1-1総論
1-1-1基本フレームの確立
どこの領域においても、設計開発と製造と流通という共通的な基軸原理が生まれる。何を作るという特定的な個性に対して同一性の原理が起こり、他領域を伺い知る観点の共有に及んで相互理解と尊重や協働の基盤を産む。この共通原理に対する適正な見解を培い人間の歪性が広がらぬ作法の稼働と持続を果たす過程の健全性と共に何を作るかに対する健全性を含み健全な感性を遂げる枠組みが導出される。これが普遍的な基準と共通性と個別性の静的体系となり、抽象概念と集約し同一基盤性となって実際的な文化と浸透し永続的な様式と存続する。
1-2各論
1-2-1過程の適正(動態面)
「どのように」という面からは、頭の設計と体の稼働という作業に対する頭脳的な理解に対し、実際の運用面では、相互の作業が行きかい次第に両面の整合する工程が生まれる。頭の構想について体の検証を合わせ、概念と感覚の一致へ高まる工程が生まれる。体からの実証性を重ねるか、頭からの理論を吸収するか、両面の循環から次第に整合する過程が生まれる。これが妙に分断して、頭過多や体過多による歪な精神性が出現し、縦割り分業の弊害を招く精神の歪性を産みだす因果が整理される。
1-2-2結果の適正(静態面)
「何を作るか」というアウトプットの適正は、特定的技術の良性に留まらず生活者という立場から見る全体性の概念を備え、特定技術の良し悪しを算定する構造が生まれる。自己の直接的な技術に偏し、全体性の観念に思慮が及ばぬと、歪な特定観を招く精神性の歪性と解される。例えば、情報機器に特定し自己生産性を伸ばす立場において、都市施設や交通基盤、商業や工業や農業や住居という空間のハードの構想や人々の動線の全容的なイメージを備えながら、特定技術を有用に生かす制御性が産出される。全体性の概念に対し、資源や人口の現況と推移を基礎変数に浮かべ、必要な技術力の質量を推察し、過剰でもなく過少でもない技術の投入のお制御性を図り、全体と部分の調和性が引き出される。
1-2-3物質性と精神性の適正(動静)
更に、あまりに物質的な依存性の強まる生存策が進むほどに、生身の創造力が減退し物理任せにあれもこれも欲張り外界を支配するような態度や手法が投じられる。精神性に歪性が映し出される。これがあまりに酷くならぬ各種規制を設け健康な精神性を遂げる協働性が作られる。各種個性を作り上げる前段的な普遍原理への見解が整理される。根本的精神性を喪失した特定観や全体観を招く事への適正な原理を導出し、健全な社会や生態系を作り上げる原理に集約される。
1-3集約:万人普遍の同一基盤
1-3-1動的適正原理
これらの3つの主要な観点をもって普遍的な精神の良性を問い作る文化の観点が出現する。具象的様式となって根源性と特定性と全体性という静的体系を抱き、概念形成と観測と評価と方法と検証と改善の動態性を合わせ、動静の持続する活動法則により感性や精神性の健全性を出現させる法則性が抽出される。抽象と具象の整合性と全体と部分の適正を作る活動法則性が産出される。基礎教養という性格の知見が揃い専門分野の適正を作る体系を遂げる。
1-3-2静的適正と集約理念
「平等と成長と永続、安全と繁栄と健全性」という万人同一性の理念に対し具象的形を持って抽象と具象の連なる空間の健全な発育と永続の軌道を実現する。個々の体験から良性化の創造を問い根本的な面からの健全な主体性原理という基盤性の同一基準を整え個別に反映する持続的改善活動により、予めの基準の良性と稼働に回る仕組みを産み文化なる様式と高まる。万人的な同一基準として普遍性と共通性と個別性という観点と、概念形成と評価と方法と検証と改善の動態性を持つ動静の規則性に普遍の原理が起こる。質実の良き文化基盤と広げられる。
1-3-3汎用的原理と稼働
個々人や家族、事業体、地域社会、国家等というどこの領域においても汎用性を持つ普遍的な基準と高まり、同一性の感性と稼働の一貫した空間と広がり、「局所現象と反復的な構造化と長きに備わる性質面」という観点と相関をもって生態系を作る軌道が進む。誰もに伝わる汎用的な基準と表現により実際的な稼働に反映される。この統合作用に注力した専門性という個性が生まれる。基本的な発想や思考の筋道における健全な基準と固まり健全な精神の具象的な形が絞り込まれる。
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