時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

鳥肌がたつ曲

2009年10月26日 | 音楽全般

最近、家で音楽をあまり聴かなくなった。

CDラックには、何百枚というCDがある。
色んなジャンルのCDがある。
中には1~2回しか聴いてないアルバムもある。

休日で、どこかに出かける予定がない時などは、せっかく買ったのに1~2回しか聴いてないアルバムを聴きなおす良い機会であるはずなのに、なぜかCDを引っ張りだしてこない。

ゲームやったり、レンタルDVDを見たり、家事(洗濯、風呂掃除など)などをやったり、本を読んだり、ギター弾いたり。
なぜかCDを聴く・・という時間の使い方をしない。

なぜだろう。
聴きたいアルバムがないのか、音楽を聴くということにあまり関心がなくなったからなのか・・。

一応自分も音楽をやってるので、こんな状態はいけないな・・とは思うのだが、なぜかCDに触手が伸びない。

CD聴いても、自分もこういう素敵な曲を作りたい・・と思わせてくれる曲に出会っていないからかもしれない。
曲から受ける刺激が・・ないのだ。
いや、この場合、最近「刺激」というよりも、聴いた曲から受ける「衝撃」がないということが大きい。
圧倒されることも・・・ない。

本当に自分を触発してくれる曲に出会った時、私は全身に「しびれる」ような感覚が走る。
ディランの「廃墟の街」、マイクオールドフィールドの「オマドーン」、ジャンゴの一連のギタープレイ、ブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」、イーグルスの「ラストリゾート」、ピンクフロイドの「エコーズ」、レッド・ツェッペリン「カシミール」、そのほかそのほか、私をしびれさせた曲は数多い。

でも、最近は、全身の感覚が揺り動かされ、「しびれた」り鳥肌がたったりする曲に出会っていない。
それが悲しいし、つまらない。
だから、音楽をあまり聴いてないのかもしれない。

誤解しないでほしいのだが、「いい曲がない」と言ってるわけではない。
むしろ、「良い曲」というのはいっぱいある。
感心してしまう曲もけっこうある。

だが、聴いてて感動して鳥肌が立つ・・・という曲は、「いい曲」とは違う。
「いい曲」という範疇を突き破ってる感じの曲のことだ。



思えば・・音楽を自分もやるようになった頃・・・十代の頃だ・・は、テレビも見ずに音楽ばかり聴いていた。
勉強やりながらも聴いていた(笑)。

なにかしら「聴いたことのないミュージシャン」のアルバムを聴きたくて、中古レコード屋を年中ハシゴして買いあさっていたりもした。

外出する時は、ウォークマンは欠かせなかった。どこに行くにも音楽を聴いていた。

それが今や・・。


最近、曲を作っていない。

もしかしたら、最近あまり音楽を聴いていないせいかもしれない。


音楽を聴く・・ということは、私にとっては自作曲を作るための刺激だったのだ。
音楽をあまり聴いていない・・それが最近自作曲ができない原因かもしれない。

いやなに、ギターを弾いてれば、何がしかの「曲の断片」は浮かぶ。
でも、それは、自分にとって「過去に、自作曲で作った路線」の焼き直しだったりするので、その断片を完成させて1曲として仕上げるような新鮮味がない。

一時、旅にでることで曲のインスピレーションを受けることも多かった。
だが、最近は旅にも出ていない。それは今年の1月に我が家を襲った事件のせいで金欠病だ・・というのが大きいのだが・・。

ともあれ、それも、新曲ができない原因かもしれない。

とりあえず、人前で披露したことのない自作曲は、バーゲンに出したいくらいいっぱいあるので、時代屋の新レパートリーには不自由しない。

でも、その一方で、「今」の自分を表現した新曲も書いていたい。

新曲ができないでいると、最近の自分は音楽への情熱が薄れてきてしまったような気もしてくる。

まあ、それで飯を食ってるわけじゃないからいいんだろうけど(笑)、その状態が続くと、なにやらつまらない。

どこかに、私の全身の感覚を揺り動かし、しびれさせてくれる「まだ知らない曲」があるはずだと思うんだけど・・。

聴いて、衝撃を受け、鳥肌が立つような曲。

そういう曲に出会いたい。本当に。


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