Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

Nawa-Sports

2008-02-11 15:09:52 | Weblog
 エイズ防止啓発運動を展開している団体「Nawa-Sports」によるスポーツイベントが行われました。ちなみに「Nawa」は現地語で「健全」という意味です。前日から、本校のグランドに、本部用の巨大なテントが設営されていました。当日の朝、グランドに行ってみると、ミニサッカー場が4ピッチもアレンジされていました。スポーツイベントといっても、たったの1種類「ストリートサッカー大会」です。ストリートサッカーとは5対5で行われるミニサッカーのことです。気軽に参加できるうえに、場所をあまりとらないという利点があって、多くの参加者が期待できます。エイズ防止宣伝活動の一環としての効果も「大」というわけです。
 イベントを盛り上げるために、元ナミビア代表のサッカー選手たちが来ていました。テレビ局「One-Africa」のスタッフもカメラ機材を抱えていました。意外にも大きなイベントの規模にちょっと驚きました。とにかく、いろんなスポンサーがついているので、大会への参加費は無料、お昼も出るし、勝ち進めばいろんな賞品がもらえるとあって、たくさんのチームがエントリーしていました。本校の生徒も男子のみならず、女子も、たくさんチームをつくって参加していました。即席で作った本校教員チームも参加しましたが、私はもっぱら観戦していました。
 表彰式の前には、エイズに関するクイズ大会が行われて、たくさんの賞品が配られていました。日本でいう、まるでお祭りのようでした。ちなみに優勝は、本校えり抜きの選手で結成されたスクールチーム。社会人チームをおさえて、堂々の優勝でした。本校の女子チームも2位に食い込む大活躍でした。
 2日前にポスターが貼られ、昨日の朝会で宣伝に来て、そして、今日実施されたビッグイベント。日本ならこのタイミングでの参加は極めて難しい(参加者が思ったように集まらない)のですが、こちらは普通にたくさんのチームが集まりました。みんな暇なんだね~。写真は、優勝した本校サッカー部のみなさんです。

週末の悲劇

2008-02-11 02:43:13 | Weblog
 金曜日の4時間目に停電が起きました。2時間くらいで戻ってきたんだけど、週末なだけに、イヤな予感が走りました。的中…。家に帰ると、断水が待っていました。やっと週末なのに、この仕打ちですか?しかも、隣の女子寮のめったに止まらない水道も、校門前の井戸水も、すべて止まるほどの力の入った「超・断水」。
 放課後、お昼も食べずにスーパーに行きました。いくつかのスーパーをハシゴしながら、1週間分の食材を買いまくりました。2軒目のスーパーで買い物をしていたときです。突然、店内の電気が落ちました。真っ暗な店内に響く女性の悲鳴…。震災時を思わせるような出来事でした。いや~、ああいう公共の場で、真っ暗になると恐いものですね~。すぐ30秒後くらいに回復しましたが、その後も何度も落ちては戻りをくり返しました。案の定、レジには長蛇の列。レジに並んでいるときも、何度も落ちて、そのたびにレジが止まり、列がなかなか進みませんでした。ようやく私の番がきました。ピッ、ピッと手際よくバーコードの読み取り機に、品物を通していくレジのお姉ちゃん。そして、最後の一つを機械に通そうとした瞬間、バツンという音とともに電気が落ちました。一度電気が落ちると、レジのシステムが再起動されるまで約4分間も待たされます。しかし、もう一度品物を通す必要はなく、ちゃんと記憶しているのです。こんなこと知らなくてもいいのに、はじめて知りました。
 やっとの思いで帰宅すると、生徒が水乞いに来ました。断水はまだ深刻のようです。私たち教員はまだ自由がきくけど、生徒たちはたまったものではありません。さらに、今日は午後からむちゃくちゃ晴れて、くそ暑いときてましたから、まさに「干からびる」状況下にあったのです。だから、なけなしの水をお裾分けしてあげました。
 ほんと、イヤになってしまいますが、もうこの生活もあとわずか。楽しまなくちゃね。写真は、校庭のヤギです。本当に「紙」を食べるんだね。草もあるのに、紙くずを優先して食べていました。電気も水もないと、何もやることがなく、ボォーッと外を眺めていたら、この光景でした。