時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

スナック菓子の麺

2009年07月28日 | 懐かしい系、あれこれ
息の長いヒット商品「ベビースターラーメン」。

お菓子やツマミとして食べるヌードル菓子だ。

思えば、こういう麺を初めて見たのはいつだったろう。

一般的には「チキンラーメン」あたりがその元祖になるのかもしれない。
でも、私は違った。
チキンラーメンはあくまでも「インスタントラーメン」という認識だった。

お菓子としての麺は・・・駄菓子屋で売られていた、あるスナック麺だった。
確か・・当時の値段では5円くらいだった。
小さな小さな袋に入っていた。
細かく崩れた「麺菓子」が入っていた。
その商品は、もう名前は覚えていない。

その小さな袋には、「そのまま食べてもいいし、お湯に入れて少し待って食べてもいい」と書いてあった・・と思う。

私の印象では、チキンラーメンよりも味は薄めだったと思う。

その5円の「スナック麺」、私はひたすら「お菓子」として食べていた。
お湯に入れてラーメンとして食べたことはない。

だいいち、駄菓子屋で買うお菓子は、子供にとっては「買い食い」「歩き食い」するもの・・・そんな認識があった。
だから、その5円のスナック麺も、私にとってはお菓子であり、家に帰ってお湯に入れたりはしなかった。
だいいち、家に帰ってラーメンにして食べるのは面倒くさかった。


でも・・今思うと、その「駄菓子屋のスナック麺」、一度くらい湯をかけて「インスタントラーメン」として試食しておけばよかった。
きっと・・・チキンラーメンに比べたら、たいして美味くなかったような気はする(笑)。
でも、試しておけば、今書いてるこのネタにすることもできたのに(笑)。


で、中学に通い始めると、私は駄菓子屋には行かなくなった。
あの5円のスナック麺は見かけなくなった。
あれは、普通のお菓子屋では売ってなかったから。
少なくても、私の住むエリアではそうだった。

そのかわり、普通のお菓子屋で見かけるようになったのは、ベビースターラーメンだった。

これは、かつて駄菓子屋で私が買っていたスナック麺の流れを組むもので、いきなり親近感を持ったものだ。

なんてったって、駄菓子の流れを組んでいる・・ってのが、よかった。

駄菓子屋は、親や先生には嫌われてた。
駄菓子屋に漂っていた不潔さ(?)が理由の1つだったかもしれない。
だから、親や先生に隠れて行く場所だった。

でも、普通のお菓子屋なら、気兼ねなく行ける。

問題は・・・私自身が、小学校から中学に進級することで、駄菓子屋に関心が薄れてしまったことだ。

でも、かつて自分が大好きだった駄菓子屋が嫌いになったわけではない。

駄菓子屋で買ってたような駄菓子が普通のお菓子屋で買えることはいいことだ・・・のはずだった。

だが。

同じ様なお菓子でも、・・いや、極論すると、同じお菓子でも。
そう、「同じお菓子」でも、それを駄菓子屋で買うのと、普通のお菓子屋で買うのでは・・・何かが違うのだ。
不思議だった。

それに気づいてから、しばらくこのベビースターからは・・離れた。

それから長い年月が経ち。
やがて、コンビニでも、これが売られるようになった。

もうこれは駄菓子ではない。
今では「垢抜けた存在」みたいになった感もある。
お菓子の1種類として。


そう、これは、駄菓子デビューして、普通のお菓子に出世し、やがてはお菓子の1ジャンル・1種類としてスタンダードな存在にまで出世した・・そういうことになるのではないだろうか。

そう考えると・・・ちょっぴり感慨深いものがあるし、今後もおつきあいしていきたいものだ。
つまみにもピッタリだしね。


・・・って、ありゃ?
いつの間にか、宣伝になってしまったかな(笑)?

いえいえ、私はベビースターの関係者じゃありませんぞ。
ただのファンです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自然現象は、どうにもできぬ。 | トップ | 白い粉雪  by 宮城由紀... »
最新の画像もっと見る

懐かしい系、あれこれ」カテゴリの最新記事