私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



沈む船に乗る覚悟

2023-01-04 12:32:00 | 日記

私は、もう、夫についていけないと思う時がある。

それももう、どうでもよくなった。

なるようにしかならないと、諦めに変わった。

あの人は、自分のしたい事のために、子供の学資保険にまで手をつけて、全て使った。

もう、子供の保証すらない。

夫は、正社員にもなりたくない。

一生、自分で何かをしたいという願望のために、

アルバイトを続けながら、自称、本業とやらをする。






2日の夜に、カニを料理した。

焼きガニと、

熱湯にサッと潜らせた後、氷水でしめたカニをテーブルに置き、

おせちを並べた。

夫は、それを見て不機嫌になった。

俺は、カニが食べられない。

どうして、カニ鍋にしてくれなかったのか?

それだったら、鍋の野菜を食べられたのに。

そう言った。

そしたら、なぜ、あなたは、カニを買ったの?

私の好きなように料理したらいい、なんて言うの?

はっきり、鍋にしてほしいと言えばいいのに。



いいや。
お前に、思いやりがあったら、こんな事はしないはず。

俺のことを考えていないから、こんなことが出来たんだ!



そう言われた。



カニなんて、もう、一生食べたくない。

そう思った。

娘は、箸を置いて席を立った。





実際、私は、もう、あなたを愛していない。

でも、あなたのために、何もしてないわけじゃない。

ご飯だって、何がいいか、考えてる。

あなたのお母さんといつも比べられて、
親父にはもっとたくさん酒の肴があったと言うけれど、

私だって、お金があったら、なんでも買えるわ。

そこを同じにしないでほしい。

それは口に出してはいけない。



夫は、両親を失って、俺にはもう相談できる人がいなくなったと言った。

俺の両親は、常に商売の話をして、どうやったら儲かるか?相談しあっていた。
二人三脚で頑張ってきたから、成功したんだろう。

お前には、それが望めない。

サラリーマンの家系だからな。



私の親のことを侮辱する。



なんなら、〇〇として、お母さんの面倒でも見るか?

〇〇には、私の旧姓が入る。



この人は、私から離婚を言わせようとしていると思った。

俺には、お前は相応しくない。



だったら、実家に帰れと言ったらどう?

そんな言い方をせずに、そう言えばいい。







長い長い夜だった。

時計を見たら、午前3時。

体が冷たくなってる。



私は離婚を考えながら、

これから受験を控えた娘のことを思った。

私が世話する犬のことを考えた。

今は、できない。

そう思った。




じゃあ、いつならできる?

本当に離婚して大丈夫?

1人でなんでもこなせるの?

私は無力だ。



結局は、離婚する勇気も、気力もなく、ここにとどまる。



離婚したら終わりだ。

それなら、一層の事、

一緒に沈む船に乗るのも、ありなのか?

一度だけ、歩み寄ってからでも、

いいかもしれない。

私が変わってみる最後に。






人は、何のために生まれてくるのか?

苦労するためじゃない。

楽しむためなんだ。

人生は、楽しまなければいけない。



そのために、パワーが必要だけど、

そのパワーは、どこから来るのか?



久しぶりに、朝の散歩の時間に、彼と繋がった。

私は、彼にパワーをもらっている。

あなたは?

結局、なんでもいいんだ。

信じれるものがあったらね。

私もそう思う。

自分を変えるにも、何をするにも、パワーがいる。

その源は、

自然だったり、神様だったり、

自分の過去の経験だったり、

守りたいものだったり、

なんでも力になる。




ふと、景色が開けた。

前を向けるようになったんだ。

私は、犬の散歩をしながら、泣いていた。