淋しさの向こう側には、何があるのだろう。
かれこれ、2週間以上も、
彼の声を聞いていない。
今まで、約一年。
そんなことはなかった気がする。
しばらくは、私からLINEを送るも、既読は、お昼過ぎにつくだけで、
彼からは、
一枚の写真と、スタンプのみが、返されてきただけ。
初めのうちは、すごく苦しくて、答えがわからないのに、自問自答して、
開き直っては、悩んで、また、開き直っては、不安になって。の繰り返しだった。
夜の犬の散歩に出たら、
LINEの音が鳴るたびに、
もしかしたら?
なんて思って、期待しては、次の瞬間には、項垂れる。
そんな日々を過ごしてきたけど、
昨日になってようやく、
それって
とてもちっぽけな気がしてきた。
私のしてきてることは、
何も大したことではないと、
思うようになった。
淋しさの向こう側には、
おそらく、自立がある。
私は、彼と、素晴らしい時間を過ごしてきた事実を
ここに記している。
それを
フィクションといってるのは、
彼の気持ちも、私なりの考えで書くからフィクションなのであって、
これは、事実。
彼からの素晴らしい贈り物。
不思議と読み返すことがないのは、
過去に頼ることなく、
自立してるからだと思う。
ちゃんと前を向いているからだと思う。
それは、やはり、
彼のおかげだと思う。