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神戸市北区のプライベート・アロマテラピー&フェイシャルサロン『Bois de rose』

植物の感覚?

2010-01-17 21:54:58 | アロマテラピー
ご訪問ありがとうございます!

いきなりですが、植物って感情や感覚があると思いますか?

私はあると思っています。

良く家に植わっている鉢植えや切り花でも、優しく声をかけると良く育ったり長持ちすると言われていますが、そこまでいかなくても愛情もって手間ひまかけてあげるとそれに答えてくれます。
実家では今まで葉っぱばっかり盛んに生やして花は全然着けずにいた蘭達が、父が定年になって手をかける様になってから、素晴らしく綺麗な花を売れる程付けるようになったそうです。
また、クラシック音楽流すと野菜等生育が良くなると言われますね。


自然界でも植物は動物と同じ様に、繁殖や自己防衛のために時間をかけて進化をし続けます。

私たちの使う精油は元々は植物が自分の周囲のライバルを駆逐し、自らの勢力を伸ばすために作った成分ですし、また森林浴で爽快感の元になるフィトンチッドも虫や病気の元になる細菌を寄せ付けなようにするためのものです。
サボテンやバラの刺も自らを守るために発達させたものですし、ユーカリの一種では青酸カリと同じ成分を含み、身を守っています(例外・コアラは平気)

またオーストラリアには『ハンマーオーキッド』という蘭がありまして、それはある種の蜂の雌に擬態して雄を引きつけ、かなりむりやり受粉の手伝いをさせるという面白い蘭です。
他にも痩せた土地では食虫植物という不思議な形態の植物が生えています。

面白びっくりな植物についてはこちらの『不思議な植物』という項目が詳しいです。

私たちが綺麗だと思う花も本来は受粉を助ける昆虫や鳥、小動物を呼び寄せるためのものだし、木の実もそれを食べた鳥や動物に種を遠くの土地まで運ばせる手段です。

そうなるとちょっと不思議だと思いませんか?
植物には動物と同じような感覚器官はないけど、自分達と関わる生物にとって何が苦手で何が好ましいのかどうやって分ったのでしょうか。
例えば進化の過程でAという成分を持ったものが持っていない同種よりも繁栄して、残ったからだというのは分りますが、何故そこでAという成分を作り出したのか?

もっと分らないのはハンマーオーキッド等、ややこしい花の色や形なんてどうやって知ったんだろう?
普通の花の香りや色は上記のことと同じですが、それもなんらかの感覚が無いと細かい色や形は分らないと思うのですがどうでしょう。

猛毒や動物を殺す程の攻撃性を持っている植物もあるし、生き残って子孫を繁栄させようとする『意識』は、動物と変わらないと思うのです。
人間や動物とは全く違うし、対応する時間もとてもゆっくりだけど、確かに植物には植物なりの思考みたいなものが確かにあると思います。


そう考えると本当に食べ物とか衣類などでも大切に無駄無く使わないとな~と反省します。
どんな動物でも植物でも他の命の上に成り立っているのですが、人間って本当に命の無駄遣い多い!と思ってしまいます。

ちょっと前にテレビで

『もったいない』

という言葉は、今は高価なものをその値段に相応しくない使い方をしたりするとき良く使う言葉だが、本来はせっかくいただいた命を無駄にしてしまうことに使うのではないか?と言っていた人がいました。
う~ん、確かにその通りだ!
なので今から冷蔵庫にある余り野菜、全てありがたく調理して余さずいただいてしまおう!と思います。
精油も彼等が懸命に合成した成分を取り上げてしまう事と同じなので、できるだけ無駄無く大切に、でもケチらずに感謝をもって使いたいです。m(_ _ )m


今年は年明け早々いろいろ身に沁みる事が多いです。