時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

乳頭温泉 鶴の湯 1

2008年09月04日 | 

さて、旅の宿「鶴の湯」。
この宿は、日本全国の温泉の人気投票で必ず上位に(1位になることも、しょっちゅう)入る人気宿であり、超有名な宿だ。


その人気ぶりは以前から知ってたし、私もいつか行ってみたいとは思っていたが、なかなか行く機会に恵まれないできた。
宿泊予約をとろうとしても、いつも予約でいっぱいで、なかなか宿泊予約をとれないでいたからだ。
今回、やっと予約をとることができた。


行ってみて・・まずは、その入口にびっくりした。「え?」と一声。
門をくぐった瞬間、時代劇のロケ地に旅してきたような気がした。
以前、「大内宿」に行った時のような感覚だった。
ここは山奥の一軒宿なのだが、行ってみると、一軒宿という気がしなかった。
まるで、時代劇に出てくる温泉のテーマパークみたいな雰囲気。
この入口、写真などで知ってはいたが、実際にこの目で見てみると、その風情はまたひとしお。

つかみはバッチリだ。
「鶴の湯」というと、その大きな露天風呂が有名で、私にとっても「鶴の湯」は、その露天風呂のイメージが強かった。
行ってみて、宿泊施設がこういう外観だとは・・・。なにしろインパクトがある。

で、私が案内された部屋は、「本陣」と呼ばれる棟にあった。
この「本陣」は、昔、侍が実際に使ってた長屋をそのまま保存してあるらしくて、部屋の外観といい、部屋の内部といい、タイムスリップしたような雰囲気。
使われてる木は黒く変色しており、長い長い歴史と年輪と貫録を感じる。
この部屋で、侍も寝泊まりしてたのか・・・と思うと、感慨深い。
寝っ転がって部屋の隅々を眺めると、寝屋のあちこちに年輪を感じる。
けっこう感動的だ。今も昔も旅の宿だったのだ。

宿の敷地内には、清流が流れ、清流の流れる音が心地よいし、癒される。
門のそばには水車もある。

露天風呂には、清流にかかる小さな橋を渡ってゆく。
湯の色は乳白色。
湯に浸かってしまえば、裸を見られることはない。それほど、白い。
有名な露天風呂には、壁(ついたて)がない個所があり、通路からは丸見えだ。

恥ずかしがる女性のために、女性専用の露天もあるし、その女性専用の露天からドアごしに直でこのメインの露天風呂に来ることもできるし、その合流点には岩がある。その岩に隠れながら入浴することもできるので、一応「男性から見られにくい配慮」もある。

本陣と呼ばれる宿泊棟は、隣の部屋との壁が薄く(?)、けっこう隣の客の声もつつぬけ。ってことは、こちらの声も隣につつぬけ。
まあ、長屋というのはそういうものなのかな。
部屋には洋式トイレがついているのは近代的だが、囲炉裏もついてる点なんて、う~む、古風。


「鶴の湯」には、いくつもの宿泊棟があるが、侍の時代の長屋をそのまま保存してあって今もそこに泊まれるのは「本陣」という宿泊棟だけ。
そのせいか、「本陣」が一番人気のようだ。
この「本陣」の部屋に泊まりたいなら、早めの予約が必要だろう。
で、旅の予約をする時に、「本陣」の部屋に泊まれるかどうか確認したほうがいいかもしれない。

なお、宿の売りである混浴露天風呂は、毎週月曜はお湯を抜いて清掃するらしい。
宿泊客のみならず、昼間の「立ち寄り湯」の客も絶えない宿であるが、昼間立ち寄り湯して混浴露天風呂に入りたいなら、月曜は避けたほうが無難。

ちなみに、夕方以後は、立ち寄り湯はできない。
宿泊客のみが湯を利用できるようにするための、宿の配慮だ。
立ち寄り湯の客と、宿泊客が一緒になったら、とんでもない状態になりそうだ。

ただでさえ人気の高い乳頭温泉で、人気ナンバーワンの旅宿が、「鶴の湯」。
なにしろ、賑わっている。


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