先日、久々に某店で「埋もれた自作曲の蔵出し」をしてきた。
自分の中でずっと埋もれ続けてきてる自作曲を「かぶり」なしで歌う、この自己満足企画。
もうこれで、かれこれ15回目になった。
選ぶ曲の基準は、作ったまま一度も人前で歌ったことのない自作曲だったり、何十年も歌っていない自作曲だったりする。
今回歌ったのは以下の通り。
1、Still I love you 作詞・作曲 だんぞう
2、やさしさの結末 作詞・作曲 だんぞう
3、亡命者 作詞・作曲 ヤングだんぞう
以上の3曲。
1曲目の「Still I love you」は、いつ頃作ったのは、特定できないでいる曲だが、作ったのは多分20代の頃たったと思う。大学の頃だったような気もするが、卒業してほどなくしてできた曲だったかもしれない。
とにかく、気づけばいつの間にか出来あがっていて、手元にあった曲。
メロディ自体は、今でもそこそこ気に入っている曲だが、歌詞のほうは、いつか手直ししようと思いつつ、結局手直しできないまま、今に至ってしまっている。
だから埋もれ続けてきたのかもしれない。
こうなると、これはもう、このままの状態でいくことになるのかもしれない。
歌詞のほうは、今の自分が歌うには、ちょっと青い感じの内容ではある。
歌詞の内容を一言で言うと、「悔しかったり、認めたくなかったりするが、Still I love you」・・そんな感じ。
メロディの傾向は、当時の「だんぞう節」になっている。
2曲目の「やさしさの結末」は、多分今から20年ぐらい前に作った曲のような気がする。
テーマは気に入っているが、出来上がってみたら、消化不良な感を自分では持っている。
いっそ完全にリセットして、最初から「新曲」として作りなおしたほうがいいかもしれない。
ただ、メロディの中で数か所気に入っているパーツもある。
作り直すとしたら、気に入っているパーツは活かしたいと思っているが、いかんせん「作り直し」をするには、腰が重い状態。
作り直すなら、この曲に関しては、歌詞を先に書いてみたい。
現行のこの曲をもしバンドでやるなら、70年代風のウエストコーストロック・・・そんなサウンドイメージ。曲の仕上がりとしては、あまりウェットな曲にはしたくないと思っているので。
3曲目の「亡命者」、これは10代後半の頃に作った曲。そのため名義は便宜上(?)「ヤングだんぞう」ということにしてある。
若い頃に美貌で人気があった人(特にスター)などが年老いて、現在の老いた状態を受け入れられないで、また誕生日を迎えている・・・結局、過去にしか生きられず、過去の世界に亡命したくて、時の難民として過去に呼び掛けるが、現実問題として時は無情に過ぎていっている・・・そんな内容の歌。
上記の2曲同様、この歌もまた人前で披露したことは一度もなかった。
今回初めて人前で歌うにあたって、多少歌詞は手直しして、原曲の歌詞の持ってた内容を少しぼかして、やわらげた内容で歌ってみた。
こんな歌を作っていた、十代の頃の私は、いったいどんな若造だったのか(笑)。
けっこう老成した曲ではあった。
歌詞のテーマがテーマだけに、あえてあまり重たいメロディは乗せたくなかったので、おだかやなメロディと曲調で作った曲。
とりとめのないようなメロディラインで、実はちょっと歌いづらいメロディラインのパーツもある。
とまあ、今回「蔵出し」した曲は、以上の3曲。
今後、上記の曲をまた人前で歌うことがあるかは未知数で、微妙。
今後また「埋もれ」状態になる可能性はある。
この「蔵出しシリーズ」では、今回の3曲で都合「計53曲」になった。
この自己満足企画では、あらためて「埋もれてきた曲」を歌ってみて、現役復帰させたくなった曲もある。
実際に、時代屋ユニットに持ち込んだ曲もある。
中には「作ったことを忘れていた曲」を思い出すことにも繋がった曲もある。
もちろん、「やはりこの曲はダメだな」と思った曲もある。
そういう意味では、自己満足企画ではありながらも、自分としては多少なりとも「意味のある企画」になっている部分もある。
なお、「蔵出しシリーズ 15」のこの日、「蔵出し」とは別枠で、もう1曲歌った。
過去に「蔵出しシリーズ」で初めて歌い、その後ユニットに持ち込んだ曲の1つで、「横顔」という曲だ。
「横顔」は、私の自主制作アルバム「空を見ていた。」に収録した「里山の向うに君が見える」という曲と「母校が消えた日 ~昭和の子守唄~」の計2曲を足して2で割ったような曲。
この曲は、いずれ時代屋のライブで披露することはありそうな気はする。
そう「蔵出しシリーズ」出身(?)の曲のひとつとして。
ともあれ、この日の「埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ 15」を聴いてくださった方、ありがとうございました。
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