ソノシートだけのオリジナル作品「怪獣大画報」の、ソノシートブックの内容を記しておこう。
■ タイトル
怪獣大画報 恐怖の大怪獣ドラマ
「青銅大魔人の怒り / 世界の怪獣・怪物のすべて」
・ 企画
朝日ソノラマ
・ 構成・脚本
大伴昌司
・ 絵
梶田達二
・ 効果
篠原音響効果
・ 音楽
増田豊利
● ドラマ・キャスト
語り手 緒方敏也
平田 内海賢二
マリ 向井真理子
魔人 富田耕吉
その他 T.A.P
●ソノシートブックの内容
・ ドラマ「青銅大魔人の怒り」の絵物語
・ 前世紀の怪獣紹介
・ エジプト・ギリシャ・ローマの古代の怪物怪獣
・ アラビアンナイトの怪獣
・ 中世近世の怪物怪獣
・ よみがえった怪物
・ 原爆怪獣
・ 侵略怪獣
・ 宇宙怪獣
ドラマの絵物語以外の怪獣・怪物紹介は、どれも図鑑のようなものだ。
ブックは、ドラマの絵物語と図鑑類が同時進行でページの中に描かれている。
捨てページみたいなものがなく、色々詰め込まれており、なかなか盛りだくさんな内容になっている。
この「力の入り具合」には、オリジナル企画であることへのスタッフの熱意が、ブックには感じ取れる。
色んな種類の怪獣が絵で紹介されており、その辺は「怪獣大画報」というタイトルらしい絵本になっている。
当時はソノシート全盛の時代で、特に人気があったのは、やはりテレビでおなじみの作品のソノシートだった。
ソノシートの値段は一枚270~280円くらいだった。
当時の子どもにとっては、おいそれと買える値段ではなく、一枚買う時は相当選び抜いたはず。
名だたる「テレビでおなじみの作品」のソノシートと、こういうソノシートオリジナル企画のものが勝負するのは、相当ハンディがあったに違いない。
そりゃ誰だって、買うなら「ウルトラマン」とか「サイボーグ009」とか「アトム」とか「巨人の星」などのメジャー作品を選んでしまっただろう。
なので、周りにも、私自身も、こういうソノシートオリジナル作品を持ってる子どもはいなかったように思う。
こういうオリジナル企画のソノシートは「気にはなるけど、結局は買えない」1枚・・そんな感じだった。
だから、こういうソノシートは「謎の作品」・・そんな雰囲気がプンプンしたと思う。
もしも、こういうソノシートを持ってる子がいたら、仲間内で一目おかれたかもしれない。
「通」・・そんな感じで。
そう、こういう作品は、当時の子どもにとっては、まさに「通」な作品だったのではないだろうか。
持ってる人は少ない、知ってる人も少ない・・そんな作品だったはずだから。
だが・・・売り上げという意味で、それで採算がとれたのだろうか。
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