時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

若くして亡くなった友を偲んで

2021年10月29日 | 

先日、大学時代の友人A君の墓参りに行ってきた。

一年ぶりだ。

大学時代の友人3人と待ち合わせで。

 

A君は、20代の若さで亡くなった。もう今からだいぶ前のことになる。

彼の墓の前では、一緒に墓参りに来た友人同士、去年同様に昔話に花が咲いた。

この日は雨だった。だが、思いだしてみれば、去年墓参りに来た時も雨だった。

 

20代の若さで亡くなるだなんて・・早すぎたよ。

A君と言うのは、私が大学に入学して、最初に友人になれた友のうちのひとり。

そういえば、入学当時からあまり体が頑丈なほうではなかった。

だが、大学では彼はテニス部に入った。

 

けっこうルックスの良い奴だったし、性格も良かったし・・で、かなりモテモテだったようだ。

彼は歌もうまく、入学当時は、私が入ろうとした音楽関係のクラブに彼も誘おうとしたほど。

結局大学では私は音楽サークルに入部し、A君はテニス部に入部し、互いの居場所は異なることになった。

だが、私との友好関係はずっと変わらなかった。

とはいえ、互いにサークルや部の仲間との付き合いが中心になるにつれ、会う機会は減っていった。

 

 

大学卒業後、気まぐれで母校の学園祭に行った時、大学に入学して最初に友人になれた友のひとりであったK君とバッタリ。

で、その時にA君の他界をK君に知らされ、びっくりした覚えがある。

 

 

あれから長い年月が過ぎ、ひょんなことからK君との付き合いが復活。

K君とも、大学卒業以来ずっと会えてなかったので、再会できた時は嬉しかった。

で・・

K君に誘われて、私もA君の墓参りにいくようになった・・・というわけだ。

 

 

A君の墓は、神奈川の小さな駅の近くの寺にあり、そこは異空間のように閑静な空気に包まれている場所だ。

 

心が落ち着く場所で、静かに眠りにつくにはすごく良い場所だ。

 

墓のすぐ近くには、庭園らしきものがあり、それもまた静けさに一役買っているように思えた。

 

一緒に墓参りにいった友人たちと話してると、気分が大学時代に戻ったような気分になった。

普段は忘れているような、大学時代の色んな記憶が蘇ってきた。

 

でも、心の中では大学時代の自分らに戻っても、リアルではあれから長い年月が過ぎ去っている。

 

体が元気でいられるうちに、会える奴で会いたい奴には会っておきたい。

そんな思いが強くなっているのを感じさせられた。

 

 

あたりの静かな環境の中では、ちょっとした日帰り旅行のような気分も味わえた。

けっこう自然が残っている環境なので。

 

また、最寄りの駅の周辺も、それなりに緑が多く残っていて、そんな点もちょっとした日帰り旅行のような気分になれる環境であった。

風がけっこう強く、気温は急激に冷え込んで、寒いぐらいだったけれど。

 

でも・・・猛暑の中で汗だくになるよりは、はるかに快適に思えた。

ちょっと涼しいぐらいが、気候的には一番快適に思えた。

 

墓参り後、また再会を願い合い、皆それぞれの人生の中に戻っていった。

墓参りの間だけでも、現実世界から大学時代に心だけでもタイムスリップできた。

学生街も学校も、すっかり様変わりしてしまっているけど、記憶の中では、当時のまま。

 

↑ トップ写真といい、この写真といい、自然がいっぱい。気分は日帰り旅行だった。

 


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2 コメント

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Unknown (鮎川愛)
2021-11-07 12:23:50
私も、40代にして既に同年代の知人を何人か亡くしています。

中には、全く同情の余地さえ無い犯罪者としての死も…。

その人も20代でした。

高校時代の友人から「彼の死」を聴かされたとき、あまりに衝撃的でしたけれど、事情が事情だけに「自業自得…。情けない…」としか…。

やはり「死」を知らされた時に、その者と楽しかった日々を追憶し、涙に暮れるようなものが好いですね。

いずれ、だんぞうさんの御友人Aさんとの思い出話をブログで読ませていただきたいです。
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Unknown (だんぞう)
2021-11-07 19:05:41
同年代、近い年代の知人や友人が亡くなっていくのは、寂しいですよね。
それが仮に普段の付き合いがなかった人でも、訃報には寂しい気持ちになることはありますね。

犯罪者として亡くなった友人は私にはまだいませんが、情報が入ってこないだけで、実は犯罪者として死んでいった知人もいるのかもしれません。

犯罪者として死んでいった知人がいるのがわかったら、私はどんなことを思うかなあ…。
「やはりね」と思うのか、あるいは「なぜそんなことに…」と思うのか…。

この日記で触れたA君は、そういうタイプではなかったのが、私には救いです。
いい奴でした。
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