行ってしまった。

神戸公演は
参加するのにすごく悩みました。
今年は遠征も多い上、関西に行き過ぎているから控えたいのと、これからも追加があるから我慢しようと思っていた。神戸国際会館は阪神大震災で建物が崩壊したと聞いた。この会館を見るたびに地震の時は何も出来なかったけれど、何かしたいとずっと思っていた。ライブ仲間は地震のために延期になった美里さんのライブに参加したそうだ。いつかは神戸で美里さんのライブを見たいなあと思っていた。
９９年に神戸に宿泊した時に
「わしが神戸の人に出来るのはこうやって街に行くことなのかな？」
と、ふと思った。わしが定宿としているホテルのお風呂のタイルが隆起して、地震の被害があったのを見かけた。また、崩壊したままのホテルもあった。今はそんなのは微塵もない。ライブ仲間と知り合った頃に阪神大震災の話を聞いてぐっときたことを覚えている。折りしも阪神大震災の数日後に父が他界したので、本当に忘れられない出来事だ。行きたかった横浜アリーナでのＢＡＢＹ　ＦＡＩＴＨツアーファイナルは父の葬儀の日でチケットを友達に譲った。長丁場のライブで阪神大震災の話にも触れたそうだ。
やっぱり行くと決めた。ライブ仲間や母はあきれていた。しかし、予算を抑えたし、夜勤明けてからの飛行機移動は正直ハードだった。牛タン寿司を買ったが、しょっぱかった。宝塚歌劇団の音楽を聴きながら寝た。機長のアナウンスとともに富士山がくっきり見えた。また、きっといい旅になると確信した。電車を乗り継ぎ、17：30に会場に着いた。
今では町並みもきれいになり、クリスマスのイルミネーションが素敵だった。本当に地震なんてあったんだろうか？
神戸国際会館は本当にすばらしく、例えるなら東京国際フォーラムと横須賀芸術劇場を足して２で割ったような感じでした。
初めてであったひとがいまして、すっごく気さくで安心しました。
友達などに参加することを話したわけではありませんでした。
一応席順をさらりと聞いていたのだが、ライブ仲間とはグッス売り場でばったりあって奇声をあげていた。
「はよいえや～いっぱい話したいことにあったのに～。」
と、パンチ攻撃。
今日日帰りすると話していた友達には
「えー！！」
と、驚いていた。
共通して言われたのは
「メールがおかしかった。」
と。
そう、地元を出る前に
「今日は神戸ですね。もう着いたの？」
と、かるーいジャブメール送っていましたから。よかった。
席は一般で取ったので３階の一番前で、立ち上がっていつものようにのりのりになったら転落の可能性もある。なので、座ったまま望むことにした。
しかも、わし、高所恐怖症なのです。
９９年にライブ仲間たちと出かけた明石海峡大橋で、渦潮が見えるように床がガラス張りになっているところがあり、みな平気でその上を踏んで眺めているのにわし大騒ぎをして３０分ぐらい拒否していた。これかなり拷問です。

一体どんなライブになるんだろう・・・。