![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d9/8d900333377883f23bbfbe1ec61e5c92.jpg)
どこか危なっかしくて、突っ走ることしか知らなかったじゃじゃ馬が、
彼と知り合って、少しづつ、変わっていく。
彼は、私の調教師。
でも、決してムチを振り回すような事はせず、
手綱をとって、進むべき方向へ、導いてくれるような感じ。
それは、良くない事だよ。と、制してくれたり、
そんな風に言われたら、心地良くないよ。
と、諭してくれたり。
そんな彼の助言は、とても優しく心に響く。
ちゃんとわかってくれると思うから言うんだよ。
彼は、飴も上手く使う人。
じゃじゃ馬は、そうやってなんの違和感もなく、彼の理想へと近づいて行く。
それを感じる事が、自分も心地いい。
この関係を 少しでも長く続ける為には、どうするべきか、彼は考えてくれている。
調教を受けた私は、
自分も、彼の負担になってはいけないと、思うようになった。
とてもお利口になったように見える。
今となっては、
朝のLINEもやめた。
週末のLINEもやめた。
彼の奥さんに嫉妬するのもやめた。
寂しすぎるって言うのもやめた。
期待に応えてもらえるとは限らないから、期待するのはやめた…
いったい、私はどんな過ちを犯したと言うの?
もう一人の自分が叫ぶ。
人を愛する事が、そんなに罪深い事なの?
結婚っていう規則に縛られて、もう二度と、他人を愛する事が許されないなんて。
そんな常識有り?
私は、ちっとも、お利口ではない。
心の中は、
いつなんどき、掟破りをするかわからない
じゃじゃ馬のまま。
もう一人の自分は、心の中。
そこは、たとえ彼であろうとも、調教できない場所。