私はたまに、今の自分の活動範囲の中にあるエリアの過去に思いを馳せることがあり、そのエリアの歴史を少し調べることがある。
過去は過去でも、自分が生まれる前の・・・それこそ電車などがまだなかった、はるか過去の時代という意味。例えば江戸時代とか、それ以前の時代とか。
調べる前と調べた後では、見慣れたいつもの光景が、それまで少し違って見えるようになるから面白い。
中には伝説の逸話の元になった場所もあったり、江戸時代には大惨事になった事件にまつわる現場もあったりするし、江戸時代は観光名所だった個所もあるし、昔の地名や、その地名のいわれもわかったりもする。
で、そんなことを知った上で町を歩いたりすると、それまで気がつかなかった「看板」や「碑」があることに気づいたりもする。
で、その看板や碑には、その場所の過去の歴史の一部分が解説されてたりもする。
そのエリアの歴史に興味を持っていないと、見落としてしまいがちなものだ。
だからこそ、少しでもいいから、そのエリアの過去の歴史や逸話を知ると面白い。
その場所は、昔は何があったのかがわかったら、もっと面白い。
何気に町を歩いてて、かつてのその町の光景の1部でも残っている個所を見つけると、何も知らない人々が知らずに通り過ぎている風景なのに、ちょっと感慨深いものを覚えたりもする。
最近「古地図」というのが密かな人気があるらしいが、その古地図をたどりながら現在の同じ場所を歩くのが最近人気あるらしい。
また、かつて浮世絵で描かれた場所を、今歩いてみるというテーマも人気あるらしい。
そのエリアの歴史を知って、あらためて散策をしてみると、古地図の人気や、浮世絵の現場を歩くことの楽しさも、なんとなくわかる気がする。
タモリさんが「高低差」がお好きだというのも、そこに繋がるのかもしれない。
なぜなら、その土地に建っている建物は昔と今で大きく変わっても、地形の高低差などは今でも残っていたりするから。
世の中、「開発」「再開発」の名のもとに、景観は変わっていっても、なんとか高低差までは壊さないでほしい気がする。
唯一、大昔の景観の名残を伝えられる要素だと思うから。
変わってない高低差、それはリアル・タイムカプセルなのだろう。
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