあるので、ちょっと書いてみた。
更に書くなら、佐藤公彦さんの「夕暮れ」などもあげたいところ。
ここで名前をあげられて迷惑に感じているシンガー様がもしいらっしゃったら、その辺どうもすみません。
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