「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

人類普遍の根源原理

2018-09-20 20:59:09 | 日記

1)人類普遍の根源原理

母の姉が小学生の孫に、何がしかの注意をしたら、「婆さんにそんなことを言う権利がない」等と言われたそうだ。「学校でどんな教育をしているのか」と、私に疑問を投げかけられた。このような現象に、現代社会の在り方と教育に対する問題が顕在化する。人間の健全性という根本的な原理を起点にして、「頭と体と精神性のアンバランス」という姿が出現する事への問題点が映る。小学生の身体面に相応する頭の作り方をもって、精神面の良性が作られる。精神性が歪化するような頭と体のアンバランスを作る事が問題を起こす原因と映し出される。良き精神性」という面に重心を備えた教育の在り方という課題と適正化の方向が浮かび上がる。「人権」なる概念についても、成人が抱く人権概念と個別現象の適用と、小学生が抱く人権概念と適用が、同じようであると、身体面に相応する解釈に不適正が映り精神面の歪性と解される。小学生に対して、人権なる静的概念を伝え、身体的側面を通して現況認識と及んで、静的概念を動的に回し適正な動静に及んで、健康な精神性の出現と説かれる。静的概念をそのまま現況認識を通さずに、用いると歪な概念と適用を起こし精神面の歪さと現れる。これが、教育上の不適正を伺う側面と掴み出される。静的概念と動態性と動静で回る人間の活動法則を人間の健全な在り方として、基礎基盤性の原理と備える事をもって各種概念と現況と評価と妥当な方法を起こす、健康な精神性を備える人間が作られる。静態概念に偏り動態性への観点が弱く歪な動静を出現させる精神の良好な発育を妨げるような教育に及ぶと歪な成人が作られる。妙に頭がでかく、体と感性に歪性を宿す人間となり、精神面にどこか瑕疵が映る現象を産みだす因果の推察に及ぶ。こうした現象への問題と原因の認識が整理されてゆき、健全な人間像への見解が概ね定まり、有るべき人間のビジョンと導出され、同一性の認識が進み、それに及ぶ人間の作り方の適正が生み出される。「生滅不可分と最良の生」等と言う哲学的な原理を起源として、静態と動態と動静を回す活動法則へと具象化し、頭と体と精神性の良性を浮かべる人間の姿が描き出される。概念に対して、身体性への認識と対面し、現況認識と評価に回って、適切な動静を見出す精神性に健全な人間の実感を生む。健全な人間性という根本原理を不動にして教育の在り方が見いだされる。文化様式という長期性の適正像を基盤に備え、教育への在り方や産業経済、政治行政の在り方へと連なる。妙に歪な成人を作る根本的な原因として、幼少や少年期の教育の在り方が作用する。どこか前のめり型の生存願望が強まり、頭ばかりを先行して体の発育とのアンバランスを招き、精神の歪性を起こすような指導を強めると歪な成人を作り、歪みの激しい生態系を招く原因が映る。妙に強権的な態度を出現させ、物質に依存して外界を従わせる歪な精神性の成人が作られる。「根源的な人間の良性や生態系の適正、永続への方途」という原理と適用の整理が進み、具象的な作り方の適正へと発展する。「精神面の良性」という観点に重きが置かれ、これを習慣とする規則性と、精神性の良性を実感する側面への認識が揃い質実の良い人間と世界を生む。物質従属的な世界を求め物理受動性の原理に倣うか、根本的な面からの良性を問い適正な原理を浮かべ、世界を牽引するような創造力をもって、生態系の永続へ及ばせるか、発想や志向性、目指す世界観の違いが起こる。根源性への認識が自己と外界を含む全体性の概念を生み特定的現象への性格を付ける。確かな根源性を求めるような感性にあるか。それから起こる世界観と特定領域観を生み、静態的概念を作り理想的な体系が描かれる。これに対して、理想の異なる多様な人々と対面しながら理想へ及ぶような妥当な方法の強弱を持って、具象的な工程への軌道が作られる。動静概念と規則性というフレームを基盤性の法則と備え、中味の在り方の適正を含んで良好な質を持ち、量を投じる動静を実現させる。以上のような人間と世界の良性化への方法論が、どこの空間にも、同一的な観点と備わり一定の共通基盤性と浸透し世界の永続への軌道を促進させる。頭と体と感性という共通の仕組みを備える人間一般に対する適正化の具象的な構図が引き出される。普遍的原理と広がり、変わりづらい原理と固まり時々の共通性と個別性を引き出す法則性が進み人類社会の安定と繁栄の基調を進める。歪な現象は、正しい概念をもって適正な評価へ及ばせる手法に有効性が起こる。

 

 

 


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