にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、お米、ルーを混ぜて、カレーライス等という領域観が形成される。各素材の単体では味わえぬ付加価値が出現し、一纏まりの要素と体系が形成される。繰り返し食べられて、次第に安定したカレーライスという領域観の定番が生まれる。これは外せない材料である等というカテゴリーを形成する上での中心的要素の認識が起こり長く定型化した中味と名称が与えられる。人間の規則性の変化から味覚等の五感が変容し、カレーライスの中味も需要に合わせた対応に進めるか、人間側の体質の変化を進め、カレーライスの定番が持続するか。創造力と人間の相関が起こり物と人との関係性が作られる。人と人の関係性の適正感から人間なる領域観が生まれる。感性と感覚に見る変わりづらい基準をもって人間の中味の定番が生まれる。ここは変えられない等という不動的基準を浮かべ人間の中枢要素が生まれる。何を中枢と抱くか、人間性や主体性の根幹的な見解が作られる。このような過程から変わりづらい普遍原理が描かれる。静的な概念と刻み込まれ、時々の現況認識に対面し基準と過不足の算定へ及んで基準へ及ばせる作為が起こる。生命観や人間観や社会観等という概念と中身が作られる。概念と感覚と感性の有機的な活動の中で、人間なる概念と解釈と実感が出現する。要素と要素の適度な質量を持って安定した人間の中枢と固まる。あまりに細かく多要素が生まれるか、あまりに画一性の短要素に陥るか、両極を浮かべ分化と統合の適正が導出される。社会という対象に留まらず自然も含み、生態系の概念が出現する。どのような生態系像を抱くか、最大分母的な領域観が生まれる。永続的な生態系などとして、万人的な集約性が起こる。そして、これに連なる経済や政治や教育等という機能的な概念や領域化の作法にも及び、領域観の起こる一般法則性の認識に高まる。人間の変わりづらい感性と感覚と観念の有機的かつ良好な相関性の観点を根源にとって、根本性と特定性と全体等という抽象原理を持ち、生物の根源性と応用の創造法則が進められる。生滅不可分といった感性からより良き生の導出へと発展する。領域化の根源性を持ち特定や全体に反映される。
頭がカチカチになると、無思考物質化の人間性が進み、質より量に比重が強まる。創造力に重心が備わる規則性から健全な精神性が持続する。この辺りが、あらゆる現象の根源と映る。
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