レジャースポットにも色々あって、テーマパークや遊園地なども定番。
中でも今では関東の東京ディズニーランドと関西のユニバーサルスタジオジャパンは大人気であるのはご存知の通り。
だが、他にもそういうレジャースポットは全国各地に多数ある。
苦戦している遊園地なども多いと聞く。
苦戦どころか、すでに閉鎖・閉館された場所もいくつもある。
今回取りあげるのは、私が子供の頃に見ていたテレビCMがとりわけ印象的だった「おやまゆうえんち」だ。
名称としては、「小山ゆうえんち」、「小山遊園地」とも。
この遊園地には私は行ったことがない。
これは栃木にある遊園地だったから、東京在住の私には、おいそれとは親にねだれない遊園地だった。
私が幼少時代に親に連れていってもらった遊園地・レジャースポットで今も覚えているのは、よみうりランド、横浜ドリームランド、としまえん、後楽園、船橋ヘルスセンター、サマーランド、多摩川園、向ケ丘遊園、などなど。
他にもあったが、とりあえず今思い出せる名前をあげてみた。
どれも東京近郊にあったものばかり。
ちなみに大人になってからは、友人と一緒に車で富士急ハイランドに行ったことは何度かある。
とりあえず、それらだけでも、満足していた。めったには行けなかったけど。
だから、栃木にある「おやまゆうえんち」まではねだれなかった。行くなら、1泊旅行みたいな形じゃないと難しく思えたし。
だが、少年だんぞうの心の中で「おやまゆうえんち」はいつも気になる存在ではあった。
いつか一度でいいから行ってみたい・・とも思っていた。
それはなぜだったか。
答は簡単。おやまゆうえんちのテレビCMのCMソングが極めてインパクトあったからだ。
で、どういうCMソングだったかというと・・
♪ おやま あれま おやまゆうえんち~~
という歌詞だった。もちろんメロディも未だに覚えているし、歌うこともできる。
当時、おやまゆうえんちのCMは頻繁にテレビで流れていたと思う。実際にはどうだったか知らないが、少なくても私の中の印象では、しょっちゅう流れていた印象があった。
「小山ゆうえんち」という名称の「おやま」をダジャレにした「おやま、あれま」という歌詞が冒頭で流れ、しかもちょっと民謡風なメロディがつけられていた。
この冒頭部分が妙に耳に残った。
ついつい口ずさんでしまったものだった。
今思うとなにやらちょっと自虐的な歌詞にも思えたし、そういう歌詞をCMソングにしてしまっていたのが、インパクトがあった。
この曲『小山ゆうえんちの唄』は、作詞が伊藤アキラさん、作曲はキダ・タローさんらしい。
この歌がどうにも心に刷り込まれたものだから、いつしか「小山ゆうえんち」という存在も気になるようになった。
とはいえ、小山ゆうえんちがどういう遊園地だったのかは分からなかった。今でも、それは変わらない。
まあ、今ではもうないのだから、リアルに見ることはできないのだが。
ちょっと調べてみた。ウィキペディアによると・・
「栃木県小山市喜沢にあった遊園地。1960年4月に開園し、2005年3月に閉園した。」とのこと。
2005年まで存在してたということは、今から十年ちょい前までがんばっていたことになる。
45年間か・・・。
その数字が長いのか短いのかは、私にはなんともいえない。
ただ、思ったより最近までがんばっていたんだな・・・という気はする。
都心には「としまえん」「後楽園」「よみうりランド」をはじめ、いくつもの遊園地があったが、地方の子供たちだってそういう場所で遊びたいはず。
そういう意味では、地方にある遊園地は、各地域の子供たちにとっては貴重な存在だったろうし、親しまれていたのではないだろうか。
なんでも「小山ゆうえんち」自体は経営状況は悪くなかったそうで、黒字だったそうだが、親会社が倒産したために連鎖倒産したそうな。
これって・・・悲しいことだなあと思う。
地元や、その近郊の子供たちにとっては、さぞかし残念だったことだろう。
都心に住む私にとっては、「小山ゆうえんち」は気になる存在ではありつつも、都心には何か所も遊園地はあるわけだし、遊園地で遊びたいならわざわざ地方に行かなくてもよかった。
子供にとっては、遊園地に行くためには親にねだったり、あるいは親が自主的に連れて行ってくれない限りは中々行けないのだが、ましてや旅行を兼ねて地方の遊園地に行きたい・・なんてことは、とても言い出せなかった。
なので結局私は「小山ゆうえんち」には縁がなかった。
だが、そのCMソングのせいでずっと気になり続けていた存在ではあった。
結局行けずじまいのまま無くなってしまった「小山ゆうえんち」ではあるが、その「おやま、あれま、小山ゆうえんち~」というCMソングだけは今でも私の頭の中にしっかり残っている。
子供の頃に、一度くらい行ってみたかったな・・という思いと共に。
なんにせよ、黒字を続けていたのに、親会社の倒産によって連鎖倒産せざるを得なかった時、スタッフたちや関係者は断腸の思いであったことだろう。
それこそ、「おやま、あれま」じゃすまされないぐらいに。
https://www.youtube.com/watch?v=qFbAdlXpaRA
ちなみに、このCMソングのフルバージョンの音源もあるようだ。ちなみに、私はこのフルバージョンのほうは、リアルタイム時にはテレビで聴いてことはなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=MeZk6ByaxvE
テレビCMサイズの小山ゆうえんちのCMソングはかなり短縮したバージョンであったことがわかる。
このフルバージョン、冒頭の「おやま あれま」でいきなり掴まれるのはもちろんだが、途中の「おとなり日光、こりゃ結構」というくだりも破壊力バツグンだ。
いやあ、いいなあ(笑)。心に残るよ。
小山ゆうえんちで働いていた方や関係者の方々、そしてそこで遊んでいた皆さんに、つたないこの記事を捧げます。
遠方に住んでて、結局行けなかったのに、いまだにあのゆうえんちを覚えている私のような妙な奴もいるのです。
最後に、、、地方に根ざした各地の遊園地よ、頑張れ。
確か開園してから30年位かと思います。
当時はまだ東京にいたのですが、帰省した時に町がその遊園地のオープンに
沸きたっていたのを憶えています。
しかし折しもバブルが弾けた時期でもあり、消費の冷え込みが始まっていました。
新しい乗り物が導入されると、それなりに入場者数は増えたらしいのですが、
基本的にはジリ貧の状態が続いていたようです。
私も20年ほど前に1度だけ行きましたが、なんと言うか園内が全体的に暗い感じがしました。
地元の友人なんかに聞くと1度も行ってない奴がほとんどですね。
なんだか全てが中途半端なイメージで、行きたくなる魅力に乏しかったような気がします。
これから閉園の年末に向けて、地元のメディアを中心に盛り上がって行くんでしょうが…
それはそれで寂しさに拍車をかけるだけのような気がしてなりません。
もし開園が子供の頃だったら、きっと全く違う気持ちだったと思います。
ちなみに桜金造さんのギャグは両手親指を鼻の脇に当て、
残った指をわきわき動かしながら「おやまゆ〜えんち〜〜」って歌うというもの(笑)
昔ビートたけしさんも時々やってましたよ。
なので、東京在住の子供だった私には、おいそれと行ける場所ではありませんでした。
桜金造さんのギャグは私はちょっと思い出せません。
桜金造さんは、今では私には怪談話のイメージのほうが強くなってまして(笑)。
所在地が栃木だったのは知りませんでした。
私の場合は何と言っても桜金造さんの「おやまゆ〜えんち〜〜」のギャグです。
と言うか、元々桜金造さんご自身が小山遊園地のCMに出演されたようですね。