2日間のワークショップ、基礎となる動きを振り返ってみたいと思います。
まず、お辞儀のお稽古をしました。
次に、能の手法による「ハコビ」(すり足)です。
__立っている人間の前後左右上下といったあらゆる方向から目に見えない力で無限に引っ張られていて、その力の均衡の中に立つ。逆にいえば、前後左右上下に無限に気迫を発して立つ。__
ただ単に「立つ」ということが伝統的な舞踊では、こんなにも違うということを経験しました。
__丹田ただ一点に意識と緊張を集め、すべての動きや発声の基になる呼吸を調整して、舞台上のあらゆる行動における存在感といったものを把握すること。
「呼吸」と「気」のエネルギーを意識して動く。
__一連の動作は目に見えない力のつめ開きを創り出し、あたり一帯の空間を一瞬凝結させ、また広々と伸ばす。__
「間」と「空間」を意識して動きを創りだしていく。
__単純な動きの中に身体の緊張と脱力を繰り返し、重心移動を加えつつ、身体の軸を取りながら揺れ動く。__
そして、もっと美しく、もっと自由に、動けるように「日本人のもともと持っている、日本的な良さ」を、身体を通して実感しました。
如何でしたでしょうか? 復習してみてください。
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