彼は、
悔しいけど、私にヤキモチなど妬かない。
きっとそれに値する人は、奥さんだと思う。
今度聞いてみよう。
もし、奥さんが、寝取られたらどう思うか?
そんな事、聞いてどうするの?
打ちのめされるだけでしょ?
だから、例えばの話。
私が、どんなに夫に愛されていると伝えたところで、
至って冷静。
私は、そんな理由で、私と夫の性生活を暴露したわけではなく、
むしろ逆。
嫌われてもいいや。という投げやりな自分がいたからだ。
どうしたんだろう?
当たって砕けでもいいと思えた。
どうにでもなれ!なんて、今まで思った事なかったのに。
でも、そんな私の気持ちとは裏腹に、彼はまた、
私の心境を笑った。
それがいいの。
これが私の甘え方。
砕くようなことはしない。
それを知ってるから、当たりに行く。
100問の質問に答えた後、
私の性格が、分析されて、8個表示された。
仮に、私がこれを信じたら…。
かなり当たってる。
7個までは。
最後の一つが、どうも、他の性格にそぐわない。
違和感がある。
私は、図太くないと思うのだけど…
あなたは誰?
きっと、これが姿を現したM。
Mの時の私は、確かに図太い。
彼の言いつけを守ろうとしない。
自分の欲求を満たすのに精一杯で、
その先のことは、考えない。
そんなだから、
私と相性の良い人は、
1500人にひとり。
そのひとりに、
私はまだ、出会っていなかったのに、結婚したのかもしれない。
今、ようやく、出会えたのかもしれない。
それとも、一生出会えないのかもしれない。
彼も、私に、砕かれるかもしれない。
私が、彼に、砕かれるのかもしれない。