バスケと釣りと。。。

小4から始めたバスケット。今では中学バスケにコーチや審判活動で携わっています。

シュートを入れるために。

2020-02-09 07:12:22 | バスケットボール
おはようございます!ば~ちです。

バスケットボールにおいて一番重要なのは誰がなんと言おうがシュートです。
シュートを入れる事が最重要なんです。

あなたはこれでも世に言う『正しいシュートフォーム』を目指しますか?



1970年代に驚異的フリースロー成功率を記録した、リック・バリー
その成功率はなんと90%!
”キング”ことレブロン・ジェームズはシーズンFT成功率67%程度と、3本に1本は外しているということです。
かのウィルト・チェンバレンもFT成功率を上げるためにやったそうですが、彼には合わなかったようで結果に繋がらなかったそうです。

シャキール・オニールはこれを拒否したそうですね。カッコ悪いと。
近年の選手にもこれを取り入れ、FT成功率を上げています。チナヌ・オヌワクです。



リック・バリーのターンアラウンドショット。実はシュート自体もきれいで成功率も高い。

芸術的なフェイド・アウェイショット。その成功率は非常に高く、「マイケル・ジョーダンに後ろへ跳ばれたら成す術がない」と言われたほど。

日本は『型』ばかり

日本ではこれらをやると、めっぽう怒られますよね。
でもそれを裏付ける理論などはない...
ただただ「カッコつけんな!」「普通にやれ!」
じゃあ普通ってなにさ!

『型』です。

そこかしこで「正しい○○は」ってやってますよね。ですがそれらを見聞きしていると、解剖学的に言えば、不適切・不合理な体の使い方であるということ。

よく言われる一つが「肘の高さ」です。
これって実はある点から一切上がらなくなるんですよ。
腕を水平に、体に対して90°のしてください。前ならえの形です。そこから肘を90°曲げてください。シュートを想定して手のひらは前を向けましょう。
まあこの時点で窮屈、いや肩回りと手首に無理が生じていることが感じられると思います。
さて、そこから腕を垂直に上げてみてください。ある点からそのまま上げることは出来なくなりましたよね。
上がった!という方は、肘の向きを見てください。前を向いていないはずです。
そうです。それが体の使い方です。
バスケットにおいてシュートの形で腕を上げるという動作は、かなり難しい動作なんです。
それを適切に行うようにするには、肩関節の動き、それをスムーズに行う体の向きが非常に大切です。
この肩関節の動きを内旋・外旋と言い、特にシュートにおいては外旋の動きが非常に大事になってきます。

では、確認してみます。


日本ではまずこんなフォームは教わることはないのではないでしょうか。
正対して肘(脇)を締めてボールは体の中心で、...って、もう体の運動動作に抗っているだけです。

無理な体の使い方を幼少期からやると怪我や故障のリスクが高くなる

大人は筋力や体幹、運動能力でなんとなくカバーしてしまう、カバー出来てしまいますが、子供はそれが出来ません。というより、無い力で無理やり力任せにボールを投げたり体を動かしていたら腰痛や膝など、故障しやすくなってきます。
よく言われる正しい〇〇はお子様に適していないことが多いというのを認識しておいた方が吉です。

シュートを「入れるようにする」には『入るように打つ』こと

入るように打つということは、なんとなく打ってたら入るものも入らないということです。
始めて自転車を買ってもらった時、お子さんに買ってあげた時、
よし!公園まで自転車乗っていこう!
ってなりましたか?
何かしら意識して乗る練習しましたよね。

シュートを練習するのに「意識するとその部位がこわばって良くない」なんて言う人がいますが、人間、意識して練習しないと大概のことは身に付きません。

幼児の言語習得とはわけが違います。

子供も、理論的なことはわからなくても、なんとなくこう、と考えながら取り組んでいるはずです。

コービーはシューティングの際、あらゆる細かい部分まで意識していたそうです。
なんとなくシューティング練習しているように見えるカリーなんかも、何かしら意識しているでしょうね。

体の動き方が適切になれば、オートメーション化も難しくない

じゃあ今は自転車を意識して乗っていますか?
それはまあないですよね。
それは
オートメーション化、つまり自動化した状態までなっている
ということです。体が考える前に勝手に動くというやつです。
とりわけバスケットのシュートではこれが必要になってきます。
それが出来るようにするためには、やはり体の使い方を意識したほうが良いです。
ドライブに対処された時の切り替えしなどもそうですね。

最後に

シュートを入れるようにするには、入るように打たなければいつまでも入るようにはなりません。入っちゃったシュートに再現性はありませんから。
そしてそれが出来なければ、それなりのゲームならばいいでしょうが、試合レベルが上がればそうもいきません。
となるとやはり、ベーススキル+実践。
どちらか、ではなく、どちらも取り組むことが大事と言えると思います。


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