シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

オーストラリア映画 「ロイヤルホテル」兵庫 Cinema KOBE2にて 9/28(土)~10/4(金)公開

2024-09-23 19:08:15 | 2024年関西公開作
(C)2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW
 
兵庫
Cinema KOBE2にて
9/28(土)~10/4(金)公開
 
オーストラリア映画
「ロイヤルホテル」
2023年製作/91分/シネスコ
 
 
(あらすじ)
ハンナ(ジュリア・ガーナー)と
リブ(ジェシカ・ヘンウィック)の親友2人。
旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、
荒れ果てた田舎にある
古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在し、
バーテンダーとして
ワーキング・ホリデーをすることに。
単なる接客バイトかと思いきや、
彼女たちを待ち受けていたのは、
飲んだくれの店長や荒々しい客たちが起こす
パワハラやセクハラ、女性差別の連続だった。
楽観的なリブは次第に店に溶け込んでいくが、
真面目なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、
2人の友情は徐々に崩壊していく……。
 
<高橋裕之のシネマ感>
何故か気になる作品で
テアトル梅田で鑑賞。
 
フェミニスト・スリラーと言われているが
心理的な作品でした。
 
元々、原案な
HotelCoolgardie』(原題)
ドキュメンタリー映画があったようで
このバーも
オーストラリア西部に実在する店が
モデルらしい。
だから内容が荒々しく現実っぽい。
 
(C)2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW
 
こんな地域だから
パワハラやセクハラ、
女性差別があって当然
観客は、そんな世界に放り込まれるので
女性を中心に受け付けない(許せない)
展開かもしれない。
 
ただ展開は予想不可能で
サスペンス、バイオレンス
ホラー、スリラーの
境界線上の映画である。
 
(C)2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW
 
あのオーストラリア映画
「マッドマックス」第1作の
ティストも感じたのは
個人的な感想です。
 
上映時間も91分で良かった
これが2時間越なら
観客の精神が保てるのかが疑問。
 
オーストラリア映画の
パワーが伝わる作品。
 
兵庫
Cinema KOBEにて
9/28(土)~10/4(金)上映
徳島
ufotable CINEMAにて
10/11(金)~10/24(木)上映
 
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フランス映画 「助産師たちの夜が明ける」関西9月27日(金)公開

2024-09-23 17:04:31 | 2024年関西公開作
関西9月27日(金)公開
 
フランス映画
「助産師たちの夜が明ける」
2023年製作/100分/シネスコ
 
 
<概要>
5 年間の研修を終えたルイーズとソフィアは、
念願の助産師として働き始める。
しかし、その期待に反するように
緊張感が大きくのしかかる。
貧困、移民、死産…
様々な事情を抱えて産科病棟を訪れる人々。
オーバーワークとストレスに
押しつぶされそうになりながらも、
新しい命に出会う日々の喜びが
助産師たちの結束を強めていくのだった。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
ある部分ドキュメンタリータッチだが
若い助産師たちの
現実に立ち向かう作品。
 
自分達の事より
人の事、”生命”に懸命である。
 
”出産”に関しては
どんな立場、環境においても
男性よりも女性の方が強く
立派だと思う(感謝)
 
男女の問題、虐待、未成年、
死産などのキーワードも。
 
産婦人科内の模様も
具体的に描かれている。
 
実際の出産シーンも
織り込まれているのも重要。
 
助産師たちのメンタルも大変かと。
 
どこにでもある人手不足に直面
助産師たちの苦労も多数あるね。
 
そして友情と信頼
一生懸命もわかるが
危険も伴うので
やはり慎重さが大事だと思う。
 
規定外の行動は
良いのか?悪いのか?
 
少しハラハラするなあ~
 
結果論かもしれないが・・・
任問題はどうなるんだろう?
と思う展開も。
 
フランスと日本、
少しお国柄違いはあると思うけど。
 
助産師たちの夜は明けるのだろうか?
 
それは”生命の問題”だと思う。
 
 
 
京都府 アップリンク京都 2024/9/27(金)〜
大阪府 テアトル梅田 2024/9/27(金)〜
兵庫県 シネ・リーブル神戸 2024/9/27(金)〜
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秀作必見!奥山大史監督作 映画「ぼくのお日さま」公開中

2024-09-23 15:25:27 | 2024年関西公開作
(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINEMAS
 
 
奥山大史監督作
映画「ぼくのお日さま」
 
 
(あらすじ)
吃音をもつホッケーが苦手な少年。
選手の夢を諦めたスケートのコーチ。
コーチに憧れるスケート少女。
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、
淡くて切ない小さな恋たちの物語。
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生の
タクヤ(越山敬達)は、すこし吃音がある。
タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、
冬はアイスホッケーの練習にいそがしい。
ある日、苦手なアイスホッケーで
ケガをしたタクヤは、
フィギュアスケートの練習をする
少女・さくら(中西希亜良)と出会う。
「月の光」に合わせ氷の上を滑るさくらの姿に、
心を奪われてしまうタクヤ。
一方、コーチ荒川(池松壮亮)のもと、
熱心に練習をするさくらは、
指導する荒川の目をまっすぐに見ることができない。
コーチが元フュギュアスケート男子の
選手だったことを友達づてに知る。
荒川は、選手の夢を諦め東京から
恋人・五十嵐(若葉竜也)の住む街に越してきた。
さくらの練習をみていたある日、
リンクの端でアイスホッケー靴のまま
フィギュアのステップを真似て、
何度も転ぶタクヤを見つける。
タクヤのさくらへの想いに気づき、
恋の応援をしたくなった荒川は、
スケート靴を貸してあげ、
タクヤの練習につきあうことに。
しばらくして荒川の提案で、
タクヤとさくらはペアで
アイスダンスの練習をはじめることになり……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
先に言います「秀作」でした。
 
面白い映画は
他に話題になってるのがありますが
”良い”映画に巡り合うなら
この作品を鑑賞して欲しい。
 
特に劇映画製作に
携わってる方は観ておくべきだと
上目線で言ってしまいます(笑)
 
観客は
雪が降りはじめてから
雪がとけるまでの物語と言う
まずは”魔法”にかかります。
 
夏は野球で
冬はアイスホッケーをすると言う
二面性の設定も良いですね。
 
特に野球が上手いわけでもなく
アイスホッケーが上手いわけでもない。
 
監督は観客に余白を与えたとも
言っているのですが
深堀りする映画は多いですが
これは”浅堀り”の映画
監督に才能があるので
それが中途半端にならないのが
この映画を「秀作」と言う理由です。
 
コーチの過去も描かれますが
ちゃんとした答えがなく
コーチと恋人と言われている男性と
BLなのか?深い友情なのか?
そこも”浅く”表現されている。
タクヤと友人との友情の比喩か?
 
タクヤの吃音も特に重要でないが
その設定がないと物足りない。
※この辺も一瞬だけの協調※
 
タクヤ→さくら
さくら→コーチ
コーチ→タクヤ
このトライアングルも△のままや。
※〇でも✕でもないのが余白※
 
そしてスタンダードサイズで魅せる力
画面の中心に、いつも何かがある。
 
映像の部分部分を撮って
チェキで置いときたい。
※写真サイズではダメ※
 
奥山大史監督の
世界にハマると浸れる。
 
シャーが晴れた後の
”お日さま”で心も晴れる。
 
現在、公開中!
 
冬に公開せず
秋に公開したのも”余白”か?
 
※関西公開劇場(抜粋)※
京都 アップリンク京都
大阪 テアトル梅田
大阪 TOHOシネマズなんば
兵庫 シネ・リーブル神戸
兵庫 MOVIXあまがさき
奈良 ユナイテッド・シネマ橿原
 

 

 

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台湾映画 「流麻溝十五号」 (りゅうまこうじゅうごごう)宝塚シネピピア9月27日(金)公開

2024-09-23 15:07:29 | 2024年関西公開作
(C)thuann Taiwan Film Corporation
 
宝塚シネピピア
9/27(金)から10/10(木)上映決定!
 
台湾映画
「流麻溝十五号」
(りゅうまこうじゅうごごう)
 
 
<あらすじ>
1953年、自由を口にするものは
政治犯としてすぐに捕まる時代。
政治的弾圧が続く中、
罪を課せられた者は思想改造および教育・更生のため
緑島に収監されていた。
連行された者たちは、名前ではなく番号に置き換えられ、
囚人として「新生訓導処」に監禁、
重労働を課せられる日々を余儀なくされた。
純粋な心を持つ、
絵を描くことが好きな高校生・余杏惠(ユー・シンホェイ)。
ひとりの子どもが生まれて間もなく投獄された正義感の強い、
看護師・嚴水霞(イェン・シュェイシア)。
妹を拷問から守るため自首して囚人となった
陳萍(チェン・ピン)。
次々と迫る不条理に対しても思考は止めず
台湾語、北京語、日本語など
あらゆる言語を駆使しながら
一日一日を生き延びようと過ごす人々。
時の為政者は何をしてきたのか。
考えることは罪なのか。
これまで閉ざされていた歴史に、また一つ光が射す。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
実在した複数の人物を3人の女性に
投影して描いたドラマということが
意味深い。
 
コジンマリシタ作品でなく
意外と大作的である。
 
内容が内容だけに
面白いというより良い作品。
 
主要人物が
高校生、モダンダンサー、看護師
の組み合わせも
多方向からの考えがあり良い。
 
台湾語、北京語、日本語など
さまざまな言語も飛び交う。
 
思想の自由がテーマです。
 
ここまで男性が
女性を支配しなくてもと思う。
 
主要人物
3人の女性は強い。
看護師・嚴水霞の台詞に
ハッとさせられるシーンも。
 
かなりの超大作だと感じた。
 
スクリーンで観るべき。
高校生・余 杏 惠役
ユー・シンホェイ 余佩真 が
古川琴音と被って見ていた。
 
 
 
(C)thuann Taiwan Film Corporation
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