プーリア州で一番大きい教会であるオートラントのカテドラーレは、内部の床一面に施されたモザイク画でも知られています。
それは、世界一大きなモザイク画の床で、植物と動物をモチーフにして普遍的な世界観を表現しています。
シーズン・オフだったからなのかどうかは不明ですが、私が訪れた10月末は、床の殆んどがベニア板で覆われてビニルシートが敷かれ、保護ざれていました。
また奥の礼拝堂には、オートラントの戦い(町と要塞をめぐって戦われたオスマン帝国との戦い)で命を落とした殉教者たちの骨や頭蓋骨が壁一面に埋め込まれているのですが、そこも奥まで行くことができず、残念ながら礼拝堂は仕切りで遮られてしまっていました。
「生命の木」と名付けられた、床一面を覆う身廊のモザイク画。
入口を入ってすぐ、内扉までの前室の床も、モザイク画になっていました。
天井は、金色の枠を用いた幾何学模様のモザイク装飾になっています。
風化した壁のフレスコ画。時代を感じます。
主祭壇はいたってシンプルです。