全身に血液を送り出す心臓の疾患は、生命に関わる重大な障害に繋がります
法律で義務付けられ、毎年行政からハガキがくるので、狂犬病の予防はしてるけど、フィラリア予防はしてない、フィラリアって何?・・・という飼い主さんも多いようで、3月の震災でも、せっかく保護されて助かったのに、フィラリア予防を受けておらず、それが原因で死んでしまった犬たちもたくさんいるそうです
予防をしておけば、防げる病気です
それから、僧帽弁不全症は、犬の心臓病の大半を占めると言われています。
これらの病気について、簡単に分かりやすく触れたいと思います
フィラリア症
原因・症状
フィラリア(犬糸状虫)は、蚊の中で2回脱皮して感染できるミクロフィラリア(感染子虫)に成長し、蚊が犬の血を吸うときに皮下に侵入します。
そして、更に2回の脱皮を繰り返しながら血管に入ります。
ミクロフィラリアは感染して半年程で、成虫になり、子虫を産み始めます。
子虫は皮膚の近くの血管に集まり、蚊に吸われて蚊の体内に入り、その蚊に刺された他の犬にも感染していきます。
初期症状はなく、成虫が増えていくと、心臓に詰まって、血流が悪くなり、咳きや呼吸困難を起こし、末期は腹水が溜まりったり、失神や吐血などを伴って、死に至ります。
予防・治療
フィラリアに感染してないか、血液検査を受けた後、ミクロフィラリアが成長する前に駆除する予防薬を服用し、感染を防ぎます。
薬の効力が出るのに1ヵ月程かかるので、蚊の発生する1ヵ月前から、蚊のいなくなる1ヵ月後まで服用します。地域によって、蚊の発生が多少早かったり遅かったり、長かったり短かったりするので、具体的な服用期間は、獣医師さんと相談してください。
成虫を駆除する薬もありますが、フィラリアの死体が肺動脈の端につまり、障害を起こす危険性もあるので、成虫になる前に駆除するするようにしましょう
僧帽弁閉鎖不全症
原因・症状
僧帽弁とは、心臓の左心室と左心房の間にある弁で、血液の逆流を防ぐ働きをしています。
この弁が変形して、閉まらなくなり、血液の逆流が起こって、心臓の機能が低下します。
犬の心疾患の85%を占めると言われてます。
喉に何かつまったような咳や息切れ、呼吸困難などが、主な症状です。
血液の循環が悪くなり、進行すると肺がうっ血して、肺水腫を引き起こします。
遺伝的要素も強く、小型犬、マルチーズやキャバリア・キングチャールズ・スパニエルなどに多く見られます。
治療・予防
運動制限をしながら、内科的療法などで、症状の改善を図ります。早期発見が重要で、心臓に負担をかけない日常生活を心がけます
法律で義務付けられ、毎年行政からハガキがくるので、狂犬病の予防はしてるけど、フィラリア予防はしてない、フィラリアって何?・・・という飼い主さんも多いようで、3月の震災でも、せっかく保護されて助かったのに、フィラリア予防を受けておらず、それが原因で死んでしまった犬たちもたくさんいるそうです
予防をしておけば、防げる病気です
それから、僧帽弁不全症は、犬の心臓病の大半を占めると言われています。
これらの病気について、簡単に分かりやすく触れたいと思います
フィラリア症
原因・症状
フィラリア(犬糸状虫)は、蚊の中で2回脱皮して感染できるミクロフィラリア(感染子虫)に成長し、蚊が犬の血を吸うときに皮下に侵入します。
そして、更に2回の脱皮を繰り返しながら血管に入ります。
ミクロフィラリアは感染して半年程で、成虫になり、子虫を産み始めます。
子虫は皮膚の近くの血管に集まり、蚊に吸われて蚊の体内に入り、その蚊に刺された他の犬にも感染していきます。
初期症状はなく、成虫が増えていくと、心臓に詰まって、血流が悪くなり、咳きや呼吸困難を起こし、末期は腹水が溜まりったり、失神や吐血などを伴って、死に至ります。
予防・治療
フィラリアに感染してないか、血液検査を受けた後、ミクロフィラリアが成長する前に駆除する予防薬を服用し、感染を防ぎます。
薬の効力が出るのに1ヵ月程かかるので、蚊の発生する1ヵ月前から、蚊のいなくなる1ヵ月後まで服用します。地域によって、蚊の発生が多少早かったり遅かったり、長かったり短かったりするので、具体的な服用期間は、獣医師さんと相談してください。
成虫を駆除する薬もありますが、フィラリアの死体が肺動脈の端につまり、障害を起こす危険性もあるので、成虫になる前に駆除するするようにしましょう
僧帽弁閉鎖不全症
原因・症状
僧帽弁とは、心臓の左心室と左心房の間にある弁で、血液の逆流を防ぐ働きをしています。
この弁が変形して、閉まらなくなり、血液の逆流が起こって、心臓の機能が低下します。
犬の心疾患の85%を占めると言われてます。
喉に何かつまったような咳や息切れ、呼吸困難などが、主な症状です。
血液の循環が悪くなり、進行すると肺がうっ血して、肺水腫を引き起こします。
遺伝的要素も強く、小型犬、マルチーズやキャバリア・キングチャールズ・スパニエルなどに多く見られます。
治療・予防
運動制限をしながら、内科的療法などで、症状の改善を図ります。早期発見が重要で、心臓に負担をかけない日常生活を心がけます