「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

永続思想の骨子

2018-09-26 20:40:36 | 日記

永続思想の骨子

作り手は、自己が望む要素を沢山詰め込み、一つの完成品を産みだす基調が起こる。あれも之も入れて豪華にして、見栄えも中身も素晴らしい物を作りたがる。しかし、良いものを多く取り入れコストが嵩み、売価の引き上げに及ばぬと、赤字になって創造力の持続性に陰りを見せる。自己の要望に対して、他者のサービスの質と資源負担の可能性を擦り合わせ、妥当な所で調和させ需給を叶える。マインドが低価格志向に有る時期は、コストを削減し安価な製品を作り安さを訴求し売り上げを作る方向感が進む。立派なものを作っても買う人は少数であり、少しでもコストを下げる方に意識が向い全体のパイが縮小する傾向に回る。マインドが強気の潮流に及ぶと、どんどん良い物を詰め込んで「良いでしょう」という訴求の態度を進め、高価な希少性を産みだす上昇志向を進めインフレ傾向の経済が起こる。そして、虚構的なバブルへと陥り、何がしかのきっけによって急激な価格が下落し泡が無くなる。このような経験から、コスト圧縮による利益の増加と売上の引き上げによる利益の増加という流れと適正基準を探す観点が備わる。前進性と後退性、重力作用等と言う力や動きの体系的な法則性が掴み出される。大規模大量生産の基調は、どちらかというとコスト圧縮を求め量の需給を生む。少しでもコストを下げ利益を作り生存に繋げるマインドを生む。そして、品物に飽き、高品質への志向性が起こり規格均一大量の基調から多品種少量にシフトし、個性的な創造性の志向に及ぶ。変わったものを作り人々の目を引き高価な品物を少数作る。それから再びデフレに回る契機が生じて、規格化を強めるサイクルが回る。基礎的変数となる人口や資源の趨勢を基礎にして、生物物理的な感覚を求める基調と心理的情動性を求める基調が適当にあって、人間の変わりづらい良性を不動的な原理と備え、不動性と基礎変数と個別需給の相関を作る長期周期の法則性が描かれる。こうした短期周期や中期周期、長期周期等という体系的な因果性が過去の経験から法則性や傾向則と現れ抽象原理と纏められる。

・人間や生態系の良性像

・人口・資源という基礎変数

・生物物理的因果性と情動的因果性

・各種需給構造

短期周期の因果性について、中期や長期の要素と因果を想定し、人間の側の主体的な意思を根源的不動性に配し、自己と外界の良好な調和性を作り上げる創造と実践が生まれる。根本的な感性の良性を根源的な側面に備え、長きに及ぶ良性化の発想を志向し各種現象への性格を付け、操作を行う生態系の原理を作る。短期的機能性に偏って、感覚的効用を強めて抽象性の世界が萎むと、慢性的な短期周期の世界が強まり、人間性の歪性と生態系の短変数化の基調が増進する。適当な感性と心理的情動性を意識して、均一性とコスト圧縮への動きを制御し、中期や長期の周期が作られる。こうして「永続思想」等と言う枠組みに集約し長期的且つ永続の原理を見出す創造性が投じられる。しみったれた悲観性の気質を中枢に配するとデフレマインドが強まる。あまりに楽観型の能天気に及ぶか、前進と後退と重力なる体系をもって、全体を導出する規則性を遂げる。今の時代は中期性の観点からは、少し楽観基調が回復し良い兆しと成果が各所に生じているように映る。長期性の観点を軸にして現代を映すと、未だ悲観性が強く映る。物質文明のトレンドが未だ強い。人間の物質化の潮流に対して、情動的な歪性の適正化策を喪失する事のない全体観が望まれる。短期や中期、長期なる周期性を如何様に浮かべられるか。不動的良性の抱き方が静態性に備わり、短期や中期の動態観を浮かべ、動静の回る規則性を生む。当該講義の中では短期や中長期の構図を考え、自己と外界の調和性を主体的に作り働きかけるような創造力を含みカリキュラムが構成される。外界からの受動反応に偏らずに、自己の主体的な構図を生み外界を作る発想を内蔵して規則性を持つ主体性像を想定したプログラムとなる。魅力ある短期周期や中長期周期を導出する力が、評価の尺度に加えられる。「詰め込み過ぎか、削減しすぎか、適度さはどこか」これを探しながら、概念と感覚を回し感性を生む規則性が作られる。或いは、不動的感性を軸に頭と体の制御性を生む。 こうした創造力の原理が描かれる。どこか偏った正解や偏狭な正解に閉じこもり、無意識の常識が進む事には悪しき傾向が映る。文化の深い理解を遂げ、現象の根源性からの真相を掴み、根の歪化する事のなき確かな創造性に連なる。

 


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