福岡のペットシッター・BM WAlking日誌

お仕事の様子やふと思った事、伝えたい事、真面目な話も、あれれ?・・な話も何でも発信していきます。よろしくお願いしま~す!

今日のニュースから

2010-10-11 | 日記
住民をかみついたという猿、捕獲されましたね
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/201011006.html

何しろ118人もの方々が怪我をされたという事ですから、住民の方々の心配は並々ならぬものだったと思うし、とりあえず捕獲されて一安心だと思います。
それを十分承知の上での個人的な感想かもしれませんが・・。 この猿の孤独で寂しい表情を見て何とも言えぬ気持ちになりました。
もともと野生の動物たちが暮らす場所を奪い、環境を破壊していってる私達人間にも責任があるのでは・・?
本来野生の動物と人間はある一定の距離を置いて生活すべきです。なのにその一線を壊していってるのは私達人間では?
人間との距離が縮まった野生の動物(猪や鹿、熊など)が人間に危害を加えたからといって(程度にも寄りますが)すぐ銃殺というのはどうなんだろう?そもそも人間も動物達に沢山の被害を与えてきてるのでは?
動物たちの立場からすれば、住む場所や家族を失って生きる為の食べ物を求めにたまたまあるいはやむを得ず山から下りてきただけかもしれないし、人間が動物達を恐れるのと同じように動物達も人間を恐れててそれは単に身を守る為の行動だったかもしれません。
今回のこの件が、どうとかこうとか言うことではなくて、いつもこういった事件で捕獲された動物たちの目を見て人間に訴えかけてる事があると思うのです。(鹿が民家に入ってきた、たくさんの猪たちが町を暴走、猿が観光客を襲う、あるいはブームで買った爬虫類などが川に捨てられ捕獲など・・)
この猿、捕獲された後、どうなるのでしょう?ちゃんと森に帰されるのでしょうか?それとも人に危害を加えた以上、殺処分ですか?理想論かもしれませんが人間が破壊した森はちゃんと人間の手で再現され、木の実や果物の木もちゃんと十分に植えて人間との距離をちゃんと置いた上で帰してあげて欲しいものです。その為に個人ができる事があれば協力したいし・・。
連休後に協議されるとのことですがその後の事はいつもあまり報道されないので気になります。連休後分かった方居たら教えて下さい





それから・・
胸が痛いです。涙がこぼれて悲しみで言葉がないです・・。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4547812.html

こういう悲惨な事はあまり掲載したくないですが・・。
犬や猫を飼ってる人もそうでない人も、動物が好きな人も嫌いな人も・・人として、同じ(とは思いたくないかもしれませんが)人間として・・考えて欲しいです。
確かに酷いし、私もこのニュース見て強烈な怒りを感じました。ただわざわざこんな嫌なニュースを自分のブログに取り上げたのは「酷いね。許せないね。」と飼い主を責める為にではなく(勿論許される事じゃないし動物愛護法にのっとってちゃんと刑を科すべきですが)こんな事が社会現象になってる事実、ここまでひどくなくても、何の知識も責任もなしにただ可愛いからという事だけで(当然赤ちゃんの時は何の生き物でも可愛いです・・が大きくなった時の事や、責任の重さを考えずに)命あるものを飼う人たちが増えてる事、自分よりも弱い立場のものを苛める事が学校でも会社でもその矛先が人間に向いたものでも動物に向いたものでも多発してるこの日本の現象・・。
他人事では済まされないような気がします。


私もかつてビューティーを飼いはじめた時、小さい時はテディベアみたいな感じでただただ可愛いけど大型犬ということもあり、どんどん大きくなるにつれて力は強いし、甘嚙みは痛いし、イタズラのエスカレートと言えばハンパないし、盲導犬や警察犬に使われる犬だから頭いい・・というのは完全な思い込みで(それは特別に訓練された中のほんの一握りという事にも気付かずどこか勝手に思い込んでた)トイレはなかなか覚えない、TVや本などに書いてあるマニュアル全部試してもなかなか上手くいかない、お気に入りの家具や洋服を破壊する(ゴジラと呼んでた時期がある)、週末の躾教室では躾の練習どころか大はしゃぎで駆け回る・・、もう手に負えなくて躾も何もかんも嫌になって、一瞬だけど「この犬、どっかにやってしまおうか・・」と思った事がありました。
今思うとゾッとするんだけど、その時の私は家庭の事や仕事の事でも大きなストレス感じてたし、もともと私が飼いたかったのではなく、家族が連れてきた・・なのに世話は私任せにされてる感があったし、自分の精神状態もいっぱいいっぱいで犬の世話してる場合じゃないって思ってしまったのかな・・・。
だから生き物を飼うということの大変さはよく分かるし、住宅環境や生活環境が合わないという事もあるし(ただペットOKってだけでも家賃も高くなるし、飼う為には毎年のワクチン接種やフード代、病院代など経済的な負担も結構大きい)、躾の大変さも分かる・・。だからその時、協力したり理解してくれる人が周りに居なかったら私もどうしてたかな?もしかしたらもしかしたら?・・とゾッとします。
ただそうやって行き詰った時・・、ラッキーな事に、笑って聞いてくれる夫や(世話はほとんど私任せでしたが)、話を聞いてくれる犬友が居たんですねそれはずい分、気持ちが楽になったし、「ま、犬にも個性あるからね。私の思うとおり、マニュアル通りにはいかないか・・。気長にやっていこう。」みたいな気持ちになりました。
今では彼女は(ビューティー)私の一番の理解者であり家族であり、良きパートナーです。彼女にどれだけ教えられ、支えられ、癒されたか言葉では言い表せない言葉を超えた関係があります


だから(このニュースは酷すぎますが)「酷いな~。無責任だな~。」とただ責めるのではなく、まずは飼えないなら飼わないこと、それでも万が一、飼えると思って迎えたはずの犬や猫が思ったより大変だった・・なんて時はちゃんと飼い主さんの話を聞いてあげた上で相談に乗ったり、協力できるペットシッターでありたいと思うのです。
こんな悲しい事件が起きてしまう前に・・・。
だって今の私に出来ることはそんな事くらい・・。こんな悲しい事件を聞く度、自分の無力さを感じますが目の前の出来る事をしなくちゃなと思います

こんな酷い事されたのだから生涯大切に可愛がってもらえる飼い主さんのもとに引き取ってもらって絶対今迄の何十倍も何百倍も何千倍も幸せになって欲しいです