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ソノシート「怪獣大画報」を、アップで見る

2010年12月17日 | 漫画・アニメ、そして特撮

ソノシートだけのオリジナル作品「怪獣大画報」の、ソノシートブックの内容を記しておこう。


■ タイトル
   怪獣大画報   恐怖の大怪獣ドラマ
   「青銅大魔人の怒り / 世界の怪獣・怪物のすべて」


・ 企画
    朝日ソノラマ
・ 構成・脚本
    大伴昌司
・ 絵
    梶田達二
・ 効果
    篠原音響効果
・ 音楽
    増田豊利


● ドラマ・キャスト

  語り手  緒方敏也
  平田   内海賢二
  マリ   向井真理子
  魔人   富田耕吉
 その他   T.A.P


●ソノシートブックの内容

・ ドラマ「青銅大魔人の怒り」の絵物語
・ 前世紀の怪獣紹介
・ エジプト・ギリシャ・ローマの古代の怪物怪獣
・ アラビアンナイトの怪獣
・ 中世近世の怪物怪獣
・ よみがえった怪物
・ 原爆怪獣
・ 侵略怪獣
・ 宇宙怪獣

ドラマの絵物語以外の怪獣・怪物紹介は、どれも図鑑のようなものだ。


ブックは、ドラマの絵物語と図鑑類が同時進行でページの中に描かれている。
捨てページみたいなものがなく、色々詰め込まれており、なかなか盛りだくさんな内容になっている。
この「力の入り具合」には、オリジナル企画であることへのスタッフの熱意が、ブックには感じ取れる。


色んな種類の怪獣が絵で紹介されており、その辺は「怪獣大画報」というタイトルらしい絵本になっている。


当時はソノシート全盛の時代で、特に人気があったのは、やはりテレビでおなじみの作品のソノシートだった。
ソノシートの値段は一枚270~280円くらいだった。
当時の子どもにとっては、おいそれと買える値段ではなく、一枚買う時は相当選び抜いたはず。

名だたる「テレビでおなじみの作品」のソノシートと、こういうソノシートオリジナル企画のものが勝負するのは、相当ハンディがあったに違いない。

そりゃ誰だって、買うなら「ウルトラマン」とか「サイボーグ009」とか「アトム」とか「巨人の星」などのメジャー作品を選んでしまっただろう。

なので、周りにも、私自身も、こういうソノシートオリジナル作品を持ってる子どもはいなかったように思う。

こういうオリジナル企画のソノシートは「気にはなるけど、結局は買えない」1枚・・そんな感じだった。

だから、こういうソノシートは「謎の作品」・・そんな雰囲気がプンプンしたと思う。


もしも、こういうソノシートを持ってる子がいたら、仲間内で一目おかれたかもしれない。

「通」・・そんな感じで。

そう、こういう作品は、当時の子どもにとっては、まさに「通」な作品だったのではないだろうか。

持ってる人は少ない、知ってる人も少ない・・そんな作品だったはずだから。




だが・・・売り上げという意味で、それで採算がとれたのだろうか。


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