無線と熱帯魚とロードバイクと・・・


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FTdx10・FTdx3000 で FT8

2025-01-01 14:23:53 | アマチュア無線

FT8をFTdx10とFTdx3000で運用していますが、その設定に若干の違いと注意点があります。FTDx10のFT8設定についてはWebに多くの記事がありますが(この記事がオススメ)、FTdx3000についてはあまりなく、また記事内容がバラバラで中には「一筋縄ではいかない」との感想もありました。

しかし実際にやってみるとFTdx10に比べ若干の違いはあるものの問題なく設定ができました。FT8の設定の最初の関門はリグとのCAT通信設定ですが、「設定」-「無線機」-「CAT制御のデータービット」が少し違います。

受信だけであればデータービット設定は両方とも「デフォルト」で良いのですが、送信になるとFTdx10ではストップビットをTWO(または2)にしないとうまく行きませんでした。

なお2台のリグを1つのPCで制御する場合は、OmniRig でリグ名とCOM番号を設定していた方が良いと思います。またUSBはPC本体のコネクタに刺しておく方が動作が安定します。

FTDx10とFTdx3000はそれぞれ WSJT-X と JTDX で2バンドFT8同時運用をしています。CW運用では国内が主なので7と10 がメインバンドでしたが、FT8ではDXが主となり 18 と 14 がメインバンドで、その上のハイバンドでも時々運用しています。

FT8を運用する場合 PC とディスプレイの配置が考えどころですが、当局はメインのPCとは別にリグ関係用としてミニPCを購入しリグの横に配置しています。以前は「でっかい」デスクトップを使っていましたが、ミニPCは名前の通り非常に小さくリグの横にちょこんと置けるのでリグのスイッチオンと同じ感覚で起動できます(一体化してもよさそう?)。

このミニPCは普通ディスプレイの背面に取付けるか机上に置くのですが、発熱が心配(特に夏季)なのでこのように上蓋を持ち上げてあります。またスイッチオンが押し下げでできるように縦に置いています(横押しだと軽いのでPCを抑えないと動いてしまう)。

FT8を運用する場合ディスプレイは2面必要だと思いますが、このPCは2個のHDMI端子があり23インチと27インチのディスプレイをつないでいます。また27インチは縦にしてFT8の操作面を下に、ハムログ及びこれに連動するためのJT-Get'sを上の方に4面縦に並べていますが、使い勝手は普通の横置きより大変便利です。

FT8については「すぐ飽きる」、「QSOの実感がない」などの感想が多いようですが、昔CW/SSBでDXを追っかけても「パワーが 100W では足りない」とか「トライバンダー以上でなくては」などと悩んでいた向きには、低パワーでダイポール程度でも結構DXができるのは大変FBです。またシーズンオフでは全く聞こえないハイバンドが、冬でもDXがFT8で入感するのは結構驚きです。

 


DPを組み合わせたHF7バンドアンテナと2バンド同時受信

2024-12-29 15:20:35 | アマチュア無線

CW/SSBでDXを追いかけていた若い時?は昔のこと、アマチュア無線も縮小に向けてまずアンテナ群に手を付けました。具体的にはHFのデュオ/トライバンダーを下ろしたのですが、アンテナが無いとさみしいので代わりに釣り竿をエレメント固定用に使った7のダイポールを上げました。

これが結構調子がいいので追加として18のDPをクロス配置し、同じ同軸で給電しました。そして NanoNVA を購入したことをキッカケに、トラップコイルの製作に励んで24/10のトラップDPと21/14のトラップDPを作り、この2つのDPを同じ同軸で給電しています。よって2本の同軸で6バンドにQRVできるようになりました。

マストトップには7DPと18DP、マスト下には10/24のトラップDPと14/21のトラップDP、最下段の位置に28DPを配置していますが、互いの干渉を避けるためそれぞれクロスしてあります(上から見た平面図?)。

横から見るとこんな感じ。

なおHFのDPの他に50の4エレクワギと144の8エレCQがマストの最下段にあります。28DPは最後に追加したものでつける場所がなく144CQのブームの先に間借り状態です。

これだけアンテナを近接して影響がないのか? ですが、各アンテナの同調特性は次のようにおかしな点は見受けられません。

なお7/18には7の高調波に相当する21.8MHz付近にディップがあります。

アンテナの切替ですが、FTdx3000とFTdx10を使って2バンド同時受信ができるようになっています。とは言っても7/18かそれ以外の内1つの2バンドです。

この他に IC-705 もあるので一応 IC-705 も7/18を除く10~50のHFアンテナにつながる様にしてあります。ここでSW-AとSW-Bは少し特殊な同軸リレーで、4個の入力が相互に切り替わるものです。アンテナの配線図を書いてみるときれいなのですが、実際には切替器の後ろはグチャグチャで各同軸にタグをつけておかないと分からなくなりますね。

 


SDR Control for ICOM ・・・ Ipad で使ってみました

2024-12-02 16:28:30 | アマチュア無線

Mac系で動くSDRスペクトラム+リグコントロールソフト、「SDR Control for Icom」をIpadで試してみました。

以前 IC-705 の使い勝手の改良を目指してWIndowsで動く WFviewRS-BA1 を試してみましたが、このソフトはMac系で動くものでかなりきれいなスペクトルが印象的です。ただ現在のバージョンでは iOS16 以上が動作条件なので、手持ちの Ipad は古く使えないため新たに Ipad5(無印) を購入することになりました。といっても Ipad5 も古い方なのでフリマで10K程度で入手することができました。

なおソフト自体の購入は App Store のみです(¥7,000)。

SDR Control for Icom を動かすためには、まず IC-705 のWLANの設定から行いますがこれは WFview と全く同じです。もしネットワークユーザーを追加する場合は、1の IDパスワードとは別に設定します(ここで ipad を使う場合は ID の最初の文字は大文字にしておいた方が後々便利です)。またDHCPをオンにして表示される IPアドレスをメモっておきます。

次に SDR Control for Icom 側ですが最初の画面をタップすると Radio Selection が表示されます。

ここで Add をタップして name 以下 IC-705 でメモった IPアドレスと設定した ID、パスワードを入力し SAVE をタップすると設定した Radio が表示されるのでこれをタップ、次に下の Connect をタップします。

これでつながれば良いのですが ID、パスワードを間違えると ivalid・・のエラーメッセージがでます。またいつまでもつながらない場合は IPアドレスの値を確認します。ここで全て間違いないのにつながらない場合は WiFi 環境が弱い可能性があります。

これは WFview でも経験したのですが、iPadのほかのアプリが問題なく動いていてもこれらのアプリがつながらないことがあります。この場合は WiFi 環境を強化せざるを得ないのですが、簡易的にはそばにあるPCのモバイルホットスポット(MHS)を使って IC-705、iPadの WIFi をMHSに変更すればつながると思います(PC起動のたびにMHSをONにする必要があるので厄介ですが)。

SDR Control for ICOM の表示画面はきれいなスペクトルとタッチ操作(iPad なので当たり前ですが)が大変便利ですが、そのため周波数をピタリと合わせることは難しく選局は IC-705 のダイヤルになってしまいます。実はこのソフトの最大の特徴はデジタル通信 FT8/FT4 のアプリケーションが装備されていることで、これが何もしなくてもFT8がすぐできる、という大変な優れものです。

例えばこの受信表示までは Modes→FT8、FT8チャンネル設定、RX タップでOKです。またこの画面の中央上にある AUTO モードでは、相手局(CQを出している)をタップし TX をタップすると自動的に 73 まで通信を行います(LOGもある)。

さらに通信現況マップ(地球儀、地図)もあって地球儀を回して送受信点を見るだけでもおもしろく、また DXコンディションがある程度分かるのは良いツールだと思います。

 

 


認知機能検査を受けてきました

2024-11-21 12:40:06 | 日記

75歳以上の高齢者運転免許更新の条件となる認知機能検査を初めて受けてきました。更新時の半年前に更新時点で75歳以上であると今までと違ったお知らせはがきがやってきます。

今までは高齢者講習等の受講だけだったのですがこれに認知症を診断する検査が加わります。居住している地域ではその受験場所は運転免許試験場(更新場所)になりWEBによる予約が必要になります。

この検査の内容は16個の絵を覚え、一定の時間経過後にこれを書く検査と、当日の年・月・日・曜日・時間を書くものです。出題される絵は、A~Dまでの4つのパターンがあり、各パターンには16枚の違ったジャンルの絵が並んでいます。

この4つのパターンは今のところ変更がないようなのでこれを前もって覚えておくことになります。覚え方はいろいろあるようですがオススメは4つの絵でストーリーを作っておく方法です。例えば左上の「刀、アコーディオン、足、テレビ」では、「アコーディオンをかけて歩き()腰にはを差している、でテレビの脚=足」のように何でもよいので連想できる情景を作ると覚えられると思います。ただしこれをA~Dの64枚について全部やっていくと、各4コマは覚えられてもそれがA~Dのどれだったかがゴチャゴチャになる恐れもあります。

採点は 絵を覚える×2.499年・月・日・曜日・時間×1.336 で、合計が36点以上で合格となります。なので年月日等はOKとすると5×1.336+2.499×絵の数>36から正解しなければならない絵の数は12枚になります(ネット等では絵は1枚5点で半分できればOKとの記事もありますがこの数値が合格時にもらえる書類に書いてありましたので最新の情報だと思います)。

実際に検査を受けてみた感想ですが、一般的な試験の様に机に座ってヨーイドンで始まるのかな、と思っていましたが、この検査はそれぞれ(各机で)別々にヘッドフォンのナレーションを聞いて、タブレットの問題にタッチペンで解答を書くものです。なので各人の開始と終了はバラバラになり周囲の人の入れ替わりが激しく、とても集中できる環境ではありません。そこでヘッドフォンの音量を大きくしておくのがオススメです。

何でもそうですが試験、検査と名の付くものは少なからず緊張が伴い、大勢の受験者が周りにいる中で行うのであまり簡単に考えない方が良いと思います。この日も完璧に覚えていったつもりですが、ポンと記憶が飛んで満点はとれませんでした。

なおタブレットの個別検査なので解答の記入と採点が同時に実施されていき、途中で合格点に達すると画面に「合格・終了」の表示が出ますので、早い人では数分で終了することもあるようです。


白コリドラスの孵化と育成

2024-11-19 12:54:08 | アクアリウム

当家のコリドラス水槽では、水が合っているのか? かなり頻繁に産卵が行われ今まで約50匹以上が生まれ育ちました。その過程で当初はうまく行かなかった育成方法も大体ノウハウが分かってきました。

・卵の採取

卵は水槽壁面に産み付けられることが多いのですが、最初はこれを指をへらにして採取していました。しかし採取時に半分ほどが落ちてしまい、また取った卵も付いている粘着層のため指から離すのが結構大変でした。そこでメラニンスポンジを壁面清掃の様に滑らせて採取し、付いた卵をピンセットで取っています。

・育成容器

一般的にはサテライトや小型水槽を使うようですが、どうもうまくいかず、最終的に水面に浮かべるメッシュ容器を使っています。

これを水流が当たる位置に置いておくと卵の採取から3~5日程度で孵化します。当初は無精卵と有精卵の区別が分かりませんでしたが、無精卵は白くキレイな感じでしばらくするとカビが生えくっつき始めますのですぐ取り除きます。なお有精卵は茶色っぽいですが全て孵化するわけではありませんので、毎日注意深く観察して孵化しない卵は取り除きます。

・エサ

生まれて数日はエサはいりませんが、最初はわずかづつ与え、余ったエサをすぐ除きます。このエサですが一般的にはブラインシュリンプを沸かして与えるようですが、これが結構面倒なのでいろいろと探した結果「殻なしブラインシュリンプ」を使っています。

これは普通のエサと同様にそのまま与えますが、そのままでは沈まないので一端容器に入れ水を加えてかき回し沈んだエサを与えます。結構食いつきが良くいままでエサが原因で★になった例はありません。また食べているかどうかは稚魚の体がエサの色に染まってくるので分かります。

・育成容器

生まれたての稚魚から水槽内に放つまでの間の育成容器ですが、これも育成メッシュと同様に水槽内に置いて生まれた水の中で育成した方が良いと思います。そこで百均で入手できる台所用品の透明で穴が開いているカゴ?と、流しの水切りネットで大きなメッシュ容器を作りました。

メッシュは「ストッキング」タイプでないと稚魚が穴をすり抜けてしまいます。まずこれを2枚重ねて左右からカゴを包み込みます。

さらにこの中央に上の部分を除いてネットを細い針金やタコ糸を使って張ります。水槽への配置はやや太い針金を曲げ水槽のへりに掛けますが、カゴが軽いため固定はそれほど難しくありません。このカゴを使うと横から稚魚の様子が分かり、また上からの照明を妨げることもありません。とにかく費用は¥220と格安です!

いまここには孵化した時期が2~3週間ずれた小稚魚(数mm)7匹と中稚魚(1cm~)5匹がいますが、毎日元気に泳ぎ回っています。やはり生まれた水の中が一番いいようですね。