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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ラッパのGパンと、ミュージシャン

2016年09月29日 | 懐かしい系、あれこれ

70年代当時、ラッパのGパンが流行っていた。

ベルボトムと呼ばれるタイプだ。

今でも健在なモデルではあるが、今はくと、流行遅れみたいな印象になってしまうのだろうか。

 

まあ、定着はしているモデルなので、流行とは関係なしにはいても全然問題ないわけではあるが。

 

だが70年代は街を歩けばよく見かけたものだった。

私自身も、よくはいていたと思う。実際、好きだったし。

 

私のイメージでは、ラッパのGパンは、フォークシンガーがよくにあっていたと思う。

多くのフォークシンガーがはいていた。

私が記憶している、当時のフォークシンガーの一般的な「見た目」といえば・・

 

肩まで伸びた長髪、アコースティックギター、Tシャツ、そしてラッパのGパン。

その外見は、70年代フォークシンガーの典型的なスタイルに思えた。

 

実際、たとえば吉田拓郎さんをはじめ、そういうスタイルの人はたくさんいた。

泉谷しげるさんも当時はラッパのGパンをはいていて、しかも長髪でもあったのだが、当時の泉谷さんは長髪は長髪でも、チリチリの爆発したようなヘアスタイルだったと思う。

井上陽水さんもそうだったと思う。それこそ、アフロにも近いような髪型で。

確か、当時の古井戸の加奈崎芳太郎さんもそうだったのでは。

そうしたアフロに近いようなチリチリの髪型の人も見かけたが、主流は肩まで伸びた長髪族だったと思う。

髪型こそ、同じ長髪でもスタイルは分かれたが、ラッパのGパンは皆、よくはいていたという点では共通していたように思う。

 

そして・・なぜか、ラッパのGパンにアコギはよくにあっていたと思う。

足元が広がっているそのデザインは、けっこうオシャレに見えたものだった。

当時、底が高くなっているサンダルや、上げ底のブーツ「ロンドンブーツ」なども人気があり、そういう靴をはくと靴の底の高さの分だけ身長が少し高くなった。

だが、底の部分が見えてしまうと、靴の底の高さで身長を少しかせいでいるのがバレバレだった。

でも、ラッパのGパンをはいていると、裾が広がっているので、少しラッパのGパンの裾を長めにすることで、上げ底の靴を覆い隠すことができた。

なので、上げ底のサンダルやブーツをはいて、しかもラッパのGパンと組み合わせている人は多かった。

特にミュージシャンには多かった気がする。

実際、私の知り合いのアマチュアミュージシャンには、何人もいた。

で、「ライブになると急に背が高くなる」などと言われていた(笑)。

 

ラッパのGパンは、足が長く見えるメリットがあったが、デメリットもあった。

それは・・

上げ底のサンダルやブーツと組み合わせる分にはいいのだが、普通の靴をはく時にラッパGパンをはくと、裾が地面にひきづられるような形になり、汚れやすかった。

上げ底のサンダルやブーツは当然のことながら普通の靴に比べると高さがある。

ラッパGパンは、その靴が高くなってる部分を前提にした裾の長さになっているため、普通の高さの靴をはくと、生地が余ってしまうのだ。

そのため、普通の靴をはいた時に、裾が地面にひきづられる状態になる。

 

 

なので、ラッパGパンを、丈の高い靴をはく時だけはいたり、普通の靴の高さに合わせたラッパGパンを別に用意して、2種類のラッパGパンをはきわけてる奴もいた。

 

今の私は普段はGパン姿である。

だが、かつてはあんなにはいてたラッパGパンは、もう1着も手元にない。

 

なんか、この記事を書いてたら、ベルボトムGパンを無性に買いたくなってきた。

 

 

 

 

 


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