昨日は予約していた現代美術館で開催中の展覧会に出かけました。
【クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ】
2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)
ディオールの代名詞とも呼ばれる1947年、ニュールック発表。
時は終戦直後。
賛否両論ありながらもニュールックは一大ブームを巻き起こし、以来脈々と続く75年のメゾンディオールの回顧展。
メゾンの卓越した技術力、表現力。
オートクチュールならではのカッティング、刺繍や手仕事の美しさ、こだわり抜い素材は煌びやかで眩い程エレガントなドレスに圧倒されました。
日本の伝統的な着物や帯、北斎の版画や日本刺繍にインスピレーションを得たドレスも数々展示されて日本との深い関わりを伺い知る事もできました。
日本庭園を模した展示室ではまるで雪が降ってるかの様な真っ白い切り絵の藤の花が垂れ下げられて鏡の反射と共に華麗なドレスが一層引き立つ演出でした。
切り絵作家、柴田あゆみさんの作品。
クチュールのアトリエの展示室
圧巻の空間演出
驚くべき演出はなんと高さ約20メートルの空間に夜会用ドレスがずらりと並ぶ「ディオールの夜会」
35体ものドレスが大階段のような舞台に立ち並び、
地上と地下で階を跨いだ演出は度肝を抜かれ圧倒されました。
夜空のように移り変わるプロジェクションマッピングがドレスの美しさをさらに引き立てています。
女優やセレブリティ−着用のドレス
カラーリングストーリー、靴や帽子とミニチュアドレス
マリリンモンローも顧客の一人
パフュームのコーナー
バックのコーナー
最終コーナーでは天井から壁までディオールのアイコン的バック
「レディ ディオール」が埋め尽くされていました。
圧倒的に美しいドレスと共に空間演出も際立つこの展示会。
空間演出は建築家・重松象平さん。
他、本展メインビジュアルを担当した写真家・高木由利子さんの作品も秀逸です。
本展は事前予約がおすすめ。
また、GINZASIXと現代美術館間の無料シャトル便もご利用出来ます。
ご興味ある方は是非足を運んで展示空間に身を委ねて観てください。
*全作品、写真撮影可能です。